朝のドラめもん
2026/01/07
お題「短国とか交付税特会とか/年頭あいさつ確認モードですが政策ビハインドへの懸念が出てきますよねえ」
狂っとるニュースが出てきたので慌ててマクラを差し替えました
https://www.jiji.com/jc/article?k=2026010700175&g=flash
【速報】ロイター通信は、トランプ米政権がグリーンランド領有に向け「米軍活用も選択肢」と述べたと報じた
2026年01月07日06時17分配信
ロイター通信は、トランプ米政権がグリーンランド領有に向け「米軍活用も選択肢」と述べたと報じた(ワシントン時事)
最終更新:2026年01月07日06時17分
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これはボヘミアの伍長もニッコリとしか言いようが無い吐き気のする言明だし、どっかの国が「台湾諸島と日本列島と朝鮮半島はわが国の防衛上必要不可欠」とか言い出したらどうするんだよ・・・・・・・
詳報を見ますとさらに吐き気を催すんだが
https://www.bloomberg.com/jp/news/articles/2026-01-06/T8GNFZT9NJLT00
トランプ氏、グリーンランド取得のため軍事力行使も排除せず
Andrea Salcedo
2026年1月7日 at 6:10 JST
更新日時:2026年1月7日 at 6:53 JST
『レビット氏はその中で、「トランプ大統領は、グリーンランドの獲得が米国の国家安全保障上の優先事項であり、北極圏地域で敵対勢力を抑止する上で極めて重要であることを繰り返し明確にしてきた」と指摘した。』(上記URL先より)
「国家安全保障上の優先条項であり」で何でもありならウクライナもそうだし、台湾どころか朝鮮半島や日本列島だって何でもありだし、それこそボヘミアの伍長の「レーベンスラウム」だってありになるんですけどねえ・・・・・・
〇短国3Mとか交付税借入6Mとか
https://www.mof.go.jp/jgbs/auction/calendar/tbill/tbill_nyusatsu/resul20260106.htm
国庫短期証券(第1353回)の入札結果
『本日実施した国庫短期証券(第1353回)の価格競争入札及び国債市場特別参加者・第T非価格競争入札について、下記のように募入の決定を行いました。
記
1.名称及び記号 国庫短期証券(第1353回)
2.発行根拠法律及びその条項
財政法(昭和22年法律第34号)第7条第1項、財政融資資金法(昭和26年法律第100号)第9条第1項並びに特別会計に関する法律(平成19年法律第23号)第83条第1項、第94条第2項、同条第4項、第95条第1項、第123条の18第1項、第136条第1項及び第137条第1項
3.発行日 令和8年1月7日
4.償還期限 令和8年4月6日
5.価格競争入札について
(1)応募額 11兆5,872億円
(2)募入決定額 3兆6,913億7,000万円
(3)募入最低価格 99円82銭9厘5毛
(募入最高利回り) (0.7004%)
(4)募入最低価格における案分比率 55.4514%
(5)募入平均価格 99円83銭1厘4毛
(募入平均利回り) (0.6926%)』
ということで昨日申し上げましたようにWIは0.685%で金曜入札の次回債のWIが0.700%でしたが、足切りで0.700%片足乗るという展開になってほえーと思ったのですが、売参ちゃんの引けの方を見ますと、
https://market.jsda.or.jp/shijyo/saiken/baibai/baisanchi/index.html
(1/6引値)
国庫短期証券1353 2026/04/06 平均値単利 0.660←3M新発
国庫短期証券1336 2026/04/10 平均値単利 0.670←6mで発行された既発銘柄の成れの果て
国庫短期証券1355 2026/04/13 平均値単利 0.670←金曜の3M新発WI
国庫短期証券1300 2026/04/20 平均値単利 0.700←1yで発行された既発銘柄の成れの果て
