朝のドラめもん

2025/09/10

お題「短国6M新発がお強い/またBBGでお漏らし/河野先生いいぞもっと言え/金研国際コンファランスから」

またカレーライス物価指数(でしたっけ)があがるのか・・・・
https://www.agrinews.co.jp/economy/index/331138
2025年9月10日
ジャガ・タマ上げ基調 果菜類も続伸 野菜小売価格

ちなみに玉ねぎに関しましては
https://www.agrinews.co.jp/economy/index/330878
2025年9月9日
タマネギが5割高 高温干ばつ 北海道産入荷少なく
| ビジネス| 主要記事

ってのもありますわ。


〇短国6Mが利上げが何ぼのもんじゃいという威勢の良さを示していますがさて・・・・

昨日は6Mの入札だったんですけど
https://www.mof.go.jp/jgbs/auction/calendar/tbill/tbill_nyusatsu/resul20250909.htm
国庫短期証券(第1330回)の入札結果

『本日実施した国庫短期証券(第1330回)の価格競争入札及び国債市場特別参加者・第T非価格競争入札について、下記のように募入の決定を行いました。



1.名称及び記号     国庫短期証券(第1330回)
2.発行根拠法律及びその条項
財政法(昭和22年法律第34号)第7条第1項、財政融資資金法(昭和26年法律第100号)第9条第1項並びに特別会計に関する法律(平成19年法律第23号)第83条第1項、第94条第2項、同条第4項、第95条第1項、第123条の18第1項、第136条第1項及び第137条第1項

3.発行日     令和7年9月10日
4.償還期限    令和8年3月10日
5.価格競争入札について
(1)応募額          10兆8,122億円
(2)募入決定額     2兆7,069億9,000万円
(3)募入最低価格      99円74銭3厘
(募入最高利回り)     (0.5195%)
(4)募入最低価格における案分比率    16.3333%
(5)募入平均価格     99円74銭6厘
(募入平均利回り)     (0.5135%)』

とまあこういう結果だったのですが、売参ちゃんを確認しますと
https://market.jsda.or.jp/shijyo/saiken/baibai/baisanchi/index.html

前日の引値が・・・・・

(9/8引値)
国庫短期証券1288 2026/02/20 平均値単利 0.515
国庫短期証券1330 2026/03/10 平均値単利 0.540←新発6MWI
国庫短期証券1330 2026/03/10 平均値単利 0.540

だったのですが、昨日の引けは何と

(9/9引値)
国庫短期証券1288 2026/02/20 平均値単利 0.480
国庫短期証券1330 2026/03/10 平均値単利 0.480←新発6M
国庫短期証券1294 2026/03/23 平均値単利 0.500

とかいうオシャンティーなことになっておりまして、これそもそも論として月曜のWIもちょっと強くなっていた所だったのですが、そんな水準なんぞ知らんわというような勢いでぶち抜けた入札結果になって、さらに引けはそこから3毛以上強い引けになっているというこの恐ろしきムーブメント。

でもってこの前の3M(先々週から先週に掛けての前回債3Mカレント)ムーブと違うのは周辺銘柄(1年短国の成れの果て)も一緒に激強になっていることでして、ちょっとちょっとお兄さんお兄さんこの銘柄償還来年の3月でっせ利上げ観測はどうなっているのという値付けになっておりますが、まあ6Mって経験的には需給が強いときと弱いときの差が極端な銘柄(理由は3Mという毎週発行の使い勝手の良い短国があるのに対してこっちは月一発行だから使い勝手が限定されてしまうので使いたい人が出てくる時と出てこないときの差が大きいから)なので、というのはあるのですけれども、いやさすがに世の中1月くらいまでの利上げは想定しとるじゃろ、と思うのでナンジャコリャ感が拭えない結果となりましたが、いったい全体なんの判じ物なのかはよくわかりませんけど、10月か12月か1月か利上げが分からんけど、確実に利上げになるまでは短国で逃げよう、と思ったら確かに今のカレント3Mって12月足だから12月利上げ前に償還来ちゃうし、12月の後半に足を置くと年末前に償還分の再投資を考えないといけないから、だったら3月まで足を伸ばすか、という位しか思い当たるニーズが無いのですが、まあこれはお買い求めになられておられる方にしか分からん話なのかどうなのか。ってな訳で相変わらず謎話ばっかりで恐縮ではございますが昨日の怪奇現象としてメモっておきましたというお話です。


