相場見通しのつもりだが・・・たぶん後講釈(2025年07月〜2025年09月)
こちらはあまり当らない相場見通しやら相場後講釈やらを書いております。短期がクソ動かなくなって出稼ぎに出ていたりしていたのでしばらくは色々な相場ネタ書いてましたが、最近は短期が色々とネタが多いので短期ネタが多くなっているかな〜。ただまあ板に張り付いている訳ではないのでピンボケになる場合があるのと、そもそも短期って相対の世界で取引実態が闇鍋だったりするので書き物にするのも色々と配慮をしないといけないのでその辺はご理解いただきたく存じます。
PCを最近型のにしましてログの整理もサクサクできるようになったので徐々に追いついていきます。直近分を追加しながら徐々に遡及していきますね(滝汗)
過去の後講釈ページへのリンクページはこちらです
2025年度下期期前半見出し一覧
2025/07/30「交付税特会6Mの金利が地味に上昇中で月初の年内利上げ無しから徐々に10月利上げモードに(ただし水準はあてにならん)」
2025/07/29「新発銘柄に謎段差のついていた短国引値の段差が1個前の銘柄に移動ワロタというかナンノコッチャな値付けである」
2025/07/28「新発3M入札が結局謎の金利上昇でした」
2025/07/25「入札前日のWI引けで新発3Mが急に0.44%まで甘くされているのですがこれは何ぞ?」
2025/07/24「日米関税15%で合意でベアフラットのあとゲル退任報道と40年入札で結局スティープバック(若干のフラット)」
2025/07/22「参院選結果とりあえず円高ですか/選挙前の3MTDBは0.40%カツカツまで金利低下するものの一段の金利低下は起きず」」
2025/07/18「気候変動オペ10兆円実施・・・・/交付税特会6Mは年内利上げを織り込まず/1YTDB入札は0.6%台でやや金利上昇」
2025/07/17「超長期ゾーン一転してクソ戻りとなるの巻(なんのこっちゃ)」
2025/07/16「財政懸念相場は円安に延焼(ただし円債超長期は終盤持ち直す)」
2025/07/15「参院選情勢判断を受けて長期超長期の金利上昇+残存2年半と3年半の物国のBEIが急縮小という消費税下げ財政懸念相場」
2025/07/14「3M短国は平均0.405%水準で0.4%割れまではいかず」
2025/07/10「ここに来て短国がやたら強くなっています」
2025/07/09「火曜日も調子に乗って超長期スティープニングしてます」
2025/07/08「月曜の債券市場はまた超長期金利が上昇」
2025/07/07「9月末越え第1回の3Mは入札はそこそこでしたが引値がガッツリ金利低下」
2025/07/01「6月末のGCや短国はそんなに波乱にならず(短国現先のレートはいつもどおり低下です)」
2025/07/30
〇地味に交付税特会6Mの金利が上がっている件について
https://www.mof.go.jp/jgbs/auction/calendar/2507.htm
入札カレンダー:令和7年7月
こちらの「借入金」ってところにございます為念。
7月17日入札実施分(つまり選挙結果直前)
https://www.mof.go.jp/jgbs/auction/calendar/kariire/kari-result250717.htm
交付税及び譲与税配付金特別会計の一時借入金の入札結果(令和7年7月17日入札)
『1.借入根拠法律及びその条項
特別会計に関する法律(平成19年法律第23号)第15条第1項
2.借入日 令和7年7月31日
3.償還期限 令和8年1月30日
4.償還方法 令和8年1月30日に一括償還
5.借入利率競争入札について
(1)応募額 4兆1,800億円
(2)募入決定額 1兆1,000億円
(3)募入最高利率 0.548%
(4)募入最高利率における案分比率 85.0000%
(5)募入平均利率 0.541%』
これをいつものアホみたいな単純計算で「手前の金利0.50%で分解」しますと足切りの0.548%という水準は「12月利上げなら後半0.726%、10月利上げなら後半0.597%」となっていまして、まあ一応12月利上げくらいは敬意を表しているのですが10月利上げとかシランガナモードな訳ですな。