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国庫短期証券1354 2026/07/10 平均値単利 0.800←木曜の6M新発WI
ちなみに
(1/5引値)
国庫短期証券1353 2026/04/06 平均値単利 0.685←入札前日の引けなのでWIですな
国庫短期証券1336 2026/04/10 平均値単利 0.685
国庫短期証券1355 2026/04/13 平均値単利 0.700
国庫短期証券1300 2026/04/20 平均値単利 0.700
-----
国庫短期証券1354 2026/07/10 平均値単利 0.800I
とかいうレートになっていて、0.69台前半アベレージの入札やっといて0.66%の引けかよという感じですし、そもそもこの入札は別に上で切れているわけでもねえだろ(上で切れてショートカバーが入って踏み踏み引値になるというのならそれはそれで話は分かるんだが水準的にこれは上で切れた入札とは言わんじゃろとしか思えんのですけど事前にどこまで弱いイメージだったのかは知らん)とは思う訳ですけれども、とはまあ言いましても短国ちゃんの需給の強さ(特に短い方)というののせいで政策金利50bpの時代に短国3Mが0.45%だの0.50%だのってなるタイミングって利上げをある程度意識するか、GCがクッソ重そうな時とかだったとかいうのも勘案すると、0.70%ってのが以前の政策金利水準時代の0.45%に相当するので、まあそこで反発する、ってのは分からんでもないが0.66かよとは思うのでありました、金曜には3Mのおかわりが来るのにそれでエエノカという気はしますけどね。
まあアレです。利上げおかわりって1月はノーチャンスなのは自明ということにしておきまして(来週なんかの間違いでドル円が180円にでもなれば別だが)、3月ってのもさすがに無理(ただし為替円安が看過できない勢いの場合はその限りではないという気はするがまあ普通に考えて無理があるでしょう)ですしおすしと考えると、4月の利上げって新金利適用が4/30になるので実質5月頭になる訳で、まあそう考えたら4月足は利上げ丸無視レートだと思えば(って考えると引値で4/13のWIと4/20に段差つくのはナンナンデスカという気はしますがwww)旧換算で0.41%相当なんですけどうーんその水準だとなアという気もせんでもないという微妙な水準(あくまでも個人の感想です)。
でまあ明日が6Mの入札で、昨日も申し上げたように7月まで利上げ無ければ足元金利コロコロとの比較で大勝利レートではあるのですが、4月利上げあると思えばこのレートは手前の短国金利をいくらで見るかによって評価が分かれるどちゃくそムツカシアルネなレートなのですけれども、アタクシが昔経験してた時代の短期の世界っていうのは(今だって同じだと思うけど)保有期間中の翌日物金利なりファンディングコストなりベンチマークコストなりを幾らと見るか、の足し算というか積分の世界になって、そこの部分をどう読むかというのにスキルが求められる世界という長期金利とはまた別の発想(究極的には長期金利だって期中短期金利の積分にいくら流動性リスクプレミアムを乗せるのかの世界だから同じではあるのだが)となるので、まあ3Mの方は相変わらずにしましても、6Mの方は中々面白みが出てきたかもしれませんなと明日をちょっと楽しみにしておりますです、はい。
昨日は交付税特会6Mもあったんですけど
https://www.mof.go.jp/jgbs/auction/calendar/kariire/kari-result260106.htm
交付税及び譲与税配付金特別会計の借入金の入札結果(令和8年1月6日入札)
『本日、借入金の入札について、下記のように募入の決定を行いました。
記
1.借入根拠法律及びその条項 特別会計に関する法律(平成19年法律第23号)附則第4条第1項
2.借入日 令和8年1月16日
3.償還期限 令和8年7月17日
4.償還方法 令和8年7月17日に一括償還
5.借入利率競争入札について
(1)応募額 3兆3,516億円
(2)募入決定額 1兆3,000億円
(3)募入最高利率 0.929%
(4)募入最高利率における案分比率 88.4000%
(5)募入平均利率 0.885%』
