朝のドラめもん
2026/03/25
お題「日銀の新しいビデオ登場ですよ!!/総裁記者会見補足で指標等の公表に関しての雑談」
またこれかよ・・・・
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB162ZC0W6A310C2000000/
日銀の黒田前総裁、円高デフレ「完全に終わった」「デジタルで通貨多極化」
基軸なき世界 プラザ合意40年 ドルと円の未来・インタビュー@
基軸なき世界
2026年3月24日 5:00
[会員限定記事]
おめーは記者相手にイキリ散らかしている場合じゃなくて「生きるアベノミクスの象徴」として高市総理のところに直談判しに行って今の高圧経済馬鹿政策を止めさせろよだし、アベノミクス信奉者の高市さんに説得できるのはてめえしかいねえんだよって弊駄文で何回言ったのかという感じですが、全く無責任の能天気ジジイとしか言いようが無い訳で経済財政諮問会議に乗り込むなりも含めてやる気が無いんだったらとっとと地獄の一丁目にでも行って来いとしか申し上げようがありませんな。
〇経済系VTuber登場キタコレだが初手から不換紙幣大増発の話からスタートしたのは味わいが深い
https://www.boj.or.jp/about/pr_events/other/keno260324a.htm
広報ビデオ「経済探偵MIRAI」の配信開始について
2026年3月24日
日本銀行
『日本銀行では、中学生を主な対象とした新ビデオ「経済探偵MIRAI」を制作し、本日、ホームページを通じた配信を開始しましたのでお知らせします。
広報ビデオ:経済探偵MIRAI
新ビデオ「経済探偵MIRAI」は、「安心してお金を使える環境を整える」という日本銀行の役割とそれを実現するために行っている様々な業務について解説したビデオです。経済探偵MIRAIがクイズを出題するシーンも交え、楽しみながら学べる内容としています。』
ということでですね、
https://www.boj.or.jp/about/education/tantei.htm
広報ビデオ:経済探偵MIRAI
・全編ビデオ(20分38秒)
・短編ビデオ(5分22秒)
・全編ビデオの構成
・ショート動画(にちぎんクイズ)
『「経済探偵MIRAI」は、中学生を主な対象として、「安心してお金を使える環境を整える」という日本銀行の役割とそれを実現するために行っている様々な業務について、分かり易く解説した入門編のビデオです。
経済探偵MIRAIがクイズを出題するシーンも交え、楽しみながら学べる内容としています。
(2026年3月制作 企画:日本銀行)』
ということで折角なので視聴しましたが、「経済探偵MIRAI」さんがイケショタ系のお兄さん(さっきのURL先にキャプチャ画像ある通りのお兄さんです)で「経済系VTuber」とかいうのが冒頭の画面に出ていて吹きましたが、が同の通りのイケショタ兄ちゃんがイケショタボイスで解説してくれます。
でですね、全編見て頂いても宜しいかと思いますが、「全編ビデオの構成」の方にありますが、
全編ビデオの構成
・日本銀行の設立(2分52秒)
ビデオのキャプチャー画像(日本銀行の設立)日本銀行が設立された経緯について、設立当時における日本国内の状況も含めて紹介しています。
ってのがございまして、お暇じゃない方はこの2分52秒だけ見て頂ければよろしいかとも存じますが、初手で思いっきり「西南戦争の戦費の為に不換紙幣を増発してインフレーションが発生してエライコッチャになりました」という日本銀行設立の背景の説明がありまして、いきなり高インフレの弊害の話をおっぱじめているのが時代の変化を感じました。
ああそれからですね、
・物価を安定させる(3分22秒)
デフレになった場合の影響にも触れながら、物価を安定させ、安心してお金を使えるようにするために日本銀行が行っている金融政策等について紹介しています。
全編の中で言いますと14分18秒くらいの辺りから「デフレの弊害」の説明もおっぱじめておりまして、そこから「金融政策を通じて物価を安定させます世界中で2%の物価目標を設定しています」ってお話をしていることもお伝えしないと一面的なご紹介になってしまいますので、その点お間違えのないようによろしゅうおねがいするます。