7月24日入札実施分(選挙結果でたあとの木曜日なので関税交渉合意とかゲル退任意向報道とか込み)
https://www.mof.go.jp/jgbs/auction/calendar/kariire/kari-result250724.htm
交付税及び譲与税配付金特別会計の一時借入金の入札結果(令和7年7月24日入札)
『1.借入根拠法律及びその条項
特別会計に関する法律(平成19年法律第23号)第15条第1項
2.借入日 令和7年8月5日
3.償還期限 令和8年2月4日
4.償還方法 令和8年2月4日に一括償還
5.借入利率競争入札について
(1)応募額 3兆9,660億円
(2)募入決定額 1兆500億円
(3)募入最高利率 0.600%
(4)募入最高利率における案分比率 4.1200%
(5)募入平均利率 0.575%』
極薄案分なので0.60%を基準にするのも多少難がありますが、まあそこはネグって頂きまして同じように計算しますと、「12月利上げなら後半0.916%、10月利上げなら後半0.690%」となって、10月利上げをある程度ケアした形になっておりますな。
でもって昨日のですが、
https://www.mof.go.jp/jgbs/auction/calendar/kariire/kari-result250729.htm
交付税及び譲与税配付金特別会計の一時借入金の入札結果(令和7年7月29日入札)
『1.借入根拠法律及びその条項
特別会計に関する法律(平成19年法律第23号)第15条第1項
2.借入日 令和7年8月7日
3.償還期限 令和8年2月6日
4.償還方法 令和8年2月6日に一括償還
5.借入利率競争入札について
(1)応募額 3兆8,100億円
(2)募入決定額 1兆500億円
(3)募入最高利率 0.630%
(4)募入最高利率における案分比率 70.0000%
(5)募入平均利率 0.599%』
これまた同じように計算しますと、足が2日しか違わないので3bp上昇が結構効きまして、「12月利上げなら後半1.017%、10月利上げなら後半0.743%」となって、なんと10月利上げがほぼ織り込み、という水準に変化(若干負け水準ですけど)しているという中々の変化ぶりです。
まあゆうて市場の金利観が大きく変わったという訳でもないようには思う(金利観が大きく変わってたら2年入札盛大に強くならんじゃろとは思うので)ので、それよりは「年内利上げねえじゃろモードの後退」程度の物でしょという位の解釈に留めておかないととは思います(なんせ元々特会借入はレートがクソ高く出てくる訳で、同じ政府向け与信のTDBの引けが2/20償還で0.515%だったりする時点でお察し案件なので、水準よりも変化を見るのが吉)けれども、トランプ関税劇場以降大幅に後ろに倒れていた利上げ見通しが、日米通商交渉の合意を受けて引き戻された、ということで宜しいかと思いますしそんなのお前に言われんでもわかっとるわとツッコまれますとぐうの音も出ないのですが、まあ1会合分くらいは市場の見方が前倒しになったかもしれませんね、という一つの傍証位に思っていただければ吉かもしれませんね。
ということで今朝はこの辺で勘弁(ECBはどうしたと言われそうですが明日からFED日銀大会)
2025/07/29
〇短国引値謎の階段が謎に移動ワロタ(備忘メモ)
ナンノコッチャではあるのですが
https://market.jsda.or.jp/shijyo/saiken/baibai/baisanchi/index.html
(7/28引値)
国庫短期証券1316 2025/10/06 平均値単利 0.410
国庫短期証券1318 2025/10/14 平均値単利 0.410
国庫短期証券1320 2025/10/20 平均値単利 0.439
国庫短期証券1321 2025/10/27 平均値単利 0.440
(7/25引値)
国庫短期証券1316 2025/10/06 平均値単利 0.410
国庫短期証券1318 2025/10/14 平均値単利 0.410
国庫短期証券1320 2025/10/20 平均値単利 0.410
国庫短期証券1321 2025/10/27 平均値単利 0.450