〇またなんかお漏らし芸をしているのかいいかげんにしなさい(BBGからお漏らしキタコレ)

はいはいお漏らしお漏らし
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-09-09/T23HZJGOYMTT00
日銀は政治混迷でも年内利上げ排除せず、今月は政策維持へ−関係者
伊藤純夫、藤岡徹
2025年9月9日 17:15 JST 更新日時 2025年9月9日 17:40 JST

→経済・物価はシナリオ沿った動き、関税の米大統領令で不確実性低下
→米経済動向に警戒感強める、政策対応が遅れるリスクは大きくない

『事情に詳しい複数の関係者によると、日銀は新政権の政策を巡る思惑で神経質な市場の動向を注視している。経済・物価情勢は7月の最新シナリオに沿った動きと判断しており、年内に環境が整う可能性も引き続き視野に入れている。』(上記URL先より、以下同様)

でたなまた「事情に詳しい複数の関係者」ってことでもう定例のお漏らしタイムと化していまして成人用おむつの販売も捗りますなあとしか申し上げようがなくて呆れてしまいますが、そもそも論として「年内に環境が整う」とかお前らとんでもない実質金利ドマイナス政策やっててなーーーにが「環境が整う」だよ今すぐ臨時会合開いて政策金利50上げてももしかしたらビハインドかもしれんじゃろ何をゆうとるんじゃおどれらは、とまあそんな話なんですけどね。

でまあ相変わらずビハインドのリスクは大きくない、とのことで、同記事中にも、

『政策対応が後手に回るリスクは大きくないとの認識にも変化はない。米関税政策の影響や新政権による経済政策、米国を中心とした海外経済の動向などを見極めながら、追加利上げのタイミングを急がずに探っていける状況にあるという。』

だそうで、何を寝言言ってるんだよとは思うのですが、弊駄文では何度か申し上げておりますように、今のハトハトチキン体制におきましては兎に角ケツを叩かれないと動かないので、じゃあ何が日銀のケツを叩くのか、というのを考えるという話でして、その点で言えば昨日も申し上げましたが、新政権が出来て劈頭でデフレ脱却宣言して経済のレジームチェンジを高らかに宣言したら日銀は利上げをせざるを得なくなってくるし、何なら中立金利に向けた利上げを視野に入れないといけなくなるので、まあそういう感じのケツの叩かれ方か、為替円安か、誰かが上手に犬笛を吹いて物価高の責任が日銀に回ってくる事態が発生するか、な訳ですな。

ただまあ上記のように日銀が(一部の政策委員はそうじゃないと指摘していますけど)政策ビハインドに陥るリスクは小さいので追加利上げを急がない、というスタンスでいるわけですが、あんまりそっちの方で見方が固まってしまうと当然なのですが為替円安になって日銀に怒られが発生するリスクが有るので、こうやって適当なお漏らしをすることによって円安ぶっ飛びを回避しよう、という小賢しいプレイをしておかないとまーた日銀がケツ叩かれる事態になるので叩かれたくないからお漏らしプレイに走る、とまあこのように考えておけばよろしいのではないかと思います、あくまでもアタクシの超個人的偏見ですけどね。

てかさ、この「決定会合前にお漏らし」ってのマジで止めてくれませんかねえ、経済物価情勢などをみながら(GDP2次速報だって強かったんだがそういうのを見ても直接的にしゃあないというのが悲しすぎる)政策予想をする、ってのが一生定着しないんですけど・・・・・・・・


〇もはや弾幕として全然意味が無いかも知れませんが河野太郎先生がいいこと言ったわw

この人も誰かさんと同じで責任ある地位につけないで犬笛番長の方が良いのかもしれませんね
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-09-09/T2AQ9HGP9VD000
自民・河野氏、円安是正へ日銀は利上げを-対応遅らせればインフレ継続
Shery Ahn、氏兼敬子
2025年9月9日 10:45 JST 更新日時 2025年9月9日 12:19 JST

