朝のドラめもん

2026/03/04

お題「イラン戦争の反応メモと雑談/氷見野副総裁金懇会見は金融政策の先行きにで見事なノーコメント地蔵を貫くの巻」

現代ビジネス仕事速いなwwww
https://gendai.media/articles/-/164668
2026.03.03
【独自】仮想通貨「サナエトークン」を大宣伝!高市総理公認の後援会「チームサナエ」のリーダーを直撃!その言い分は…
河野 嘉誠 ジャーナリスト
週刊現代 講談社

高市さんは巻き込まれただけだとは思う(思いたい)のですが、このお方の取り巻き(だか寄ってくる人たちというか)って見事なまでにアレというのは何とかならんのかと思ってしまいます。


〇2日目は株安債券安と来ましたがということで多少雑感をプラス

・2日目は株安債券安でしたが今日はどうなるのやら・・・・・

とりあえず備忘メモで恐縮ですが
https://jp.reuters.com/markets/japan/SYOQIYSBAZKR3M5JFBQ7FNMO4U-2026-03-03/
〔マーケットアイ〕金利:国債先物大幅反落、インフレ懸念が圧迫 長期金利は2.125%に上昇
ロイター編集
2026年3月3日午後 3:30 GMT+9

『[東京 3日 ロイター] - <15:10> 国債先物大幅反落、インフレ懸念が圧迫 長期金利は2.125%に上昇

国債先物中心限月3月限は、前営業日比59銭安の132円65銭と大幅反落して取引を終えた。中東情勢を背景としたインフレ懸念が相場を圧迫した。新発10年国債利回り(長期金利)は同6.5ベーシスポイント(bp)上昇の2.125%。』(上記URL先より、以下同様)

ということで、10年入札自体は事前に押し込んだので無難な入札になりましたが、

『現物市場では10年物以外の新発国債利回りも総じて上昇。2年債は前営業日比3.0bp上昇の1.245%、5年債は同6.0bp上昇の1.590%、20年債は同7.0bp上昇の2.950%、30年債は同4.5bp上昇の3.320%、40年債は同5.0bp上昇の3.555%。』

2日で結局先物が15銭下がっているのだからそうなるのはそうなるんですが、月曜に盛大に金利低下した5年とか思いっきり行って来いになって2日で1毛5糸(先物スライドではあるが)金利上昇したとかもう笑うしかないのですが、

『TRADEWEB
    OFFER  BID   前日比 時間
2年  1.243  1.249    0.028 14:56
5年  1.585  1.595    0.048 15:03
10年  2.118  2.126   0.055 15:07
20年  2.947  2.956   0.061 15:12
30年  3.321  3.336   0.038 15:13
40年  3.538  3.556   0.034 15:07』

ってことで5年〜10年甘いのですが、どさくさに紛れて20年が2日で3毛甘くなっているのはこれは何ぞという感じですがよくわからんですな。まあ単純に需給のせいだとは思いますけど。


https://port.jpx.co.jp/jpxhp/main/index.aspx?F=future&disptype=day_through
先物価格情報(日中に見ると日中の数字が更新されます)

こちらみると日経先物は下がっている(とは言っても昨日の引け後1200円とか盛大に下げていたのから見ると戻っている)のですが、債券先物は昨日の引け後こちらも20銭とか下がっていたのが戻っているのですが今日はどうなるのやら・・・・・

さすがにトラ公も原油高で株安モードはヤバイと思ったのか
https://jp.reuters.com/markets/commodities/4NUIEDNT7BK7FK6JFFNK2XLWHY-2026-03-03/
米、ホルムズ海峡通過タンカーの軍事保護を検討=報道
Gnaneshwar Rajan
2026年3月4日午前 4:25 GMT+9

『[3日 ロイター] - トランプ米政権は急騰しているエネルギー価格を引きき下げるめ、エネルギー輸送の要衝であるホルムズ海峡を通過する原油、天然ガスタンカーに軍事的な保護を提供することを検討している。米政治専門サイトのポリティコが3日、複数の関係筋の話として報じた。ロイターはこの報道内容を独自に確認できていない。』(上記URL先より)

って話になっているようですが、今回ばかりはTACOろうにも交渉相手を悉く殲滅してしまっているだけにTACOる訳にも行かない訳ですしどうなるんですかねえ・・・・・・・・・・


・しかしまあこれで日本だけは「利上げするな」の大合唱になるんでしょうなあ

シュミッドさんなので元がタカ派ではあるのですが
https://jp.reuters.com/markets/japan/TN7RME6IIRMVJM3WPLWNWPD5HM-2026-03-03/
カンザスシティー連銀総裁、利下げに慎重姿勢 インフレ過熱を懸念
ロイター編集
2026年3月4日午前 1:44 GMT+9