とは言え、今申し上げたように、このコンテンツの一発目が日本銀行が何で作られたかという話で、歴史的事実として当時の不換紙幣整理という政策遂行のために設立されたって話をすること自体は史実の話であって他意はない、ということにはなるのですが、時代がデフレ時代じゃなくなったからこういうのをどどーんと持ち出して過剰なインフレーションで弊害が起きましたみたいな話を堂々と日銀がぶっこんでも別に変な方面から変な捻じ込みも来なくなり安心してこういうコンテンツを出せるようになった、と日銀の中の人たちも感じているからこそ(企画にお時間かかっているでしょうからもうちょい前からやってたんだろうなというのも含め)このタイミングで出てきたことにある種の感慨を持ってしまいますです、はい。
・・・ということでこちら情報サービス局の回し者でも何でもありませんが、これは中学生向きとか言ってますが、ベースの知識が一応あることになっております所のワシがBGM代わりに聞いても楽しめる作品に仕上がっていますので、中学生向きとか言わずに一般向け教材にしてよろしいんじゃないか(というか寧ろ中学生だと難しくねえか・・・・)と思いました。
これはもうそろそろ植田総裁記者会見も日銀チャンネルでの配信にして質疑応答はスパチャ読み方式で行う(赤スパは必ず読んでそれ以外は総裁の気分次第でコメント読みwww)時代の到来も待ったなしではなかろうかと思いました(というのは超大嘘wwww)
まあアレです。ベンダーとかの中継もあるので視聴者が分散するとは言え、総裁記者会見の同接が4桁前半しか行かない(ちなみに先週のはたぶん最大同接でも3000そこそこで4000は行ってなかった気がします)というのが今の状況ではあるんですけど、コンテンツ結構頑張っているので日銀のよつべちゃんねるを会見以外でもご覧あれというところで(繰り返しますが情報サービス局の回し者ではない)。
経済探偵「MIRAI」ってのが某政党と名前が一部被ってしまってるのがちょっと残念で改名をお勧めしたいんだが、まあそれはともかくとして折角なので経済探偵MIRAIさんには今後も活躍して頂きたいですな。
〇ちょっと気になるのは「新しい推計の公表」の話なので総裁会見の補足として
https://www.boj.or.jp/about/press/kaiken_2026/kk260323a.pdf
総裁記者会見
――2026年3月19日(木)午後3時30分から約65分
ご案内の通り、先週木曜の総裁定例会見では冒頭の説明部分の最後に聞かれもしないお話が飛び出してちょっとナンデスカソレというのがあった訳ですな。
『最後になりますが、やや技術的ではありますが、私どもの情報発信について一言付け加えさせて頂きます。』
『今後の物価動向を展望しますと、政府による物価高対策の効果や、原油価格上昇の影響などにより、消費者物価は短期的に振れやすくなり、物価の基調を把握しにくくなると考えられます。こうした点を踏まえ、今後は基調的なインフレ率を捕捉する観点から、消費者物価指数のコア指標を拡充して公表するなど、より丁寧な説明を行っていきたいと考えています。』
これはそれこそ直近の全国CPIの前年同月比がコア+1.6%なのにコアコア+2.5%とかいうチャーミングな大差がついてしまっていますので、ちゃんと説明するのダイジダイジネーではありますな。
『また、先般のGDP統計の基準改定を踏まえ、日本銀行のスタッフにおいて、わが国の潜在成長率や需給ギャップを改めて推計しているほか、』
これは前回の定例公表時に「基準改定後のデータが出そろっていないので今回は1回パス」をしていたので、この分のキャッチアップは当然実施するものではありますな。
『最新のデータを用いて、自然利子率の再推計も行っています。』
あの「▲1%〜+0.5%」の再集計かよ・・・・・・・
『これらについても準備が整い次第、公表することを検討しています。』
ってなお話でしたが・・・・・・・・・