7月17日エンドですが0.75をはるかに上回るレートとはチャーミングなのですが、(ちなみに12月は交付税6Mが一回しかなくて、12/4に実施された入札で12/12−6/12のテナーで0.783%/0.793%の落札結果でございました)、これすなわち4月利上げ織り込みレートということになっておりますわな。
ご案内の通りで交付税特会6Mについてはレートがかなり高め高めに出てくる物件なので、水準そのものは追い風参考記録だと思ってみるのが吉ではありますけど、この水準ですと、手前の金利を0.75%だと思って計算した時に、平均の0.885%ってのは4月利上げの場合の後半(4/30〜)の換算レートが1.065%とがっつりと4月利上げを織り込んだレートになっていまして、足切りの0.929%に至っては後半の換算レートが1.167%とかいうとってもお洒落なレートになっておりまして、もちろんこれ自体は追い風参考記録レートなので過大に評価して4月織り込みがどうのこうのというとミスリードになる可能性がありますが、ただまあ利上げを全然織り込んでいない場合はただ単に若干のターム流動性プレミアム乗っかる位の金利形成をしているのもここまでの経験上そうなので、つまりは交付税特会借入に応札する人たちの中では「4月利上げの可能性が無いと考えるのはアカンじゃろ」と思っておられるのがコンセンサス、って言う事を意味しているのかなとは思いました、個人の感想ですけど。
でまあ問題はその4月の有無なんですが、円安かっ飛びの巻で日銀が追い込まれる、というのはまあ絵面としてはアリエールだと思うのですが、問題は日銀にどの程度の意思があるかという話で、高田っちは物価目標達成っていってるんだから寧ろこの先毎会合利上げ提案しないと物価目標達成という認識との整合性が取れないまでありますし、抜刀斎も物価目標達成時期が前倒しって12月会合で言ってるんで1月かどうかは兎も角、早期に追加利上げの提案をしないとこれまた整合性が取れないので、この2名が利上げやる気満々モードを見せて来るのは仕様だし織り込んだうえで、じゃあ他の政策委員はどうなんですかっていうのが1月会合でどの程度示されるか、というのが注目されることになろうかと思います。でもって2名以外やる気無し無しでしたら「円安追い込まれでしぶしぶ利上げ」以外のコースでの早期利上げルートは無さそうに思えますが、12月会合主な意見を見ますと必ずしもやる気無し無しじゃないよね、という事ですがな、ってなもんですわ、まあ個人の感想かつ偏見ですが。
てな訳でですね、明日の6MTDB入札って「参加者の皆さんどの程度4月利上げのリスクを見ているのか」というのを見るのにちょうど良い足(来月の6Mになると足が8月になってしまうので6月会合成分も強くなってしまう)なので、30年入札のついでにちょっとお立ち寄り頂ければと存じます、と昨日と同じ締めになるのでした笑。
〇高市総理経済団体でのご挨拶とか
昨日はこんなのがありましたわな
https://www.kantei.go.jp/jp/104/actions/202601/06keizai.html
経済3団体共催2026年新年祝賀会
更新日:令和8年1月6日
総理の一日
『私は今の暮らしや未来への不安を希望に変えると、そう訴えて、自民党の総裁選挙に立候補をいたしました。そして、今皆様、御承知のとおり、先ほども御挨拶にもございましたけれども、政策を進めております、『責任ある積極財政』というものを掲げました。そして、大胆かつ戦略的な投資を進める。日本の供給構造を強化する。雇用と所得を増やす。消費マインドを改善する。そうすると事業収益が上がります。事業収益が上がったら、またお給料も増える。そして研究開発投資や設備投資もできる。そうやって経済が回っていく。税率を上げずとも、税収が増えていく。そういう日本の姿をつくるのが私の目標であり、そして今行動を始めた理由でございます。』
というのが前半の方にありましたが、うーんこの風が吹けば桶屋が儲かるみたいな説明ってことで、こういうのを見ているとどうもアタクシとしては置物フローチャートを思い出してしまって頭が痛い訳ですし、何なら共同辺りからはちゃっかり「税率を上げずとも、税収が増えていく。」という部分が切り取られて早速インフレタックスキターって話題になっていたようには見えますけれども、まあこういうの見ているとやっぱり夢のような話している感は拭えないのが不安ではあります。