ってな感じで他の主要国ではインフレ過熱懸念で金融政策を緩和的にすることに対しては慎重な話が出てきている(から欧米金利上がっているんですしおすし)わけですが、日本の場合は物価高対策が必要って話になってくると日銀への利上げを止める方向に話が行くとしか思えないのが頭痛い訳ですな。

でまあそうなると円安になって後追いで利上げをすることになるという残念なスパイラルになる訳で、よくよく考えてみたらこれまでの利上げも結局のところ円安後追い利上げに他ならないので、

https://jp.reuters.com/world/japan/6AVJQAAMUNKMDO3YENUMOJXHWI-2026-03-03/
日銀、3月会合で政策金利据え置く可能性 利上げ姿勢は維持=関係筋
和田崇彦, 木原麗花
2026年3月3日午後 3:58 GMT+9

『[東京 3日 ロイター] - 日銀が18、19両日に開催する金融政策決定会合で、0.75%としている政策金利を据え置く可能性があることが分かった。昨年12月の利上げの影響見極めに加え、イラン情勢の緊迫化がどの程度続くのか不透明感が漂う。ただ、足元で為替円安が進行しているほか、日銀は中立金利までの利上げ姿勢を崩しておらず、決定会合までの曲折も予想される。』(上記URL先より、以下同様)

ってまあさすがに3月利上げはねえだろとしか言いようが無いのですが、3月の時に当記事のように「物価目標達成するんだから徐々に利上げよ」という姿勢を維持できるかという話でして、なにせ昨年はトラ公の関税攻撃によって超クソ弱気になってしまって、そのせいもあって、関税攻撃が一段落したところでの利上げが一歩遅れてしまったら自民党総裁選が始まってしまい、たまたま円安にかっとんでくれたから12月に利上げが出来たものの、先般の高市植田会談でも「難色を示した」とか言われる状況でちゃんと利上げ姿勢を維持出来るのかどうか、ってのが注目されますわな、と思います。

なお同記事でも、

『原油先物の先高観の強まりは、東京都区部で節目の2%を割り込んだばかりのコアCPI(消費者物価指数)上昇率の押し上げ要因となり、予想インフレ率に影響する可能性がある一方、ガソリン価格が上昇すれば国民生活に直結する。』

ってことなのですが、ゆうてこの状況下で日銀が利上げを渋る姿勢を示しますと(いまはただのドル高なので円安一辺倒ではない、という意味で)円安モードが再燃してしまってエネルギー価格上昇の影響とのダブルパンチが発生してさらにエライコッチャになりますがな、と思うのですが同記事のこの先の部分を拝読しますと、

『消費の下押し圧力は実質国内総生?産(GDP)成長率にも飛び火しかねず、』

という指摘はその通りなのだが、

『複数の政府関係者は「日銀は利上げがしにくくなった」と口をそろえる。政府内では、事態の長期化を懸念する声が強い。』

という話に自動的になってしまうのがジャパンクオリティでして、複数の政府関係者が口をそろえるくらいなので、高市総理が利上げについて文句タラタラとなりそうなのは火を見るより明らかなのが困った所ではありますし、先般の経済財政諮問会議を見ればイラン戦争無しの段階ですら「利上げダメ」とか民間馬鹿委員が言っているのですから、どこからどう見ても経済ブレーン(笑)の皆様が一段と利上げするなやと吹き込むのが見え見えですから翻意するとは到底思えませんがな。

というのを軸に考えていくことにはなりますが、ただまあこの姿勢が明確になると円安に飛ぶので4月末の金融決定会合を前に円安で首が回らなくなるので結局利上げ、というのは思いっきりありそうですし、(いちいち数字引用しませんが)短国市場ちゃんも売参引値見る限りにおいては3Mとかの辺りは不動モードでしたので、いまのところは4月利上げが中心ってことになっているとは思うのですが、3月会合に向けたムーブについては要確認ですな。


〇氷見野副総裁和歌山金懇の会見から先に参りますが

https://www.boj.or.jp/about/press/kaiken_2026/kk260303a.pdf
氷見野副総裁記者会見
――2026年3月2日(月)午後2時から約30分
於 和歌山市

