朝のドラめもん

2026/03/17

お題「原油上昇もさすがに一服しますかね(下がるとは言ってない)/各中銀の情報発信に注目したい(プレビュー雑感)/短国ェ・・・・」

今朝は株高債券高だな!
https://port.jpx.co.jp/jpxhp/main/index.aspx?F=future&disptype=day_through
先物価格情報

〇イラン戦争と原油価格情勢は決め打ちできないですが徐々に外交合戦になっておられるのかしら

昨晩の早めの時点ではこんな感じでしたのですが・・・・・・・・

https://jp.reuters.com/markets/commodities/CINQJ2KF7FLYDBOB5L2PJLNZGI-2026-03-16/
原油先物が上昇、ホルムズ海峡の混乱長期化を懸念
Enes Tunagur
2026年3月16日午後 7:36 GMT+9

『[ロンドン 16日 ロイター] - 16日の原油先物は、トランプ米大統領がホルムズ海峡の安全確保に向けた国際的な対応を呼びかけたにもかかわらず上昇した。』(上記URL先より)

「にもかかわらず」じゃなくてこのモウロクジジイが支離滅裂な話を繰り返すから原油価格が上昇しているとしか思えませんけどねえ・・・・・・・・・

・・・というかですね、この「国際的な対応を呼びかけ」ってこれでしょ???
https://jp.reuters.com/world/security/FP5H4MND4RL7DMBAYDUZHEQGWQ-2026-03-15/
トランプ氏、NATOと中国に圧力 ホルムズ海峡協力巡り=FT
ロイター編集
2026年3月16日午前 8:46 GMT+9

『トランプ氏はFT紙に「ホルムズ海峡の恩恵を受けている人々が、そこで悪いことが起きないよう協力するのは当然だ」と述べた。』(上記URL先より)

どう見ても物事上手く進まないから八つ当たりしているだけにしか見えない訳だし、こいつの「国際協力」に乗っても何時手のひら返しされるか分からんからまあ誰が乗るんだよという話ですな。

あ、そうか!協力してトラ公を座敷牢にでも押し込めば良いのか!!!!

・・・・という冗談はさておきまして、

https://jp.reuters.com/world/ukraine/UZA3S4YAVJK7FBOLTUKPZJCQEM-2026-03-16/
ホルムズ海峡船舶護衛、欧州の多くで慎重論 「われわれの戦争でない」
ロイター編集
2026年3月17日午前 12:11 GMT+9

『ドイツのピストリウス国防相は「強力な米海軍にできないことを、トランプ大統領は少数の欧州フリゲート艦にできると期待しているのだろうか」と疑問を呈し、「これはわれわれの戦争でも、われわれが始めた戦争でもない」と述べた。』

『ドイツのメルツ首相はベルリンで行った記者会見で、米国とイスラエルによる対イラン作戦にドイツは参加しないと表明。「EU基本条約の下で必要とされる国連や北大西洋条約機構(NATO)などからの要請はない。このため、この戦争がNATOの任務でないことは当初から明らかだった」とし、「米国とイスラエルは開始に先立ってわれわれと協議を行っていない。このため、ドイツが軍事的に関与するかどうかという問い自体が存在しない」と語った。』(上記URL先より)

ちょwwwwwおまwwwwwドイツって最初どっちかと言えば(トラ公寄りという意味での)威勢の良い方じゃなかったっけって話で、先般のメローニもそうですけどドイツもこの調子になってしまって高市さんこの週末に訪米ってのが益々ヤバそうな感じになってきましたな。

でまあこの流れを受けてなのか、
https://jp.reuters.com/world/security/NZ2KAHMN35NL7BAXCVWWMDV2WY-2026-03-16/
トランプ氏、ホルムズ海峡の支援に消極的な国批判 モジタバ師安否不明
ロイター編集
2026年3月17日午前 3:51 GMT+9

『トランプ大統領はホワイトハウスのイベントで、ホルムズ海峡を通過する船舶護衛への協力について「非常に熱心な国もあれば、そうでない国もある。長年にわたりわれわれが支援してきた国もあり、それらの国を恐ろしい外部勢力から守ってきたが、彼らはさほど積極的でな?い」と述べた。』

『フランスのマクロン大統領と15日に電話会談したと明らかにし、マクロン氏はホルムズ海峡の封鎖解除に向けて協力する意向を示したと語った。さらに、ルビオ米国務長官が、米国への支援を申し出ている国の名前を発表する見通しとした。』(上記URL先より)