ということで、昨日ネタにしましたように新発3Mが入札後足切よりも高い利回りの0.45%で引かされたのですが、昨日は0.45のところは反発して0.44の引けになったのですが、一方で1週前の3M(なので入札は0.40カツカツでやった奴です)がしれっと0.439%にひかされていまして、階段が一銘柄(1週間)手前になる、というよくわからん現象が発生しておりますな。
まあ単に業者間とかで在庫があるから出合いがあるとかそういう世界なんだとは思うのですが、いやお前らそこの3毛の段差は何なのよといういつもの短国市場の面白プレイが発生していて草生えますなwwwwwwwwww
何だかわからんけど若干需給が緩和されましたというだけの話ではあると思うので、別に市場に対する何かのインプリケーション(参加者の利上げ期待が云々みたいなやつ)があるわけでもないとは思うのですけれども、まあナンノコッチャ現象だったので備忘の為にメモしておきました。
2025/07/28
〇新発3MTDBがよーわからんけど金利上昇
金曜の短国3M
https://www.mof.go.jp/jgbs/auction/calendar/tbill/tbill_nyusatsu/resul20250725.htm
国庫短期証券(第1321回)の入札結果
『本日実施した国庫短期証券(第1321回)の価格競争入札及び国債市場特別参加者・第T非価格競争入札について、下記のように募入の決定を行いました。
記
1.名称及び記号 国庫短期証券(第1321回)
2.発行根拠法律及びその条項
財政法(昭和22年法律第34号)第7条第1項、財政融資資金法(昭和26年法律第100号)第9条第1項並びに特別会計に関する法律(平成19年法律第23号)第83条第1項、第94条第2項、同条第4項、第95条第1項、第123条の18第1項、第136条第1項及び第137条第1項
3.発行日 令和7年7月28日
4.償還期限 令和7年10月27日
5.価格競争入札について
(1)応募額 10兆2,882億円
(2)募入決定額 3兆2,534億6,000万円
(3)募入最低価格 99円89銭0厘5毛
(募入最高利回り) (0.4396%)
(4)募入最低価格における案分比率 47.3315%
(5)募入平均価格 99円89銭3厘7毛
(募入平均利回り) (0.4268%)』
ということで、木曜の引けがWIで急に利回り上がりましたなとか言ってたらちゃっかりと入札の方が足切り0.44%寸止めまで流れまして、でもって引値の方も、
売買参考統計値ちゃん
https://market.jsda.or.jp/shijyo/saiken/baibai/baisanchi/index.html
(7/25引値)
国庫短期証券1316 2025/10/06 平均値単利 0.410
国庫短期証券1318 2025/10/14 平均値単利 0.410
国庫短期証券1320 2025/10/20 平均値単利 0.410
国庫短期証券1321 2025/10/27 平均値単利 0.450
って結果になっておりまして、新発の引値0.45%ということで入札足切りよりも弱い引けとかいう中々のしょんぼり引値になっておりますのもさることながら、新発の所でいきなり4毛段差って何だよそれと思う次第で、これ償還日北米とか休みだったっけとか思いましたがそうでもなさそうだし、何ですのこれはという引値になっておりますが何でですかねえ。
いやまあ短国自体はGCとか現先とかの金利考えたら0.40台前半ってそこそこ逆ザヤになるので、そんなレートになってしまいますとマーケットメーカーだって在庫にしにくいし、短期の純粋な資金運用にしたって他の短期運用対比で期間リスクがあるのに金利が低いとかいう謎現象が発生してしまうものなので、国債という付加価値以外に間尺に合わないので0.45%でも全然問題ないというか7月は兎も角9月利上げワンチャンと思えばそのレートでも何なのよとは思います(けどそれ言い出したら新発の手前で段差が付くのがおかしいw)けど、まあ単純にこの銘柄に金利低くても必要というニーズが無かったとかそういう話なんでしょうけれども、中々謎の入札ではございました。
2025/07/25
〇ところで入札前に新発3MWIの値付けがいきなり甘くされているのですがこれは何ぞ?