・初手の説明では「あくまでも基調的物価の計測の補完措置」になっています
さすがにこれ唐突にぶっこまれたものなので関連する最初の質問が会見録の9ページまで飛ぶのですが、
『(問)(前半割愛)もう一点は冒頭におっしゃって頂いた情報発信について伺います。先ほどの説明だけだとちょっと理解が追い付かなかったんですけれども、日本銀行として、どういう点で情報発信に課題があって、CPIとか、需給ギャップ、潜在成長率についてどういう拡充をして、どのようにコミュニケーション、改善なのかアップグレードなのか、していこうと思われてるのか、もう少しだけご説明ください。』
という質問に対しての植田総裁の答えですが、
『(答)(前半割愛)それから二番目の基調物価に関連した新しいデータ指標の公表とはどういうものなのかというご質問だと思いますけれども、私ども基調物価を判断する際に、非常に短期的に変動しやすい生鮮食品とかエネルギーの部分をよく除いた指標をみるということをしております。それは既に公表されているわけです。それ以外に基調の動きをみえにくくしている要因として、政府の施策の一部、制度要因と呼んだりしていますが、例えば授業料無償化の影響、こういうものはそういう政策が発表、実行されたところから一年間インフレ率に影響を与えて、一年間経つと消えてしまうような意味で一時的な影響を及ぼします。いくつかの既に公表されてる物価指数からそういうものを除いてみたらどういう姿になるか、ということを例えば公表してみたいということを検討しております。こういう作業は私どもが基調をみる際にずっともうやってきたことではあるわけですけれども、これを皆さんと共有することによって、先ほども出てきましたような基調の判断を私どもと皆さんの間でなるべく共通化していくという目的に資するかなと思っている次第でございます。』
説明の切りどころが無かったので思わず一気に引用してしまいましたが、この説明部分ではあくまでも「物価のコアの推計」という観点からの説明をしていまして、潜在成長率と需給ギャップの話はしておらず、さらには中立金利の話もしていなかったんですよ。
でもってその先の方で物価指標以外はどうなのかという質問も含めまして質問がありまして、
『(問)先ほど来説明されてる新しい情報発信と金融政策の関係についてお聞きしたいんですが、新たな基調的物価の指標を出すということは、結局、利上げをするときにその理由を説明しやすくする効果、ありていに言えば利上げをしやすくするような効果を狙っているということなのか、それともそういうことではないのか。』
wwwwwww
『更に、先ほど需給ギャップとかの言及がありましたが、その延長線で、例の自然利子率とか中立金利に関する推計値も改めて出すというようなお考えも視野に入れておられるのか、その点についてお聞かせください。』
という質問がありましてその回答は、
『(答)基調物価そのものは分かりにくい概念で申し訳ないですし、結局はいろんな指標をみて総合判断ということにならざるを得ないわけですけれども、その中で大事と思われる指標をもう少し公表できるものを追加的に出して皆さんと議論したいということでして、政策をそれでどっちに直ちに持っていこうという意図があるわけではございません。』
ほうほうそうですかそうですか(超棒読み)
『それから、GDPデータの改定に伴って、GDPギャップの推計とかあるいは中立金利の再推計とか、こういうことを進めておりますけれども、結果が整い次第公表することも検討しております。』
ギャップの再推計はわかるのだが中立金利の再推計って意味あるのかよ、というツッコミが有るわけですがその点は後程。
なお、この時期に関してはこの質疑の前に、
『(問)冒頭お話しされましたその新しいデータの公表について、整い次第っていうふうにおっしゃいましたけども、大体の目安というんでしょうか、夏ぐらいなのかあるいは年内みたいな話なのか、いつ頃イメージされているのか教えてください。』
『(答)制度要因を除いた消費者物価の話ですか。それはそんなに遠い先ではないタイミングで発表させて頂けると思います。夏までもかからないと思います。』
