朝のドラめもん
2026/01/20
お題「無責任減税合戦でスティープとな/1年短国は7月利上げを織り込み過ぎてお釣りがくるんですが/財源錬金術キタコレ」
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https://jp.reuters.com/markets/japan/NR2VDBDCAZOHFLBFX6LWVUUHYQ-2026-01-19/
米財務長官、欧州に報復自制求める グリーンランド巡り
ロイター編集
2026年1月20日午前 1:29 GMT+9
『[ ダボス(スイス) 19日 ロイター] - ベセント米財務長官は19日、欧州各国の政府はデンマーク自治領グリーンランドを巡る対立に絡み米国が講じる措置に対し報復すべきでないと述べた。』(上記URL先より)
何を言ってるのかさっぱりわかりませんな
〇無責任減税合戦でもうだめピヨ・・・・って感じでしたがさてどうなるのやら
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA192DO0Z10C26A1000000/
与野党が消費減税で横並び 見えぬ財源年5兆円、かすむ成長戦略
衆議院選挙2026
2026年1月20日 2:00
[会員限定記事]
『高市早苗首相の19日の解散表明で衆院選の2月8日投開票が固まった。与野党が物価高対策として消費税減税で競い合う構図が強まっている。各党は家計に配慮する姿勢を見せているが、円安や金利上昇が進めば、かえって家計や日本経済の重荷になりかねない。』(上記URL先より、本編は会員記事)
まあそもそも論として食料品の税率ゼロになったとてどうせ税率引き下げを半分くらいはどさくさまぎれの値上げでオフセットされてしまうに1万ジンバブエドルとしか思えない勢いの食料品価格の体感ベースの上がりっぷりなんですけどそれは兎も角。
https://jp.reuters.com/markets/japan/3XHF2BBKPJKZDLHN3TIDM33RVQ-2026-01-19/
〔マーケットアイ〕金利:国債先物は続落、長期金利27年ぶり一時2.275% 財政悪化懸念で
ロイター編集
2026年1月19日午後 3:19 GMT+9
『[東京 19日 ロイター] - <15:13> 国債先物は続落、長期金利27年ぶり一時2.275% 財政悪化懸念で
国債先物中心限月3月限は、前営業日比57銭安の131円34銭と続落して取引を終えた。米金利上昇や財政悪化懸念を背景に円債の売り圧力が強まった。現物市場の新発10年国債利回り(長期金利)は一時2.275%と1999年2月以来の高水準を更新した後、同9.0ベーシスポイント(bp)上昇の2.270%。』(上記URL先より、以下同様)
土曜日(でしたっけ)の共同通信砲がモロに効いてしまいましたが、
『国債先物は朝方から売りが先行。前週末の米長期金利の上昇や夜間取引の下落に追随して始まった。衆院解散・総選挙を巡り、与野党ともに消費減税を検討すると報じられたことを受けて、財政規律の緩みが意識され、長期・超長期ゾーンを中心に金利上昇圧力が強まった。』
まあ野党が口当たりの良い事を言うのはどうせそんなもんじゃろと思いましたが、一度は引っ込めた消費税減税をまた抜刀するんじゃないかとなりますと影響する訳で、しかも昨日も共同通信の記事を確認するようなムーブしか出てこなかった、という悲しい流れがあった訳でして、こちらでは引用しませんけれどベンダーに出てくる市場コメントが(相場に引っ張られたのもあるとは思うけど)「もうだめピヨ」みたいな悲しみのコメントになってきた風情があってだいぶ悲壮感があるのですが、ゆうて陰の極かと言いますとまだまだこれからピヨという風情でもありますしおすし。
『ただ、足元の金利上昇は行き過ぎとの見方から、きょう夕方の高市早苗首相の衆議院解散表明での発言やあすの20年債入札で需要があることが確認できれば、金利上昇はいったん落ち着き、週末の日銀金融政策決定会合を控えて様子見になるとみる。』
『高市首相の衆議院解散表明については「消費減税について言及があった場合、財源を示せるかが注目だ」(国内運用会社ストラテジスト)とし、財源が示さされたなかった場合は、債券の売り圧力が一段と強まる可能性があるとの声も出ている。』
とりあえずさっき見たらイブニングの債券先物は前日とそんなに変わらん水準なので高市さんの会見は既に織り込み済みだったということでよろしいんですかねえ、知らんけど。