ってどう見てもこれはヘイヘイピッチャービビってるよビビってるよ!にしか見えなくなっていますがwwwwww


一方のイランは
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN16ARJ0W6A310C2000000/
NY原油、90ドル台前半へ下落 一部船舶のホルムズ海峡通過で
イラン軍事衝突
2026年3月17日 3:54

『ロイター通信は13日、イラン当局がインドの液化石油ガス(LPG)運搬船2隻の海峡通過を許可したと報じた。インドが2月、同国近海で拿捕したイラン系タンカー3隻の解放が通過の条件に含まれていた可能性がある。イランはホルムズ海峡を事実上封鎖しているが、海峡通過の交渉には個別に応じる構えだ。米国の同盟国などに対し、揺さぶりをかける狙いもあるとみられる。』(上記URL先より、以下同様)

ってことでトラ公ネタ公コンビと他国の分断を図りに来ていますな、そりゃまあそうしないと引き分けにすら持ち込めないでしょうから当たり前のムーブと言ってしまえばそれまでですが・・・・・

『イランのアラグチ外相は15日放送の米CBSテレビの番組で「我々は、船舶の安全な航行について協議を希望する国に対して門戸を開いている」と述べた。すでに複数の国から打診を受けていると明かした。

英紙フィナンシャル・タイムズによると、フランスとイタリアもエネルギー輸出の再開に向け、イランとの協議を始めた。

海運調査会社ウィンドワードは15日、パキスタンとトルコのタンカーが13日に海峡を通過したと分析した。同社は「(今後、それ以外の国についても)一部船舶の通過が許可される可能性がある」と指摘した。』

中東湾岸諸国とは歴史的には比較的良好な関係の日本としてはトラ公にも逆らいにくい中でさてどう立ち回るんでしょうかねえ、と思うのだが首相と防衛大臣がアレというのが誠に不安しか無いですな。

・・・・とは言いましてもいずれにせよホルムズ海峡が全部止まるという訳では無さそうなのは不幸中の幸いではありますが、ゆうて供給制約が厳しい状態であるのは変わりないわけで、まさに先週ネタにしたシュナーベルの言う「供給制約下における金融政策運営」が問題になってくる状態になりますな。


〇FOMCは「供給制約下における金融政策運営」を会見でどう説明するのかが注目されますけど・・・・・&その他

とまあそんな次第なので、FEDに関してはパウちゃんの会見が今回は注目優先度高くしたいなと思う所です。

パウちゃんどうせ議長を退任するので、先行きの話を今の時点で行っても、結局上書きされてしまうのではないか、というのはもちろんあるのですが、先行きの話に関してはこの「供給制約下における金融政策運営」について委員会でどういう議論があってパウちゃんがどう考えるのかというのをFOMC後の会見でどう説明するのか、というのを見てみたいです。

いやまあ最近すっかり会見QAネタをさぼっていますが、さぼっている理由はまあ手抜きってのもありますが、そもそも論として会見QAで言ってることよりも後日出てくる議事要旨の方が金融政策の先行きに関してのメッセージ性が強い(もともとオープニングリマーク以外の部分は議論を経て行われているものではないのでステータスが落ちるので順当ではあるのですが・・・・)のでそっち見てれば良いかなってなもんで思わずすっ飛ばすとか、そもそもが政治合戦になっているので会見説明聞いても何ですなとか思ったりもしたのですが、今回ばっかりはさすがに(後日議事要旨で「先行き金融政策」の部分を熟読する必要があるにしましても)パウちゃんの説明を聴いておきたい所ではありますわな。

ECBはもう思いっきり「この先インフレリスクが再燃する恐れが高まればインフレファイターで引き締めしますよ」でして、それにより一時的に景気が減速したとしても長期的に見たらその方が良い選択、という確信の元に行う話だし、第一次石油ショック、第二次石油ショックの教訓はその選択肢がベターであったという事を強く示唆していますから自信満々で引き締めしてくるでしょうなあというので、これはまあ普通に分かりやすいのですが、FEDがどう出るか地区連銀総裁の皆様がどういうFED内議論をするのか、というのが今回の会見で何か出てくれば面白いですね、とは思うのでありました。