ということで、実はこの会見での質疑って冒頭で威勢よく中立金利の話までぶっこんでおきながら、途中の所までは「CPIのコンポーネントの公表を拡充します」という方向性の話ばかりしておりまして、なかなか謎な説明になっているんですよね。
ただまあここで言ってるように、おそれくこの「制度要因を除いた消費者物価の推計」に関しては次回の展望レポートでは出てくるんじゃないかと思いますし、見通し数値の所の表の横にでも出てきそうな勢いですな、とは思いました。
・でもって結局何のために出すのかという話なんだが・・・・
明らかに分かるのは、やたら明快に説明している「制度要因を除いた消費者物価」に関しては単純にコア指標というか「基調的物価」の「可視化」を狙っているんだろうなあということで、これは原則論でいえば政策的な他意はない、ということになりますが、まあゆうてこれは「アクチュアルのコアCPI指標が制度要因で下押しされる分に関しては政策運営に影響しないよ」というメッセージ性がある訳です。
すなわち、以前(ついこの前まで)の日銀って「アクチュアルの物価がこの後2%割れますですしおすし」ということで利上げを先送る言い訳の一つに使っていた筈なのですが、ここに来てアクチュアルの物価への注目度を下げよう工作となる「制度要因を除いた消費者物価指数の推計」案件をぶっこんできている、ということになりますわなこのムーブ。
でまあそう考えますと、これは日銀のこれまでのスタンスであったところの「待つことのリスクはそんなに大きくないので急がずに正常化対応を行っていく」というスタンスの大転換が進行中であることの証左ではないか、という風に読み取ることが可能(あくまでも個人の願望込み感想ですので念のため申し添えますが)である訳でして、これはさすがに日銀も物価安定目標の達成が視野に入る中でオーバーシュートを気にしないといけなくなってきたという認識を持ち出したという話に繋がりますし、そうであれば利上げのペースとかも今市場が考えている、というか日銀に調教されているというかなペースではなくなりつつあるんじゃないの、とも読めます、というのはかなりの勝手読み筋が入っていますがまあそういう考えもあるという事でソコントコヨロシク。
そして問題になるのは特に「中立金利推計」の話になる訳でして、これを直近の数字でアップデートと言いましても、どの期間取るかによって結果の特に下限数値が結構上振れすると思うんですよね。
というのはですね、そもそも論として「中立金利(というか自然利子率)が▲1%」ってのどっからどうみてもまともな安定成長軌道にのったマイルドインフレレジームの状況に置いてあり得ない数字な訳でして、なんでこんなのが出てきたかと言えば、そもそもこれ最初に計算していた時期が例の「多角的レビュー」の頃ですから、そんなに高い数字を出しにくいという例の忖度ムーブがあったのもあるでしょうし、もうちょっと真面目に考えれば、計算期間中に「ゼロインフレノルムかつ名目金利の下限制約に引っかかっていた時代」が長ければ自然利子率の推計値がマイナスになることだってあるじゃろ、という話なので、直近の期間だけ取ったらもっと普通の金利水準が出てくるんじゃないかというお話ですわな。
でもってですな、この「中立金利の下限が(物価目標2%から計算して)名目1%」ってのが曲者でして、これがあるがゆえに1%までの利上げは割と簡単に織り込んでいますが、その先の利上げに関してはこの▲1%が呪縛になってしまっている、というのがあるだろうなあとは思う訳で、何とかストとかの説明をみていてもやっぱり1%のところが壁みたいな話ってそこそこ出てくるんですよね、
・・・・ということでコミュニケーションに中立金利使うのは多分筋の良い話じゃないんですが、今回はこの▲1%の呪縛を破棄しに来ました、というのであればまあ評価できる見直しともいえるのですが、果たしてそういう話になるのか、というのに注目したいと思います。
といったところで雑談になってしまいましたがこの辺で勘弁。
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