まああんまり夢物語ばっかり言ってると為替市場に円安アタック食らいますし、物価だって昨日ネタにした年頭会見にあるように官邸にしても日銀にしてもこの後物価上昇率は沈静化して何なら2%割る位の勢いになると読んでいるんですけれども、一般物価の上昇が意外に底堅くて各種施策で一時的に下げた分をオフセットしてきたらどうするんでしょうかねえとか思う訳でして、その辺の現実がどっちに転ぶかというのもこれから見て行く話’(なんか月初が月曜だったせいか現場労働者としてはすっかりもう現実モードですがよく考えてみたら今日ってまだ年始3日目ですもんね)かなとは思いました。
なおその会場でMUFGの亀澤社長がしれっとぶっこんでおられまして
https://www.bloomberg.com/jp/news/articles/2026-01-06/T8FE0MT96OSG00
MUFG亀澤社長「年前半に次の利上げ期待」、インフレ対応遅れずに
・三井住友銀頭取、金利正常化は途上「淡々と上げる絵を見せるべき」
・国内景気は良い状況続く、株式相場の上昇モメンタム引き続き強い
Hideki Suzuki
2026年1月6日 at 14:12 JST
更新日時:2026年1月6日 at 16:42 JST
『三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)の亀澤宏規社長は6日、日本銀行の金融政策について「個人的には今年前半に次の利上げをした方がいいと思う」との見解を示した。同日、都内で開催した経済3団体の新年祝賀会の会場で金融機関の首脳らが記者団の取材に答えた。』(上記URL先より、以下同様)
今年前半!!!!
『亀澤氏は、利上げの到達点の目安となる中立金利について「若干切り上がる気がしている」と述べ、「インフレ対応はあまり遅くならない方がいい」と続けた。』
そらそうよというかそもそも2%物価目標を達成して安定経済に移行した暁には潜在成長率+物価上昇率なんだから少なくても2.5%で政府が言ってる名目3%成長社会を実現してたら潜在成長率1%になっているんだから名目中立金利は少なくても3%が妥当じゃろというお話ですからねー。
ということでですね、物価目標達成が近くなってくる(という公式認識の)もっと前の段階において政策金利水準を1%台まで上げておけば様子見みたいなのができたわけですが、物価目標達成が近くなってから利上げしたらそりゃ利上げの止まり処が早期に開始した時よりも遠くなるんだからっていう話ですよね〜。
でまあ関連ですが改めて再掲しますと、12月会合主な意見の中で「経済」のパートなのでちょっと地味な場所ではありましたが、その中の最後にこういう意見があったじゃないですか
https://www.boj.or.jp/mopo/mpmsche_minu/opinion_2025/opi251219.pdf
12月会合主な意見
『・ 今次局面は、コロナ禍で世界同時に金融財政両面から景気押上げ政策がとられた局面と類似し、当時と同様、グローバルな政策サイクルの一致から、世界経済・物価の上振れを展望する。』
これって本来は金融政策運営に関する重大な意見も含有されている意見(なので高田っちか抜刀斎の意見だと思うのですがその2名以外の意見だと結構なインパクトがあるんですよね)でして、しらっと「上振れを展望する」で済ませていますが、「アフターコロナに類似している」っていうのはそれすなわち「アフターコロナで欧米の中央銀行はコロナ対策の景気押し上げ政策の効果を過小評価した結果金融緩和政策の手じまいが遅れてしまってその後の急速な引き締めに追い込まれた」って言う事も指摘しているので、それすなわち「金融緩和修正が遅れるリスクに対する強めの警告意見」でもあるんですよね。
でもって年頭にメガバンの首脳からも同じような指摘が出ている、ということなんで、この辺の認識に関しても1月決定会合というか展望レポートでどのような見解が示されるのか、というのは注目すべき論点になると思います。
#今朝はこの辺で勘弁
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