朝のドラめもん
2026/01/16
お題「BBG砲が大本営のイタコモードだと思って妄想してみたの回(雑談モード)/特会レートまたまた上昇&今日は3MTDB入札」
むかしむかし、昭和とか言う時代の時に「公民協力」ってのがあったんじゃがのう(昔話のジジイ)
https://www.asahi.com/articles/ASV1H03K6V1HUQIP04NM.html
【詳報】立憲民主と公明、新党結成で合意 党名は「中道改革」で調整
有料記事
2026年1月15日 10時53分(2026年1月15日 18時58分更新)
ちなみに当時の「公民協力」は公明党と民社党でしたので念のため申し添えます。
〇円安警戒トーンは高めているのですけど・・・・・・(BBG観測記事など)
https://www.bloomberg.com/jp/news/articles/2026-01-14/T8UESZKJH6V700
片山財務相、急激な円安「極めて遺憾で憂慮」−あらゆる手段排除せず
・円相場は一時1ドル159円台半ば、為替介入が意識される160円射程に
・片山財務相は米財務長官とも認識共有、その後も円安基調変わらず
Takashi Umekawa
2026年1月14日 at 17:37 JST
更新日時:2026年1月15日 at 9:45 JST
『片山さつき財務相は14日、足元で進む円安について憂慮しているとし、適切に対応する姿勢を改めて示した。高市早苗首相と面会後、官邸で記者団に語った。』(上記URL先より、以下同様)
ってことでここのところさすがに円安牽制発言が続いているのですが、
『片山財務相は、急激な円安に関して「極めて遺憾であって憂慮している」とし、「その見方については日米財務相ともに共有した」と述べた。その上で、日本政府としては「日米財務相共同声明の考え方を踏まえて、投機的な動きを含めて行き過ぎた動きに対しては、あらゆる手段を排除せずに適切な対応を取る」と強調した。』
だそうですし、
『昨年12月には米国が利下げする一方、日本が利上げしたことで、日米の金利差が縮小したにもかかわらず、円安に歯止めがかかっていない。通貨当局による情報発信に注目が集まる中、片山財務相は「あらゆる手段を排除しない」と、これまでとは異なる表現ぶりで市場をけん制した。』
さらに昨日はベッセント間接砲撃という援護射撃もありました次第で、
『衆院解散報道が相次いだことを受け、14日の東京市場で円は1ドル=159円45銭と約1年半ぶり安値を付けた。15日の外為市場では、片山財務相の発言に加え、ベッセント米財務長官が韓国ウォンの下落は行き過ぎと懸念を示してウォンが買われたことから、円安に歯止めがかかった。足元では158円台半ばで推移している。』
ってのが出ている上に、昨日は引け後にBBG砲が出まして
https://www.bloomberg.com/jp/news/articles/2026-01-15/T8JAT3KK3NYA00
日銀、円安進行に伴う物価上振れや経済への影響を一段と警戒−関係者
・円安継続なら今後の利上げペースを速める可能性も、今月は政策維持
・一層の円安進行、個人消費の影響など負の側面が意識される可能性も
Sumio Ito、Toru Fujioka
2026年1月15日 at 18:15 JST
更新日時:2026年1月15日 at 18:43 JST
こちらニュースが出て若干ドル円で見ると円が30銭くらい円高になったかと思ったのですが、結局その程度のところで止まっておりましたし、何なら今朝見たらドル円158円後半レベルでして、全然戻らないじゃないですかヤダーってお話なので残念無念としか申し上げようがないですが、そりゃまあ今回の選挙で「責任ある積極財政」を問うとか言ってるんだから選挙終わったら調子にのって積極財政打ってくるの誰がどう見たって順当な訳で、そんな状況の中で財政懸念が無くなる訳はない訳ですな。まああの「経済ブレーン」(笑)を経済財政諮問会議だの成長戦略会議だのから一朝にパージすれば一発で円安止まると思いますけれども、それをやりはせんでしょうし、何なら野口審議委員の後任にアカラサマなリフレヤローを呼んで来たらさらに円安ですがなとしか申し上げようがないですわな、ナムナム。
まあそれはともかく日銀ちゃんの観測記事ですけど。
『日本銀行が円安の物価上振れや経済への影響に警戒感を強めている。来週の金融政策決定会合は政策維持が決まる見通しだが、一層の円安が今後の利上げペースを速める可能性も指摘されている。複数の関係者への取材で分かった。』(上記URL先より、以下同様)
そもそも円安とか関係なく物価目標の達成が近いんだったら物価目標の達成時には政策金利が本来は物価目標+潜在成長率水準にあって然るべきなんですから、元々巷間言われている半年に1回というのがこの世のものとは思えないビハインド・ザ・カーブな訳で、物価目標行かないと思ってるなら別ですが、さすがにこの状況で物価目標達成が近づいていないとは言えないじゃろと思えば本来利上げペースへの考えって修正されて然るべき、ってな話になっても何らおかしくないのですから、円安だからペース加速の可能性、とかのんびりした話をしている場合でもないんじゃないですかねえ、というのは個人の偏見にも程がありますが、そこまで過激派にならなくても、今年1年を政策金利0.75%から1.00%で引っ張り続けるのはエライ勢いでビハインドになるんとチャイマスカという指摘ってそこまで無茶苦茶な事ではない気がするんですけどね。