『現物市場で新発債利回りは総じて上昇。2年債は前営業日比2.0bp上昇の1.215%と1996年以来の高水準、5年債は一時1.690%と過去最高水準を更新した後、同4.5bp上昇の1.685%。20年債は同10.0bp上昇の3.255%と過去最高水準を更新。30年債は一時3.610%と過去最高水準を更新した後、同12.5bp上昇の3.605%、40年債は一時3.950%と過去最高水準を更新した後、同14.5bp上昇の3.945%。』
あばばばばー
『 OFFER BID 前日比
2年 1.211 1.224 0.027 15:05
5年 1.675 1.688 0.041 15:02
10年 2.264 2.271 0.09 15:09
20年 3.254 3.265 0.106 15:13
30年 3.599 3.611 0.123 15:13
40年 3.931 3.946 0.138 15:13』
年始っていきなり金利上がってスタートした訳ですが、その後いったん戻ったかなと思ったら先週末に年始の水準を全ゾーンで抜けたんですが、超長期様はその抜けをとっくの昔にやっていたので、年始から見たスティープニングが中々エゲツナイ事になっておられて悲しみが止まらないのですが、昨日の場合は20年入札あるから押し込んだという訳でも無さそうな下げですけど、じゃあゲロゲロマーライオン相場なのかというとそれもなんか違う気がするというのがさらに悲しいです(個人の感想です)。
と、メモだけしておきますが、結局は「責任ある積極財政(笑)」というお話でしたという事ではありますけれども、初手の段階では大高圧経済の話をしてたんだからこうなるのシャーナイじゃろということで、選挙に勝っても負けても結局財政ジャンという話でして、結局は総選挙するとか言い出したのが破綻を速めているということでしたが、まあだましだまし問題の先送りされるよりは決着ついて良いのかもしれませんね(ヤケクソ)
〇1年短国は何と7月利上げは全部織り込んでお釣りがくるという金利形成が&気候変動オペ雑感
ほうほうそうですかそうですか
https://www.mof.go.jp/jgbs/auction/calendar/tbill/tbill_nyusatsu/resul20260119.htm
国庫短期証券(第1357回)の入札結果
『本日実施した国庫短期証券(第1357回)の価格競争入札及び国債市場特別参加者・第T非価格競争入札について、下記のように募入の決定を行いました。
記
1.名称及び記号 国庫短期証券(第1357回)
2.発行根拠法律及びその条項
特別会計に関する法律(平成19年法律第23号)第46条第1項
3.発行日 令和8年1月20日
4.償還期限 令和9年1月20日
5.価格競争入札について
(1)応募額 9兆3,939億円
(2)募入決定額 2兆6,122億8,000万円
(3)募入最低価格 99円03銭3厘
(募入最高利回り) (0.9764%)
(4)募入最低価格における案分比率 95.7342%
(5)募入平均価格 99円04銭0厘
(募入平均利回り) (0.9693%)』
12月に実施された1年短国は12/17が入札日でしたが、事前予告ホームランにより12月利上げは市場的には織り込んでおりましたので、12/22-12/21のテナーで0.8627/0.8749の利回りだった訳ですが、今回は思いっきり0.97%水準まで金利上昇しましたの巻。
売参ちゃんの金曜の引けが(すいません3Mの方ばっかりみててネタにしてませんでした)カレント1年が0.920%の引けで新発WIは0.955%の引け(甘くしている)にされていましたが、それよりも甘い結果になっておりまして、これ例によって7月会合利上げだと思って計算しますと、平均落札の0.9693%でも、手前0.75%だと思った場合には後ろが1.221%水準というかなり素敵な金利になる訳です。(ちなみに0.90%だと手前0.75%後ろ1.072%です)
でもってですね、これ4月会合で利上げだと思って計算しますと、手前0.75%に対して4月会合後の換算レートが平均落札の0.9693%の場合は1.052%、足切りの0.9764%だと1.062%という水準で、4月利上げでも間尺にあってしまいそうなレートになるのが中々お洒落な水準となっております。
とは言いましても、そもそも論として間違って(いやまあ間違わなくても4月利上げは為替次第でアリエールなんじゃネーノとは思うのだがそれはさておき)4月利上げがあった場合って、それはもはや「半年に1回」という話ではなくなる訳で、あっという間にホイホイと短期政策金利が1.25%だの1.50%だのになり兼ねませんがな展開になるので、4月会合以降来年の1月までの換算レートが1%そこそこではそれは4月利上げ織り込みレートとは言わない訳ですな、ナムナム。