いつもの売参
https://market.jsda.or.jp/shijyo/saiken/baibai/baisanchi/index.html
(7/24引値)
国庫短期証券1315 2025/09/29 平均値単利 0.410
国庫短期証券1316 2025/10/06 平均値単利 0.400
国庫短期証券1318 2025/10/14 平均値単利 0.400
国庫短期証券1320 2025/10/20 平均値単利 0.400
国庫短期証券1321 2025/10/27 平均値単利 0.440←今日入札の新発WI
国庫短期証券1304 2025/11/10 平均値単利 0.440
(7/23引値)
国庫短期証券1315 2025/09/29 平均値単利 0.410
国庫短期証券1316 2025/10/06 平均値単利 0.400
国庫短期証券1318 2025/10/14 平均値単利 0.400
国庫短期証券1320 2025/10/20 平均値単利 0.395
国庫短期証券1321 2025/10/27 平均値単利 0.405
国庫短期証券1304 2025/11/10 平均値単利 0.415
まあここもと中短期の金利上昇しているので短国に関しても1年に近い所とかは昨日ですと1年短国カレントの引けが0.66%とかになっているのですが、3Mの辺りって入札前にそんなに弱くするもんかなと眉に唾をつけながら見るのですが、まあ値付け上だけでは入札前に甘くされていますね、というのだけメモっておきます。実際に3M入札がどうなるのかは知らんですし、ちなみに10/27足だと10月利上げは無関係銘柄であることは念のため付言しておきましょう。
2025/07/24
〇関税15%とかゲルが退任なのか退任じゃないのかとか(ニュースクリップ)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250723/k10014871861000.html
日米で合意 相互関税15% 自動車関税も15%【詳しく】
2025年7月23日 23時13分
『アメリカのトランプ大統領は22日、関税措置をめぐる交渉で日本と大規模な合意を締結したと明らかにしました。日本がアメリカに巨額の投資をする一方、アメリカは8月1日から発動するとしていた日本への25%の関税を15%に引き下げるとしています。また、自動車関税についても既存の関税率とあわせて15%とすることで合意したということです。』(上記URL先より)
選挙期間中に出してやれよとは思いましたし、そもそも向こうがゴロツキみたいにゆすりたかりをしているのに対してびた一文負けないべきとかいうべき論はさておきましても、現実解としては誠に結構な落としどころだし、それが証拠に
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/UAB5QJGYE5JZBFDWSAZYRO2YZI-2025-07-23/
米自動車業界団体、日本との貿易合意に懸念表明 「悪いディール」
David Shepardson
2025年7月23日午後 1:32 GMT+9
米国自動車業界ざまあwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
ということでですな、まあこれは良い花道という格好がつくのでむしろ退任しやすくなるんじゃねえのとかいう話をしてたら毎日が、
https://mainichi.jp/articles/20250723/k00/00m/010/057000c
石破首相、退陣へ 8月末までに表明 参院選総括踏まえ
スクープ
政治 速報 政局 国政選挙
毎日新聞
2025/7/23 11:16(最終更新 7/24 00:59)
ってのをぶっこんできて、読売(と産経はずっとゲル憎しモードなので)が大喜びで新聞号外まで
配って回っておりましたが、夕方近くになって、
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250723/k10014872251000.html
石破首相 続投の意向 重ねて示す 3人の首相経験者と会談
2025年7月23日 19時37分
ということで結局どっちですねんという話ですが、まあ花道引退して後任が高市大先生にでもなろうもんなら高圧経済で物価も円安も高圧ってなお話になるし、なんなら高市と玉木と神谷の悪魔合体とかいうのも出ようもんならそらもうトラスショックも裸足で逃げ出す破壊力、てなもんで円債は日米合意のグッドディールとゲル退任報道のダブルパンチで結局アカンタレとなっておりましたわな。
債券市場ちゃん
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/ECGDF7IRL5OHHKWOMZMKVU77DE-2025-07-23/
〔マーケットアイ〕金利:国債先物は急反落、長期金利一時約17年ぶり1.6% 日米関税交渉合意で
