朝のドラめもん
2026/02/20
お題「1年短国は2回利上げ織り込みレートかな&特会6M(笑)/ラガルド退任ネタと先般の黒ちゃん対談ネタの備忘メモで勘弁」
ほほう
https://www.bloomberg.com/jp/news/articles/2026-02-19/TAPA4QKGIFQE00
プライベートクレジットに激震、ブルーアウルが一部ファンド解約停止
Olivia Fishlow
2026年2月19日 at 19:59 JST
更新日時:2026年2月20日 at 4:12 JST
・株価は一時10%安、四半期ごとの換金請求を今後受け付けないと発表・リスク浮き彫りに、重債務抱える企業向け融資の評価と質に不安再燃
続報待ちですな。
〇1年短国は年2回くらいの利上げを織り込んでいるのかしらという一方で交付税特会は相変わらず
と言いましても短国と交付税特会のレートに関しては元々が一番織り込まないものとかなり織り込むもの(なおもっと織り込み散らかしているのはタイボーですが)の両極ではあるのですが・・・・・・・
1年短国
https://www.mof.go.jp/jgbs/auction/calendar/tbill/tbill_nyusatsu/resul20260219.htm
国庫短期証券(第1363回)の入札結果
『本日実施した国庫短期証券(第1363回)の価格競争入札及び国債市場特別参加者・第T非価格競争入札について、下記のように募入の決定を行いました。
記
1.名称及び記号 国庫短期証券(第1363回)
2.発行根拠法律及びその条項
財政運営に必要な財源の確保を図るための公債の発行の特例に関する法律(平成24年法律第101号)第3条第1項並びに脱炭素成長型経済構造への円滑な移行の推進に関する法律(令和5年法律第32号)第7条第1項及び特別会計に関する法律(平成19年法律第23号)第46条第1項』
突如ここで区切りますが、1年短国って2月発行分の発行根拠法が賑やかになるのが仕様でして、今年も1年短国の2月債は「特例公債」「GX国債」の2本が根拠法に入っています(特別会計に関する法律46条1項はいつもの発行根拠法)。
これ昨年も同様で、昨年は特例公債、GX国債と東日本大震災復興国債、の3つの発行根拠法が特会に関する法46条1項に加えて入っておりました(https://www.mof.go.jp/jgbs/auction/calendar/tbill/tbill_nyusatsu/resul20250219.htm)ぞなというお話で役に立つかどうかは知らんけど豆知識。
なお、だったらこの際GX10年と5年も1年(内務省検閲により削除)、などと言ってはいけませんので良い子の皆さんは注意しましょうwww
という話はさておき落札結果ですが、
『3.発行日 令和8年2月20日
4.償還期限 令和9年2月22日
5.価格競争入札について
(1)応募額 7兆1,583億円
(2)募入決定額 2兆5,348億8,000万円
(3)募入最低価格 98円95銭7厘
(募入最高利回り) (1.0482%)
(4)募入最低価格における案分比率 3.4951%
(5)募入平均価格 98円96銭4厘
(募入平均利回り) (1.0411%)』
前日の売参ベースのWI引値が1.040%だったので1.04%台の落札というのはまあ順当な結果だったというこという評価なんだと思いますが、引値見ますと
売買参考統計値
https://market.jsda.or.jp/shijyo/saiken/baibai/baisanchi/index.html
(2/19引値)
国庫短期証券1363 2027/02/22 平均値単利 1.040
(2/18引値)
国庫短期証券1363 2027/02/22 平均値単利 1.040
となっていまして、前日比変わらずの引値という平和極まりない値付けになっておりまして、入札後にこけたとか急に強くなったとかその手の事象は生じておりませんでした、ということになろうかと存じます、知らんけど。
でもってこのレートってどないなもんでっしゃろということで毎度おなじみの高度な計算、ではなくて期中の金利を政策金利(付利金利)対比のブレークイーブン何ぼじゃろというのを単利で計算するという原始人アホアホ計算ではあるのですが、分解してみますと・・・・・・
足切水準は極薄案分なのであんまりそのレート使うもんじゃないとは思いますが、オマケして足切りの1.0482%をベースに計算すると、4月に利上げがあったと思った場合の4月会合以降の換算レートは1.1173%とかになるんですよ。でもってこのレートを手前1%で計算した場合、9月会合で切った場合は1.231%、10月会合で切った場合は1.312%になるので、一応年内あと2回の利上げくらいは織り込んでいるレートになっている訳ですな。
短国って短いものほどあんまり利上げを織り込んでくれないという物件(利上げが近くなると長い方からの避難民がやってきたり期末の残高調整でニーズが出てきたりするのでシャーナイナイではある)なのですが、短国にしちゃあ織り込んでいるじゃんというかんじですかね、なお上記の換算レートでだいたいお分かりのように保有期間中に3回利上げ(4月9月なら12月か1月・・・)されると最後は王大人が出てきて死亡確認をされてしまうのですが、まあそんな感じの水準って事で。