・とりあえずイラン戦争に関しては判断保留なのは仕方ないが残念感は漂う

実質冒頭質疑は当然これになりますわな。

『(問)米国とイスラエルはイランへの攻撃に踏み切り、原油価格が高騰しています。地政学リスクなど不透明感が高まっている中では、これは利上げに慎重になる要因になるのか、それとも供給要因であってもインフレ期待や基調物価に影響する可能性もあるので、必ずしも利上げを慎重化させる要因にならないのか、副総裁のお考えをお願いします。』

とは言え、この質問って非常に良い聞き方をしていて、「供給要因であってもインフレ期待や基調物価に影響する可能性もあるので、必ずしも利上げを慎重化させる要因にならない」ってのは大変に重要な論点なのでして、ウクライナ侵攻とコロナ対策財政拡大の効果が出てきたのの合わせ技で欧米で物価が上がった時に「供給要因なので放置プレイ」とかして(おまけに米国では「メイクアップストラテジー」とか言って放置プレイをしていた訳で)後でエライことになった訳ですが、今回の日本って財政ガバガバ出す中での供給ショックになる可能性があって、同じこと起きたらどないしますねんというか日銀は無能オブ無能の烙印を千載に残すことになるんですが、という話ではあります。

でまあそれに対してですが氷見野さんの回答は、

『(答)まず、今後の展開次第のところがかなりあるかというふうに思いますけれども、今後の展開については見極めがたいものがまだたくさんありますので、特定の展開を前提としてどういうふうに働くといったお答えをすることは差し控えさせて頂きたいと思います。いずれにしましても、政府とも密接に情報交換を行いながら状況をしっかり注視してまいりたいと考えております。』

ここで麿総裁なら堂々と「一般論ではございますが」とか言い出しそうですが、氷見野さんをもってしてもここで一般論をぶちこむのは難しい、という状況になっているんだなというのは把握しましたので、まあ確かに政府のヘッドがアレで、経済財政諮問会議などの経済ブレーン(笑)がアレではここで一般論をぶちこめない、ということは良くわかった訳です。

でまあそう考えますと、日銀の次回利上げってのは円安追い込まれ系での利上げにならざるを得ないのではないかという気がだいぶしまけれども、ワンチャン期待できるのは「市場が既に次回の利上げまでは少なくとも織り込んでいるしだいたい4月で見ている方が多い」ということでありまして、これはすなわち4月に利上げしい、とか3月利上げ見送りの際に先行きの利上げに消極的な姿勢を見せると円安飛ぶ飛ぶ炎と燃えて♪となってしまいますよ、という認識が界隈に発生していれば普通に1%への利上げはできるんじゃないかという期待がありまして、これすなわち「市場が利上げに連れて行く」というパターンになるって奴ですな。

・・・ということで何の気ない質疑で思いっきり妄想入りの見通しを考えてみましたが、要するに「日銀は利上げネタで官邸方面を刺激するのを今はかなり慎重に構えている」というのがこの質疑応答で読み取れました(個人の妄想ですが)」というのと、「とはいえ次回の利上げに関しては遅らせると円安を助長しかねないという認識がどの程度あるかによってハードルが意外に高くない可能性は残っているでしょう」というこれは別にこの質疑応答関係ないですが、そういう勝手読みの世界になったというお話です。


・やはり「中立金利」を説明に使うのは難しい局面になっていますわな

次の人の質問ですが、

『(問)二点お伺い致します。まず一点目がですね、物価目標に対する距離感について伺いたいのですけれども、本日の講演でですね、2%の物価目標は確実に達しているとまではまだ言えないけれども、既に概ね 2%近傍であるというご認識を示されたかと思います。日銀はですね、これまで物価目標の達成時期には、既に中立金利に達しているというような説明をされてきたと思うのですが、併せて考えると、物価目標に今近いということは中立金利にもだいぶもう近いというようなご認識を氷見野さんはされているのでしょうか。関連してその物価目標までの距離感とか、利上げのペース、ゴールについての考え方をお聞かせください。(後半割愛)』

中立金利との関係で今の金利ってどうなのよ、というのが質問のメイン部分でして、これまた回答しにくい(まともに回答するとやはり「利上げ話で官邸を刺激」になってしまうから)質問になる訳ですが、氷見野さん今回は・・・・・

『(答)一つ目のところは、例の階段の絵が書いてある絵みたいな話になると思うのですけれども(引用者追記:これはネタにまだしていませんが、金懇挨拶本編での説明に使った「展望レポートハイライト」のポンチ絵です)、物価安定目標に確実に基調物価が達しているというふうにまではまだ断言できないということで、現状では緩和的な政策を今後徐々に調整していくと、利上げを行って中立に近づけていくということだというふうに思いますけれども、』