とはいいましても、肝心の日銀がビハインド上等モードにしか見えないからなあ、と思いながら記事の続きを読みますと、
『関係者によると、企業がコスト上昇を販売価格に転嫁する姿勢を強める中、円安進行はそうした動きを促す要因になりやすい。日本経済への影響は主体によってさまざまだが、個人消費が力強さを欠いており、円安に伴う食料品やエネルギーのさらなる価格上昇は負の側面が意識される可能性があるとの指摘も一部にある。』
『政策判断で重視する基調的な物価上昇率が目標の2%に近づく中、円安進行が物価目標の実現確度を高めたり、前倒しにつながったりする可能性はあると関係者はみている。日銀は追加利上げの余地があると認識しており、慎重になり過ぎるよりも適切なタイミングで実行すべきだと考えているという。』
ってなっているのですが、まあ真面目に比較したわけではなくてイメージで話をしているから間違ってたらゴメンやでなのですが、今回のBBGの記事って観測記事というよりも「関係者様のご説明」成分が強く感じられるトーンになっていて、「BBGをイタコにして大本営が説明をおっぱじめている」風情を強く感じますので(個人の感想です)、日銀大本営は市場の利上げ観測を少し前倒しにしたり、利上げ最終地点の金利を引き上げたりしたいのかなあ、という風に読み取ってみましたがまあ当たるも八卦当たらぬも八卦ではあります。
背景としてはやっぱり円安やべえよやべえよというのがあるんでしょうけれども、ほかに考えられるとすれば、この調子でやっていると円安に煽られて利上げするんだけど、結局円安傾向に歯止めがかけられなくてまた円安に煽られて利上げをする、の流れになってしまうと、日銀としても一種アンコントローラブルな緩和修正を続けさせられることになってしまうので、一旦市場に対して今市場が持っている利上げパスをリプライシングさせて円安ドライブを少しでも軽減することによって為替市場に持っていかれつつある政策修正の主導権を引き戻したいんじゃないかなとは妄想しました。
つまりですね、今までって「ビハインド上等」とどう見たって思われるような情報発信をして、状況の改善の後追い修正という形、つまりはフォワードルッキングでやるんじゃないから日銀も怒られないし、失敗にもなりにくい、というスタンスで来てたのは明白にも程があるのですが(別にこれはアタクシが勝手に言ってるのではなくて一般的にそう思うんじゃないですかねえ)、160円を抜けそうな円安でさすがに「待つことのリスクが大きくなっている」ということで、この先日銀がビハインド上等でやっていると「不作為の罪」を問われる可能性を感じだしたのかね、という転換が徐々に大本営と言えども起きつつあって、その一環として今回のBBGイタコ記事に繋がっている、ってのはまあ裏読みのし過ぎであるのは自認してしますが、そういう転換みたいなのが今回の決定会合で見れるかどうか、ってのは気になってまいりました。
なので、従来だと「ビハインド上等」で周辺環境に手を引っ張られる形で動いてきた訳ですが、徐々に「やるやる詐欺」で市場の金利観を強めに置いておく、とは言ってもまあ実際にはいつものチキンモードになって利上げがそこまで加速するわけではない、みたいな感じに持っていきたくなったのかなあとは妄想しました。
結構な妄想成分が入っておりますので与太話だと思っていただければとは存じますが、そういう感じのスタンス転換(転換するのはスタンスだがだからと言ってタカ派になるかというとそれは今のハトハトチキンは無理だと思うので実際の行動がそこまで転換するわけではない、と思うけど)というのを気にしてもそろそろ罰はあたらないかなあとか思いました今日この頃でござる、という初夢みたいな与太話でした。
〇今日は3M短国ですし交付税特会借入6Mの金利は順調に上がっております件について
今日は毎度の3M短国ちゃん
https://www.mof.go.jp/jgbs/auction/calendar/tbill/tbill_auct/auct20260109a.htm
国庫短期証券(第1356回)の発行予定額等
『1. 入札予定日 令和8年1月16日
2. 発行予定日 令和8年1月19日
3. 償還予定日 令和8年4月20日
4. 発行予定額 額面金額で4兆7,000億円程度
5. その他 上記の発行予定額を変更する場合には、入札日の前日に再度公表する予定です。』
ということですので、こちらの3M(と来週の3M)までは4月会合を跨がない入札ですので、3月会合までにドル円が170円だの180円だの破局大噴火をしていない限りにおいてまあ利上げに関しては無風だし期末跨ぎですしおすしという所ではあるのですが、
売参ちゃん