でもって短国ちゃんとしては今日は3Mの新発もあるのですが、こちらに関しては
(2/19引値)
国庫短期証券1359 2026/05/07 平均値単利 0.715
国庫短期証券1342 2026/05/11 平均値単利 0.715
国庫短期証券1360 2026/05/11 平均値単利 0.710
国庫短期証券1362 2026/05/18 平均値単利 0.700←カレント3M
国庫短期証券1307 2026/05/20 平均値単利 0.725
国庫短期証券1364 2026/05/25 平均値単利 0.730←新発WI
(2/18引値)
国庫短期証券1359 2026/05/07 平均値単利 0.715
国庫短期証券1342 2026/05/11 平均値単利 0.715
国庫短期証券1360 2026/05/11 平均値単利 0.715
国庫短期証券1362 2026/05/18 平均値単利 0.705
国庫短期証券1307 2026/05/20 平均値単利 0.725
国庫短期証券1364 2026/05/25 平均値単利 0.725
ということで、先週までは0.75%水準とかだったのですが、先週の入札の後に(入札は0.75/0.76だったのですけれども・・・)ちゃっかり0.7台前半水準になっていますし、一々引用しませんけど4月足は一部の銘柄0.7%割れの引値になってきましたし、昨日は3月足の短国の引値が強くなっていましたし、ということで短い方の短国が確りとする中、4月に利上げされたら後半ほぼ1か月が付利対比で25以上の大負けになってしまいそうな利回りで実施される3M(毎週1週間足が長くなるから中々この辺は面白いです)のレートどうなりますのやらという感じではございます。
とまあそんな中で今週は昨日と火曜日に特会借入6Mちゃんがあったのですがこっちはこっちでチャーミングな結果になっていまして(火曜日の結果をネタにするの忘れてましたすいません)、
火曜日の結果
https://www.mof.go.jp/jgbs/auction/calendar/kariire/kari-result260217.htm
交付税及び譲与税配付金特別会計の借入金の入札結果(令和8年2月17日入札)
『本日、借入金の入札について、下記のように募入の決定を行いました。
記
1.借入根拠法律及びその条項
特別会計に関する法律(平成19年法律第23号)附則第4条第1項
2.借入日 令和8年2月27日
3.償還期限 令和8年8月31日
4.償還方法 令和8年8月31日に一括償還
5.借入利率競争入札について
(1)応募額 4兆3,310億円
(2)募入決定額 1兆2,505億200万円
(3)募入最高利率 1.230%
(4)募入最高利率における案分比率 45.6680%
(5)募入平均利率 1.198%』
昨日の結果
https://www.mof.go.jp/jgbs/auction/calendar/kariire/kari-result260219.htm
交付税及び譲与税配付金特別会計の借入金の入札結果(令和8年2月19日入札)
『本日、借入金の入札について、下記のように募入の決定を行いました。
記
1.借入根拠法律及びその条項
特別会計に関する法律(平成19年法律第23号)附則第4条第1項
2.借入日 令和8年3月5日
3.償還期限 令和8年9月2日
4.償還方法 令和8年9月2日に一括償還
5.借入利率競争入札について
(1)応募額 4兆6,807億円
(2)募入決定額 1兆2,500億円
(3)募入最高利率 1.220%
(4)募入最高利率における案分比率 56.4610%
(5)募入平均利率 1.204%』
拙駄文で既報の通り、今月の特会6Mは2/3に入札が行われた2/13-8/14のテナーのものが1.143%/1.200%にジャンプアップ(その前のが1/29入札分の2/6-8/7で1.073%/1.120%)しておりましたが、今週は火曜日の特会6Mの足切りが1.230%とかいう最早6か月の間に2回利上げを食らっても鼻歌交じりで楽勝レートという恐ろしい水準まで金利が上昇してやがるの巻となっておりまして(1.200%でも大概ですが)、さすがに昨日の特会6Mではその1.23%という水準は槍杉田玄白じゃろということで1.22%に足切り水準は低下しましたが、アベレージ水準が1.2%にちゃっかり乗っているという水準。
最早計算するのも野暮ですが、平均の方の1.204%とて、3月利上げ食らったとしても後半の換算利回り1.254%になりますので、もう楽勝オブ楽勝レートになっておりましてナンジャコリャなレートになっておりまして、これはこれで何ぼ何でも極端じゃろ(民間向けじゃなくて政府向け貸出なんですから・・・)とは思いますけれども、まあそんなレートになっている世界線もありまっせ、というメモでした。
〇ラガルド退任ネタは結局何だったのかしら・・・・・・