でまあ日銀に関しては散々申し上げているのですが、日銀の場合は兎に角黒田体制の最後辺り(もっと厳しい言い方をすれば「2年で2%」が出来なくなった時以降、となるのですがwww)にロバストじゃない説明を散々してしまいましたので、今次局面においても当然ながら外野(のうち主に高市さんの経済ブレーン(笑)方面など)から「供給ショックは金融政策で対応する必要が無いと日銀言ってたじゃないですか」とツッコまれる訳ですが、茲許の植田総裁の説明は必死こいて過去のインチキ説明を上書きしようとして「基調的物価への影響」という説明を使って「供給ショックだから対応しない、という訳ではない」という風に話を持って行こうとしているのが伝わるので、まあもっと早くからその説明して置けよとは思いますが、今までのイカサマ説明よりは数億万倍立派なものになっているので、あとは市場の方が何とかスト連中筆頭に「供給ショックは対応しない」の説明に脳が侵食されてしまっているのを解毒しないといけませんなというお話になる、とおもうのですがさて本当にそうなってくれるのかは楽しみにしています。

つまりは「王道の説明」と「王道の行動」にやっと植田さんが軌道を戻して本来の植田先生に相応しい政策運営と説明に戻れるのかどうか、というのが今回の決定会合後の会見での説明に掛かっているな、と期待は割としておる次第でありまして、王道説明に戻ってデフレ脳じゃない王道政策になっていただけることを大いに期待したいし、寧ろ市場の皆さんって結構なデフレ脳が残ってるじゃろと言いたくなる状況なのも変わっていく流れになりませんかねえとは思うのでありまする。

ちなみに申すまでも無いのですが、本来は需要ショック供給ショックで分けるものではなくて、あくまでも「一時的か持続的か」、「二次的効果が生じるのか(持続的か、にも繋がりますが)」というのがメインでサブで「ショックのマグニチュード」を見てフォワードルッキングで対応必要性の有無を考えるべきものなので「供給ショックだから対応不要」というのは利上げを先送りしたかった当時の日銀大本営が繰り出した安直な屁理屈でして、本当は当時の説明がきちんと「今の物価上振れには持続性が無いし、期待インフレや企業行動の変化のような二次的波及が好ましくないところまで進むような状況ではない」って言えばよかったのですが、とりあえず舌先三寸で安直に説明しようとして分かりやすいけどロバストじゃない説明を過去してたツケが回って来ておりますのが、そのツケを植田さん頑張って返済してくださいお願いしますお願いします。

まあ日銀ニキ日銀ネキは皆さん揃いも揃ってとんでもなく頭が良いから凡下の我々なんぞを舌先三寸で丸め込もうと思えば屁理屈の大型百貨店の如く屁理屈を繰り出すことが可能でして、優秀な脳味噌も使い方を間違えると碌なことにならんという事ではありますな、と思う今日この頃です。


なお、イラン戦争対応で突っ込まれて結局いつもの「その場限りの便利な屁理屈」コースで説明する恐れも思いっきりあるので、どっちで出てくるのかというのを今回ほど見たいと思う会合も無いかもです。同じようなポエムを毎日書いているきがしますが、今回の会合でコミュニケーションの立て直しが大いに進みそうな期待値は直近の植田さんの説明でワシの中では高まっていて、期待するところが大ですし、勿論なのですがこれコミュニケーションの立て直しが進むようになれば、今までみたいなチンタラした正常化ペースでは無くなってくる、という目がかなり出てくると思いますので、結構重要な会合になるんじゃないかな、と思っておりますがどうでしょうかしら・・・・・・・


〇おや、短国3Mのようすが・・・・・・・・・・(入札後引値が強くなっていたのですが今回はまさかの金利上昇引け値キタコレ)

いつもの売買参考統計値
https://market.jsda.or.jp/shijyo/saiken/baibai/baisanchi/index.html

(3/16引値)
国庫短期証券1364 2026/05/25 平均値単利 0.770
国庫短期証券1364 2026/05/25 平均値単利 0.770
国庫短期証券1366 2026/06/08 平均値単利 0.790←前回債
国庫短期証券1349 2026/06/10 平均値単利 0.790
国庫短期証券1368 2026/06/15 平均値単利 0.790←新発カレント3M
国庫短期証券1313 2026/06/22 平均値単利 0.780
国庫短期証券1370 2026/06/22 平均値単利 0.800←明日入札の新発3MWI