https://market.jsda.or.jp/shijyo/saiken/baibai/baisanchi/index.html
(1/15引値)
国庫短期証券1353 2026/04/06 平均値単利 0.695
国庫短期証券1336 2026/04/10 平均値単利 0.695
国庫短期証券1355 2026/04/13 平均値単利 0.710←カレント3M
国庫短期証券1300 2026/04/20 平均値単利 0.700←1年物で発行された既発TDB
国庫短期証券1356 2026/04/20 平均値単利 0.715←今日の新発WI
国庫短期証券1358 2026/04/27 平均値単利 0.710←来週木曜入札の3MWI
(1/14引値)
国庫短期証券1353 2026/04/06 平均値単利 0.695
国庫短期証券1336 2026/04/10 平均値単利 0.695
国庫短期証券1355 2026/04/13 平均値単利 0.710
国庫短期証券1300 2026/04/20 平均値単利 0.699
国庫短期証券1356 2026/04/20 平均値単利 0.709
同償還の既発債の1300の引値が0.700%のまま変わらずで値付けされているのに新発WIが0.715%と甘くされているってなんの判じ物だよという感じですが、まあ元々水曜も同償還で引値違うんでそういうもんだと思っていただければ(一応屁理屈つけるなら既発は流通玉が限定的だけど新発は償還あるとは言えドバっと一気に供給されるので需給が違いますがなという話ですね)と思いますが、0.715%での引けってマジデスカソレという風情でして、月初一発目の入札後3M結構お強くなったりしてたのは一体全体何だったのかというような引値になっておりますな。
ということでWIのプライシング自体は何かだいぶ真っ当な価格(よく考えてみたら3Mもあるのに明白にコールよりも金利が低いって何ですねんとい冷静にツッコミが可能なのですが今までが今までだっただけにねー)になってきた感があるのですが、これがマジなのか単に入札前に気配押し込んでいるだけなのかという結果に関しましては、今日はどうせ長い方の入札は長期の流動性供給入札しかないんですしちょっと寄ってらっしゃい見てらっしゃいということでよろしくお願いします。
あと交付税6Mですけどね。
https://www.mof.go.jp/jgbs/auction/calendar/kariire/kari-result260115.htm
交付税及び譲与税配付金特別会計の借入金の入札結果(令和8年1月15日入札)
『本日、借入金の入札について、下記のように募入の決定を行いました。
記
1.借入根拠法律及びその条項 特別会計に関する法律(平成19年法律第23号)附則第4条第1項
2.借入日 令和8年1月23日
3.償還期限 令和8年7月24日
4.償還方法 令和8年7月24日に一括償還
5.借入利率競争入札について
(1)応募額 4兆963億円
(2)募入決定額 1兆3,000億円
(3)募入最高利率 0.950%
(4)募入最高利率における案分比率 57.0310%
(5)募入平均利率 0.926%』
前回の交付税6Mは1/16-7/17で平均0.885%の足切り0.929%になっていまして、7/17なので当然ながら7月会合跨がずのテナーになっていますので「これは堂々の4月や6月利上げ織り込みですねえ(追い風参考記録だけど)」って話をしましたが、今回は1/23-7/24で一段の堂々のレート形成。
前回足切りの0.929%ってのが4月会合まで0.75%換算で分かち計算すると、4月会合以降の換算利回りが1.167%とかいう大変にオシャンティーな利回りになっておった(平均の0.885%だと後ろは1.065%)のですが、今回の場合はなんせ平均で0.926%なので平均の0.926%ですら後半が1.126%くらいになりますし、足切りの0.95%となると後半1.178%になります。
おもわず3月会合で分かち計算してみますと(笑)、平均の0.926%でちょうど1.010%になって、足切りの0.950%だと1.046%になるとかいうことで、まさかの3月利上げでも付利金利にブレークイーブン、という大変にセクシーな利回りまで成長(?)しておられる次第。
毎度申し上げておりますようにこちらは参加者層が限定的な市場なので一旦資金の出し手有利な状態になるとその状況が続きやすいので金利もちょっと足元見すぎじゃネーノって水準になるのでこの結果をそんなにナイーブに受け止めるのも何なのですが、とは言いましても交付税特会方面の市場参加者層においてはこのくらいの金利じゃないと買って差し上げませんわよオホホホホという余裕のよっちゃんになっているのが見て取れますので、まーこれが3Mの結果に直接リンクするかはさておき、利上げ警戒に関しては従来の無警戒モードだったのから見たらだいぶ意識は高まったんじゃないかなと思いました。
ということで今朝はこの辺で甚だ簡単で恐縮至極。
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