とは言え、先ほど申し上げましたように、今回の1年短国に関しては既に「半年に1回利上げ」に関しては全部織り込んでお釣りがくる(なんせ後半の換算レートが1.25%に乗っているんですから)という水準まで金利が上がっていまして、1年短国に関しては元々3Mと違って「短国というモノだから買う」みたいな人がそこまで多くない(単純計算で3Mの4倍の価格感応度があるんだから避難所に使うのにはイマイチさんですよね)というのもあって、モノとしての需要よりもその時の金利観を反映しやすい面があって、金利先高観が無いと堅調オブ堅調で、金利先高警戒になると急にコケやすくなるという物件ではありますので、今回は短国方面ではさすがに「年1回利上げと決め打ちするほどの自信ニキは減って来てリスクプレミアムを普通に要求する動きになって来た」という評価になるかと思いました(個人の感想です)
ということなので、ここもとは徐々に「短期市場における先行き金利観の形成」や、本来あるべきな「タームもの金利に本来あるべき流動性リスクプレミアム」が短国市場にも反映されるようになってくるという傾向がさらに出てきたのは中々結構な事かと思います。(ちなみに念のため申し添えますが福井の俊ちゃんの時の量的緩和解除の時は解除の前から徐々にちゃんとした金利形成が進んでいったので0.75%になってやっとかよとは思うけど)
ちなみに引値ちゃんですが売参によりますと、
https://market.jsda.or.jp/shijyo/saiken/baibai/baisanchi/index.html
(1/19引値)
国庫短期証券1351 2026/12/21 平均値単利 0.940←前回債
国庫短期証券1357 2027/01/20 平均値単利 0.965←新発
(1/16引値)
国庫短期証券1351 2026/12/21 平均値単利 0.920
国庫短期証券1357 2027/01/20 平均値単利 0.955←WI引値
引値は0.965%と入札レベルよりも強く引けさせていますが、ちなみにこの0.965%であっても7月会合まで0.75%で計算した場合の後半のレートは1.211%になりますので、これまた7月利上げを完全織り込んで思いっきりお釣りがくる(12月にもう1回あったとしても全然楽勝で賄えますわな)というレートであるのは同じ、ということで短国の1年どころは中々素敵なレートになっております。
ちなみにこの短国ちゃん関連ですけれども、ここで気候変動オペとかいう何でそんな長期間の実施をノリでコミットしたのかというオペがありまして、
https://www.boj.or.jp/mopo/mpmdeci/mpr_2025/mpr251001a.pdf
気候変動対応を支援するための資金供給オペレーションの実施スケジュールについて
2.オファー日等
オファー日: 2026 年 1 月 29 日
スタート日: 2026 年 1 月 30 日
エンド日: 2027 年 2 月 1 日
オファー金額: 無制限
というのが有るわけですが、こちらはご案内の通りですけれども念のため貼っておきますと
https://www.boj.or.jp/mopo/measures/mkt_ope/ope_x/opetori22.htm
気候変動対応オペの取引概要
『(6)貸付利率
貸付日における「補完当座預金制度基本要領」4.に定める適用利率とします。』
ということで、今週利上げが無ければ補完当座預金適用利率は0.75%のままになりますので、素敵なことに0.75%で借りれますので、借りた分の見合いであらかじめこの1年短国を放り込んでしまえば(気候変動オペはフルアロットメント方式だから適用限度額の範囲内で借り入れができることは事前に確定している)ノーリスクで20bpちょいの丸抜きという(゚д゚)ウマーにも程があるプレイが炸裂する訳ですが、まあ別に1年固定0.75%でファンディングしたものをこれでフィックスする必要もないのかもしれませんが、気候変動オペの「掴み金」っぽさが良くわかるわけですが、とんでもないことにこのオペって2031年3月まで実施することになっているので、あと5年もこれやるんですよね・・・・・・
〇しかし消費税減税音頭どうなるんですかねえ(財源が無いよりも筋の悪そうな話が・・・・・)
再掲しますが
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA192DO0Z10C26A1000000/
与野党が消費減税で横並び 見えぬ財源年5兆円、かすむ成長戦略
衆議院選挙2026
2026年1月20日 2:00
[会員限定記事]