→利上げ先送りなら輸入品価格はさらに上昇へ、円相場の安定が重要
→現金給付や消費税減税、財政赤字の拡大につながると否定的な見方

『自民党の河野太郎前デジタル相は9日、インフレの抑制には円安の是正が不可欠だとし、政策金利の引き上が必要だとの見解を示した。ブルームバーグテレビジョンのインタビューに英語で応じた。』(上記URL先より、以下同様)

英語で答えたんだ〜

『河野氏は、日銀の利上げ先送りは「インフレが続くことを意味する。輸入するもの全ての価格が今より上がることになる」と指摘。円相場の安定の重要性を強調した上で、「そのためには、日銀が金利を引き上げる必要がある」と語った。』

『河野氏は、現金給付は「単に財政赤字を拡大させるだけ」であり、効果は乏しいと指摘。消費税減税についても財政赤字拡大につながるとして否定的な見方を示した。』

まあ自民党の政調のメンバーにでもなってもろていただいて過度な円安の是正に向けた取り組みをしていただきたいものですが、こうやって犬笛を吹いてくれる方がいないといつまでたっても「物価高対策」とか言いながら結局物価の上がる施策をバンバン打ち続け、一方で日銀は「基調物価ガー」というお気持ち物価を持ち出して超越大緩和政策を継続して物価押上げに寄与する、というアホの極みみたいな政策が続くかと存じますのでまあね。


〇今回の金研国際コンファランスのお話が中々面白かった件について(1回では終わらないのでシリーズものの見込み)

https://www.imes.boj.or.jp/research/papers/japanese/25-J-07.pdf
「金融政策の新たな課題」
2025年国際コンファランスの模様
Discussion Paper No. 2025-J-7

ある意味本チャンはこちらになります(コンファランスは英語の筈なので、見たことないから知らんけど)
https://www.imes.boj.or.jp/research/papers/english/25-E-10.pdf
New Challenges for Monetary Policy
Summary of the 2025 BOJ-IMES Conference
Wataru Hagio, Daisuke Ikeda, and Yojiro Ito
Discussion Paper No. 2025-E-10

これ日本語版読んでるだけでも中々味わいが深くて、今回のコンファランスまとめは中々の作品に仕上がっていると
思いますが、結構な分量なのでチョイチョイとネタにしていこうかと存じます。


・植田さんの開会挨拶自体は既にネタにしましたがまとめられたのを見るとやっぱり重大なツッコミどころが2点ですな

本文2ページ(PDFの4枚目)が『2. 開会挨拶』になります。

この挨拶自体は
https://www.boj.or.jp/about/press/koen_2025/ko250527a.htm
日本銀行金融研究所主催2025年国際コンファランスにおける開会挨拶の邦訳
日本銀行総裁 植田 和男
2025年5月27日

本チャンはこちら
https://www.boj.or.jp/en/about/press/koen_2025/ko250527a.htm
Opening Remarks at the 2025 BOJ-IMES Conference Hosted by the Institute for Monetary and Economic Studies, Bank of Japan
UEDA Kazuo
Governor of the Bank of Japan
May 27, 2025

にありましてネタにしたので重複ちゃあ重複ですが再掲のノリでw

『植田は、わが国の金融政策が直面している課題について、自身の見方を共有した2。最初に日本の物価上昇率について説明した。2021 年以降、日本の物価上昇率は米欧に遅れて高まったのち、足もとでは米価格といった食料品価格の上昇を主因として、再び上昇していると述べた。』

『次に日本の政策金利は日米欧経済の中で最も低くなっていると述べた。そうしたもとで、「実際の物価上昇率が 2%を上回って 3 年以上推移しているにもかかわらず、なぜ日本銀行はそのような緩和的なスタンスを維持しているのか」と問題提起したうえで、基調的な物価上昇率(一時的な変動要因を除いた物価上昇率)がなお2%を下回っているためと答えた。』

はいはいお気持ち物価お気持ち物価。

『続いて、基調的な物価上昇率を捉える完璧なデータは存在しないと述べたうえで、基調的な物価上昇率を評価するために注意深くモニターしている指標の 1 つとして、予想物価上昇率を挙げた。日本の予想物価上昇率は、1.5%から 2.0%の間にあり、この 30 年間で最も高い水準にあるものの 2%の目標水準を下回っていると述べた。それを 2%にアンカーするために、緩和的な政策スタンスを維持し続けていると説明した。』