うーんこの
https://jp.reuters.com/markets/japan/KCUNRDWQVRMFRNPC7MVWGZRNVM-2026-02-19/
ラガルドECB総裁、職務に専念と同僚らに伝達 即時退任の意思なしと示唆
Francesco Canepa, Balazs Koranyi
2026年2月19日午後 7:03 GMT+9
『[フランクフルト 19日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁が同僚らに対し、自身は引き続き職務に専念しており、退任する場合には真っ先に知らせると伝えていたことが分かった。関係筋4人がロイターに明らかにした。』(上記URL先より、以下同様)
ということでこのネタは一体全体何ですねんという感じですが、
『私的なメッセージを受け取った同僚らは、直ちに退任する意思はラガルド氏にないと解釈しているものの、早期退任の可能性を完全に排除するものではないと述べた。』
ほうほう。
『英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は18日、マクロン仏大統領がECB総裁の後任選びに関与できるようにするため、ラガルド氏が来年4月の仏大統領選前に退任することを希望していると伝えた。』
ということで、うっかりフランス大統領にルペンネキがやってくると話がややこしくなるからというような事だそうなのですがまあこれも続報待ちって感じですわな・・・・・・・・・
〇こんなところでおだをあげていないで官邸と何とか議連に乗り込んでください(黒ちゃん某所での対談)
先般ちょっとネタにした物件ですが
https://bunshun.jp/articles/-/86156
「急激な円安の原因は異次元緩和では?」成田悠輔の問いに、黒田東彦・前日銀総裁の回答とは?《初対談》
2026/02/18
source : 文藝春秋 2026年3月号
『成田 では、いまも日銀総裁だったら、まず何をされますか?』
『黒田 一つは、(異次元緩和で国債を大量購入したことで)膨れ上がった日銀のバランスシートを減らすということですよね。』
(上記URL先より)
いやさあ、金融緩和をするのってのはだいたいにおいて諸手を挙げて歓迎される訳で(一部の限界集落界隈を除く)、その一方で金融引き締め(緩和の縮小も含め)ってのはだいたいにおいてあちこちから文句が出まくって、政治方面もそうですし官庁方面もそうですし、何なら財界方面だって一般メディアそうだったりしますし、ということであちこちから出て来るであろうクレームおよび障害をどう乗り越えていくか、っていう滅茶苦茶大変な問題があるじゃないですか(なおインフレが馬鹿高進した場合は別だがその時はインフレ放置罪で中央銀行は磔獄門送りになる)って話で、お前は楽勝な方の金融緩和を馬鹿みたいに拡大して収拾付かなくなってしまったのに何を言ってるんだというところですな。
まあこれに関しては通常の円債村においても一般的には「黒田が真人間になった」という評価をする方が普通だと思うのですが、こちとらマイナス金利で瀕死の重傷を負って死にかけた、という中の人の設定になっておりますよって、その結果として遺恨込みとなるので3回くらいは地獄に落ちるべきという評価になっておるわけで、黒ちゃんはこんなところでしょうもない対談しておだを上げてる暇があるんだったら、今すぐ首相官邸に行って高市総理にきちんとしたレクチャーをして、どこぞの馬鹿集団もといなんとかかんとか議連だのの所に単身乗り込んで説得してこいとしか言いようが無いし、そもそも(この前も言ったけど)物価が上がりだしていく中で色々な屁理屈を捏ねてゴールポストを動かしながら緩和修正への道筋を碌すっぽつけようとしなかったてめえのせいで植田さんがゼロというかマイナススタートで緩和修正をしにいかなきゃいけなくなったんだろうが何ちゅう脳内お花畑というのはこの前も申し上げたのでこれ以上は言いませんwwww
まあその先も何言ってるんだというかって話でしたが、まあ折角文春オンラインさんが掲載して下さっていますのでご紹介ということでwww
しかしまあこの辺りはハマコー先生にも通じるところがあって、緩和を思いっきりやってデフレ脱却する、とやった後にインフレになった時に緩和の終了が適切に出来るのか、高インフレになった時に思いっきり引き締めができるのか、という金融緩和と金融引き締めの難易度に関する非対称性が思いっきりあることに関して、あまりにもナイーブな議論をしているんですよね、ってなもんで、ハマコー先生の場合はそもそも論としてただのナイーブなのかも知れませんが、黒ちゃんの場合は官僚長くやってたんだから分からん訳が無いと思うので、ただの無知な訳ではない筈で、その分だけハマコーよりも黒ちゃんの方が肚黒ですわな、と思ってしまいますな。
・・・・あ、FOMC議事要旨ネタの続きをするつもりだったのに時間が無くなってしまいましたすいませんすいません。
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