『首相は19日の記者会見で、食品を2年間は消費税の対象としないことについて「実現に向けた検討を加速する」と明言した。今後設置する国民会議で財源やスケジュールなど...』(上記URL先より、以下会員記事)
ってことなので、まあ実際に選挙終わって検討したら「財源無いからやっぱりだめですテヘペロ」ってなるかも知れないということは期待(???)したいのですけれども、もっとアレなのがありまして、
https://jp.reuters.com/markets/japan/V5F7HMX2DFIFJCFFA2IA2BTML4-2026-01-19/
立公新党「中道」、恒久的に食品消費税ゼロ 財源は政府系ファンド活用
竹本能文
2026年1月19日午前 11:32 GMT+9
『[東京 19日 ロイター] - 立憲民主党と公明党の衆院議員による合流新党「中道改革連合」は19日午前の会見で、食料品の消費税を恒久的にゼロとする方針を明らかにした。同時に持続的な賃上げの実現や現実的な防衛政策などを掲げた政策綱領を発表した。』
『会見した公明党の西田実仁幹事長は「政府系ファンドを創設し、株式配当や債券クーポンなどの運用で無理なく財源を確保する」と説明した。立憲民主党の安住淳幹事長は「財源なしで消費税を下げるのはポピュリズム」と指摘。高市早苗首相が否定してきた食品消費税減税を改めて打ち出したことについて「ぶれている」と批判、「われわれ(の政策)を気にしてくれている」とも指摘した。』(上記URL先より)
まあ選挙公示前だからゴリゴリ突っ込んでも良いのかもしれませんが面倒というかアホラシカなので細かいのは割愛しますけど、年金基金とかを集めて政府系ファンドをつくると何故か運用利回りが良くなるので、それが恒久財源になる、とかいう錬金術の話をしていまして、いやあの民主党政権の時に「埋蔵金」とかいうのを提唱する詐欺に引っかかって財源があると思ったら埋蔵金は有りませんでした、の二の舞やってるのが学習効果無いのかとおもってしまいました。
年金資金の運用で超過収益あがるんだったらそれは年金の支払い(現在なのか将来なのかはともかく)に充当する話で有って、年金運用益を召し上げて目的外使用するとかただの流用だろうというお話だし、もっとそもそも論を言えば、色々な所の資金だの基金だのってその資金だの基金だのの目的によって適正な運用方法が違ってくるんだから、それを纏めて同じ運用をしたらアセットアロケーションもへったくれもあったもんじゃないだろという話だし、さらに言えば運用収益が出なかったりマイナスだったりしたらその翌年には食料品の消費税急に10%とか20%とか取るのかという感じでまあツッコミどころが満載過ぎる訳ですけれども、こういう錬金術メソッドが出てくるのが選挙目的の口当たりの良い釣り餌とは言え(ノ∀`)アチャーって感じですが、錬金術をドヤ顔で出してきて「財源なしで消費税を下げるのはポピュリズム」ってのは腰が砕けますわな・・・・・・
まー見事なまでに減税ポピュリズム大会の選挙になってしまいますので、選挙後の方が心配になる次第ではございます(選挙中は途中でどうせ様子見地蔵の市場になるんじゃろと思ってるんですが甘いですかねえ・・・・・)
〇ランボー怒りの登場ですね(メモだけ)
一応備忘で
https://jp.reuters.com/markets/japan/E5W7AWZHEFMZRBGNKL2HEIXAI4-2026-01-19/
FRB議長、クック理事解任巡る最高裁の口頭弁論出席へ=報道
ロイター編集
2026年1月20日午前 3:27 GMT+9
『[ 19日 ロイター] - 米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、21日に連邦最高裁で行われるトランプ大統領によるクックFRB理事解任の試みを巡る訴訟の口頭弁論に出席する。AP通信が19日報じた。』(上記URL先より)
パウちゃんがこんなに頑張っているというのにどこかの国の中央銀行ときたら・・・・・・・・・・
というかですね、あの署名問題の後に今年植田さんはどの面下げてシントラのECBフォーラムいったりジャクソンホールのシンポジウムに行きますねんという話で、いやまあ皆さん大人だから表面上は普通に対応するでしょうけれども、裏では「ミスターウエダは政府の鼻息うかがってパウエルに連帯できない腰抜けなんですよねー、クスクスクス」って後ろ指さされながら(紳士淑女の皆様がそんなことはしない説はありますが笑)過ごすことになりかねませんよね、ってなもんですがパウちゃん頑張れ超がんばれ。
という辺りで今朝はご勘弁
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