などと仰せになっていたのはご案内の通りですが、ここで先日行われた氷見野副総裁の記者会見での基調的物価についてのコメントを確認してみましょう。

https://www.boj.or.jp/about/press/kaiken_2025/kk250903a.pdf
氷見野副総裁記者会見 (9/2)

『かなり、と言ったかどうかあれですが、近づきつつあると言ったときに水準はどれくらいかということですけれども、これが、結局、推計方法によっていろいろですし、そもそも概念として、予想インフレ率の中長期的なものでみていくのか、あるいは一時的なものを外していくのか、一時的なものを外すといったときに何を一時的とみるかというようなことで、必ずしもピンポイントで特定できるものではありませんので、近づいているという方向は申し上げられますが、何か更にゾーンを狭める表現をあえて申し上げるのは、ちょっと差し控えさせて頂ければと思います。』(この部分だけ直上URL先の2025年9月2日氷見野副総裁記者会見3pより)

とまあそういう訳でして、そもそも基調的物価だのインフレ期待だのに関して植田さんの言うような狭いレンジで示されるものではないし、大体からして1.5〜2.0って言うならそれもう目標達成みたいなもんだろ計測誤差考えたら、という話な訳で、何でこんな講演をしてたんですかねえってなもんな訳です。

でもって本編に戻りますが、

『また、この政策スタンスのコミュニケーションは容易ではないと指摘した。その理由として、人々が注目する総合ベースでみた物価上昇率と、中央銀行が注目する基調的な物価上昇率との間に大きな乖離があることを挙げた。』

というのも講演で言ってましたが、そもそも論として日銀法2条には「第二条 日本銀行は、通貨及び金融の調節を行うに当たっては、物価の安定を図ることを通じて国民経済の健全な発展に資することをもって、その理念とする。」とあって、基調的物価上昇率とやらが政策のゴールなのではなくて、政策のゴールはあくまでも「国民経済の健全な発展」なのですから、本来は「コア指数だけ見てて良いのか」という位の話をするべき、というか昔からその話は有るわけでして、ヘッドラインでもコアでもない「基調的物価」で政策がどうのこうのとか言ってる時点でお前は何をいってるんだというお話ですな。

『こうした乖離は、ある程度は常に存在するが、最近の乖離の大きさとその継続期間が日本において特に問題となっていると付言した。』

おどれが勝手に作っているだけじゃろうがw

『世界的にみて、供給ショックが頻繁に生じるようになるにつれて、こうした乖離は、多くの中央銀行にとって主な焦点であり続けると考えられると述べた。』

でもって

『最後に、本コンファランスの議論が、基調的な物価上昇率と予想物価上昇率の計測、それらに支えられた金融政策についてのコミュニケーションのあり方、頻繁に生じる供給ショックのもとでの金融政策運営等のきわめて重要な問題に光を当て、世界の中央銀行コミュニティに貴重な知見がもたらされることを祈念すると述べ、開会挨拶を結んだ。』

ってな話になっていますが、まあこの先のお話自体は中々面白いんですよね。


・最初の前川講演は質疑応答の方がオモロイ

『3. 前川講演:Trust and Macroeconomic Stability: a Virtuous Circle(信頼とマクロ経済の安定:好循環)』ってのが次のコーナーですが、講演しているのは Agustin Carstens, Bank for International Settlementsです。

『カルステンスは、数多くの経済・金融危機に対峙してきた経験をもとに、公共政策に対する信頼(trust)の重要性に関する講演を行った3。まず、数多くの危機から得られた 2 つの重要な教訓を挙げた。』

でもってこの教訓自体は、

『第 1 に、危機の代償は大きいため回避することが最善であると述べた。』

緩和政策の修正がビハインドになると危機にになる恐れもあると思うのですが日銀ちゃんったら・・・・・・・

『第 2 に、経済と金融市場は常に変化するため、現在適切と思われる政策や枠組みも、最終的にはおそらく急速に変わる必要があると述べた。』

ですわなあ、ということですが、この後の話は主に現在の一般的な通貨制度(通貨発行の二重構造に基づく今の状況)に対する信認を維持するためにはどういう観点が必要かというような話になっているのでかっ飛ばして質疑応答の方を見ますとですね・・・・・・・