ということで方向性自体は示していますが、

『現時点では緩和的な領域の中でやっていることで適切だと思いますし、ということは中立金利よりは低い状態にあっておかしくないということで、今後物価の基調が2[%]で安定していく過程の中で、中立に近づけていくということになると思うわけですが、』

基調物価が2%に達成していない、という定義にしておかないと今の政策金利水準が適正という結論になってくれない、ということですな。

『そのうえで距離感というご質問だったんですが、今日申し上げたのも、その距離というのを緻密・精密に測定して特定することができないということに現状ありますので、中立金利、あるいは自然利子率についての見方と、物価の基調についての見方と、あと現状での金融環境の状況等をみながら、ある意味総合的に判断していくしかないというふうに考えております。(後半割愛)』

この辺りは金懇挨拶本編の方にあるのですが、この辺りに関しては思いっきりこういうような言い方をして蒟蒻問答モードに持って行っているなあという感じですし、中立金利の概念についても目標達成が近くなった時にはコミュニケーションとして(目標達成から遠いときと比較して)適切さに欠けるという説明をしておりますので、まあ中立金利を使った説明は徐々に避けていくようにしたいんだろうなあとは思いました。

とは言いましても、今まで散々説明に使ってしまった概念なので、いまさら急に引っ込める訳にも行かないし、引っ込めたくてもこの質疑のように質問が飛んでくるわなと思いました。


・今回はタカハトいずれの言質も与えない戦術に徹底していますなあ

まあ今回に関してはしゃあない面はあるのですが、とは言え先ほども申し上げたように、官邸方面との間合いが掴み切れていない面はあるんだろうなあとは思いました。

つまりですね、

『(問)二点ご質問させて頂きたいと思います。確認なのですけど、これまで日銀は経済・物価情勢の改善に応じて政策金利を引き上げていって、金融緩和度合いを調整するということを表明してきたわけですけれども、今回の中東情勢の緊迫化を受けても、この方針自体は変わりがないのでしょうかというのが一点目です。

二点目ですけれども、こういった中東情勢を巡るこの不透明感の高まりですとか、今日も日経平均一時 1,000 円超下がるなどして市場変動が大きくなっているという状況ですが、このように市場変動が大きなとき、こういったときにはやはり利上げをしていくということには慎重にならざるを得ないのでしょうか。この二点をお願い致します。』

という質問に対して、

『(答)一つ目ですけれども、方針自体に変化があるとは考えておりません。ただ、その方針の中に入っております、経済・物価情勢の改善に応じて、というところがどうなっていくかには今後影響はあり得る話だと思いますけれども、それがどういう影響が今後出そうかということについては、何か現時点で予想申し上げるということは差し控えたいと思いますし、また、考え方の枠組み自体が何か変わるということではないというふうに思っております。

二つ目は、不透明感が高まって市場変動が大きいときには慎重に金融政策を運営するのかどうかということですけれども、これは市場変動が大きい場合、不透明感がある場合、そのときなりに必要なことはしっかり判断してやっていく必要があると思います。市場変動が大きいときには必ず政策変更をしない、ということとは限らなくて、市場変動が大きいために、対応するために、政策変更が必要だと考えるシナリオもあり得ないわけではありませんので、何か市場の動向と、政策の運営の仕方について、カテゴリカルに結びつけて法則を述べることは差し控えたいと思います。』

ということで、コンセプチュアルな話で新しい事を絶対に言わないというのが徹底していますし、

『(問)本日、質問で、不確実性についてイラン情勢と米国の関税と今出たわけですけれども、昨年は金融政策の変更にあたって米国の関税の影響を見極めるというような、判断までに見極める必要があるというようなことがあったと思うんですけども、今回イラン情勢はかなり不透明感強いんですけれども、次の政策変更にあたってその見極められるまで待つ必要があるのか、それとも見極められないけども政策変更ということもあり得るのか、お考えをお聞かせください。』

という質問に対しても、

『(答)どの程度見極めが必要になるかの見極めも、現時点ではできておりませんので、それも今後の展開次第だろうというふうに思います。ですので、今の時点で見極めに必要になる時間軸について予想を申し上げることは差し控えさせて頂ければと思います。』

ということですので、今回は兎に角「先行きの金融政策に関しては完全に従来路線の維持以外のことは言わない」という姿勢は徹底しているなと思いました。

なので早期利上げの話が無いのは残念、とは言えますけれども、昨年のトランプ関税を受けた後のスーパーハトハトチキンムーブメントの事を思いますと、今回は良く踏みとどまった、とも言えますので、つまりは先行き金融政策については今回見事にノーコメント地蔵だったな、というところです。

ということで今朝はこの辺で勘弁












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