(3/13引値)
国庫短期証券1364 2026/05/25 平均値単利 0.779
国庫短期証券1365 2026/06/01 平均値単利 0.780
国庫短期証券1366 2026/06/08 平均値単利 0.780
国庫短期証券1349 2026/06/10 平均値単利 0.780
国庫短期証券1368 2026/06/15 平均値単利 0.780
国庫短期証券1313 2026/06/22 平均値単利 0.780
国庫短期証券1370 2026/06/22 平均値単利 0.780

・・・・ということで何と今回は短国3Mのカレントの引けが入札後も足切り水準で引かされたというのは弊駄文で既報の通りですが、月曜の引値がさらに1毛甘く引かせているという流れになっておりまして、ナンノコッチャという感じではあるのですが、まあ本来は4月末に利上げあるんだったら1週間づつ保有期間がシフトしている分だけ5月償還以降の短国の引値ってスロープ状になっていてもおかしくはないので別に金利が上がるのはおかしくは無いのですが(でもご覧になればわかるように値付け自体は5月足と6月足とかいう別に決定会合を跨ぐわけでもないのにカレンダーの月が違うという理由で階段になっているという安直引値www)、それにしても今週急にこうなる理由がイマイチワカランチ会長ではあります。

なお、引値の方に「明日入札の」ってありますが、今週は週末3連休の前に決定会合が入ってくるので、短国の入札日程が変則になって水曜日に月曜発行の3Mの入札、今日は月曜発行の1Yの入札という段取りになっておりまして、新発債を捌いている間に次の入札来るという格好になるから、水曜の新発を甘めの水準で迎えておきたい、ってのがあって甘くなっているだけなのかも知れませんけどね、知らんけど。


ちなみに1年新発Wiは、

国庫短期証券1369 2027/03/23 平均値単利 1.035

ってことですが、この水準でいつもの付利とのブレークイーブンを計算すると、仮に4月会合で利上げがあったとすると、4月会合以降の本銘柄の換算利回りが1.07%程度ということですので、4月利上げの次の利上げが10月会合だったとしても、10月会合以降の換算利回りが1.15%程度となってしまいまして、まあ中々厳しいレートじゃのう、という感じなのですがさてこの1年短国ってどの程度の水準になるの
やら、とは思ってしまいます。


〇デジタル通貨関連の余談ですがリテール向けに広範にCBDC出すのってやっぱり話に無理があると思うんですが

昨日のメモの続きです。
https://www.boj.or.jp/paym/digital/dig260312a.pdf
「中央銀行デジタル通貨に関する連絡協議会」第 10 回会合の議事要旨

昨日全銀協がリテール型CBDCによるファイナンシャルディスインターミディエーションとか通貨発行の二重構造(=預金金融機関による信用創造機能)への影響についての指摘をしていましたが、そもそも論としてリテール型CBDCを広範に発行するのかよ、という問題があるのですが、議論の早めのところ(2ページ)でこのような質疑がありましたわということで補足しておきます。

『(金融情報システムセンター)2点質問したい。1点目は、海外での一般利用型CBDCの検討に関して、米国、欧州、中国の対応が明確に分かれてきていると認識している。米国と中国は一般利用型CBDCの検討から距離を置く方向性にあると思うが、この点についての評価を伺いたい。(後半割愛)』

まあこの点については米国とか中国の言ってる方が現実の運用面から言ったら即している(特に信用創造機能への悪影響を考えた場合)でしょとは思いますが、

『(事務局)1点目に関しては、各国において必要とされる通貨、あるいは望ましい通貨制度という観点からの検討が進んできた結果だと認識している。』

ほうほう。

『例えば、米国ではSCの活用に重心が置かれ、』

SCはステーブルコインです。

『中国ではデジタル人民元を中銀負債から商銀負債に転換しつつ、基準策定やインフラ運営については引き続き中国人民銀行が関与する形で担っていく方向性が示された。』

これもまあ当然でして、信用創造機能を商銀に残しておかないと色々と不具合発生するじゃろって話ですな。

『一方、欧州では、中銀負債としてのデジタル通貨を発行することを前提に議論が進んでいる。』

というかECBだけラガルドの趣味だか何だか知らんけどしつこくリテールCBDCに熱心なんですよね。

『本行としては、そうした諸外国の動きを引き続きフォローしながら、わが国に相応しい通貨や決済システムのあり方について今後も検討を続けていきたいと考えている。(後半割愛)』

リテールCBDCは技術面での検討はテクノロジーの発展とか技術への知見の強化の意味では研究するけど発行する気は無いですよ、っての明言しても良いんじゃないの、って思うんですけどね〜




トップページに戻る