・お漏らしという意味では予測可能ですがwwwwwwwww

『フロアとの質疑で、オルファニデスは、信頼の定義には公的機関が予測可能な行動をとるという考え方が含まれているものの、実際の政策運営においてはシステマティックなルールに基づく政策よりも裁量が優先されることが多いとコメントし、この点についての対応策を問うた。』

質問者は Athanasios Orphanides Massachusetts Institute of Technology です。

『カルステンスは、金融政策の枠組みは、予測可能性を高めるための確固たる基盤を提供すべきであり、中央銀行が裁量を行使する場合は、丁寧な説明を行い、行動を最終的な目的に結びつけるべきだと述べた。』

wwwwwwwwww

それこそ政策判断基準の説明するのにコアコア物価出してみたり賃金出してみたりサービス価格出してみたり賃金と物価の好循環とか言い出したりしながら基調的物価とか言ってると思ったらインフレ予想とか言い出す、という中央銀行がいるような気がしますなw


・これはベッセント財務長官もニッコリ(とはちと違うかもだが)

続いて塩路先生。

『塩路悦朗(中央大学)は、非伝統的金融政策の実施期間中、中央銀行はさまざまな資産を購入したが、その結果、中央銀行により大きな役割を求める世論の圧力が高まったのではないかと指摘し、このような過度な期待を抑えて正常な状態に戻る方法について尋ねた。』

ですよねー。

『カルステンスは、世界金融危機(Global Financial Crisis: GFC)以降、中央銀行が唯一の選択肢だと認識され、金融政策は副作用がなく多くの目標を成し遂げられる万能なツールだという期待が高まったと指摘した。中央銀行ができることとできないことの境界線を引くにあたって、もう少し慎重さが必要であったと付言した。』

然り。


・全然向き合っていない人がいるような気がしますが・・・・・・

『ゴロドニチェンコは、政治的圧力が高まる中、中央銀行への信頼をどのように維持できるのかと尋ねた。』

質問者は Yuriy Gorodnichenko University of California, Berkeley です。

『カルステンスは、中央銀行の独立性を維持するために、中央銀行と政府との間で摩擦が生じることはやむを得ず、それが結果として中央銀行の信頼性を高めることになると答えた。』

摩擦を絶対にしないように心がけておられるとしか思えない中央銀行があった気がしますが気のせいでしょうかw

『また、中央銀行は、そういった摩擦に必要なタイミングで向き合うことが責務の一部であると心に留めておく必要があると述べた。』

イエーイハトハトチキン見てるか〜(ってコンファランスにいたでしょうから見てるんですけどね)。


・でまあどうせ日銀ちゃんは他人事だと思ってるでしょうけど

質疑パート(元のURL先見て頂ければ分かりますが適当に飛ばして引用していますので念のため)の最後には
こんなのがありまして、

『ハウザーは、中央銀行は、信頼の低下という社会的トレンドにどのように対処し、信頼を守ることができるのかと問いかけた。』

質問者は Andrew Hauser Reserve Bank of Australia です。

でまあ日銀の場合は幸か不幸か物価に責任があるというのが人口に膾炙していないので物価高批判が日銀に飛んでこない、という大変に素敵な状態にあるわけですが、この状況とていつまで続くか分からんと思うのだが、まあどうせ日銀は他人事だと思ってるでしょwwwwwww

『カルステンスは、過去 20〜30 年間、金融・財政政策が経済の安定と成長の実現に非常に有効だと広く信じられてきたが、実際にはそうではなかったと述べ、中央銀行は、特に物価安定以外の目標を追い求める際は、積極的なアプローチをとることにより抑制的であるべきだろうと答えた。』

まあ日銀にいわせりゃ黒田緩和は全部「物価安定目標のため」なので積極的なアプローチをとりましたって言うでしょうけれども、お前ホンマにそれでエエんか、というのは自問して頂きたいものです。


ということでこのネタは明日以降に続きますが中々今回のは面白いので一読推奨しておきます。たしか日銀のよつべチャンネルに録画があるはずです。









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