ロイター編集
2025年7月23日午後 3:20 GMT+9
『[東京 23日 ロイター] - <15:09> 国債先物は急反落、長期金利一時約17年ぶり1.6% 日米関税交渉合意で
国債先物中心限月9月限は、前営業日比98銭安の137円62銭と急反落して取引を終えた。日米関税交渉合意を背景としたリスクオンの流れや日銀の利上げ観測を背景に円債は売り圧力が強まった。財政拡張懸念も引き続き相場の重しとなった。新発10年国債利回り(長期金利)は一時1.600%と2008年10月以来の水準まで上昇した後、同9.0bp上昇の1.590%。』(上記URL先より、以下同様)
ということでまあ売られたわけですが、前場は超長期よりも中期や先物や長期の方が弱かったと思いますし、前場引け後で入札入れる前、という絶妙なタイミングでゲルの退任報道が出て40年国債入札自体は弱めちゃあ弱めの結果なんですが、そもそも論としてヘッジをした後に売り材料の方でのネタが出ている分って当然ながらヘッジがワークしやすくなるので、多少弱くてもまあそんなもんじゃろ、だと思った(のだがどうですかしら)のですが、後場中盤以降に結局超長期弱くなってきて(ノ∀`)アチャーって感じになりました、ってなもんですな。
結局のところ、
『現物市場では新発債利回りは総じて上昇。2年債は前営業日比8.0bp上昇の0.830%と4月初旬以来の水準まで上昇。5年債は同10.0bp上昇の1.120%と3月末以来の高水準。20年債は同7.0bp上昇の2.600%、30年債は同5.0bp上昇の3.130%、40年債は同8.0bp上昇の3.455%。』
ということで、
『 OFFER BID 前日比
2年 0.822 0.829 0.076 15:07
5年 1.111 1.119 0.1 15:06
10年 1.589 1.595 0.092 15:01
20年 2.592 2.6 0.067 15:06
30年 3.132 3.141 0.058 15:06
40年 3.452 3.466 0.086 15:04』
ということで結局並みに全般売られたでござる(なぜか30年が確りなのですが)の巻って感じではございますけれども、この後ゲルが退任をひっくり返し(と言ってもまあ単に時間調整なのかも知れませんが)てきたりしているので何がどうなるやらわかりませんな。
まあしかし花道退陣だったら政権の中で汗かいた人の方が後釜になるってのが従来的なイメージになるので林芳正さんなんか良いんじゃないのと思うのですが、そういう穏健路線になれるのか、高市とかの自爆路線になるのか、まあさっぱりわからんですので素人があまり考えるのも止めておきますw
2025/07/22
〇参院選の評価はよーわからんがもっとクソ大敗の可能性まで懸念してた割には・・・・・
まあゆうて民主党にぼろ負けした時とは違って比例代表得票は1位ですわな
https://www.nhk.or.jp/senkyo/database/sangiin/00/hsm12.html
比例代表 党派別得票・獲得議席
ということで思ったほどボロ負けしないで結構でしたがまあ有象無象に票が入っておりますなあと呆れる次第ですが、某再生の道みたいに次はまた別のおもちゃが出てくることになるかどうかは今後をお楽しみにということで。
でまあそういう訳で、
https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20250721-OYT1T50089/
石丸伸二氏率いる地域政党「再生の道」、議席獲得ならず…立花孝志党首の「NHK党」当選なし
2025/07/21 09:23
比例で取ってる票数が東京都知事選挙の石丸票のほぼ3分の1でN国にも負けているというのがもう凄まじいとしか言いようが無くて、今の情勢にしたって次回の国政選挙で何がどうなるかなんてまあ分からんもんよのう、と思いました(石丸よりも神谷玉木の方がタマが断然マシだと思うのでここまでの事にはならんと思うんだがさすがに)。
でまあそういう訳ですので、まあ次の国政選挙までの間に何が起こるのかも訳わからん世界でありまして、野党がバラバラになったので少数与党とは言え何か色々と工夫のしようはあるんじゃないかなあとは思いました。
てかさ、物価高対策ってこれ結局のところアベノミクスの後始末な訳でして、そこで散々足引っ張られているのに対して安倍ちゃんの残党辺りがギャースカ文句言うのってふざけた話だわとは思うのでありました。
https://jp.reuters.com/markets/quote/USDJPY=X/
US Dollar / Japanese Yen FX Spot Rate
直近の取引
147.38 JPY
変化 -1.38
変化% -0.93%
2025年7月22日の時点。値は少なくとも15分遅れで表示しています
ということですので、トリプル安だの財政懸念でヒャッハーだのというお話は目先は無い(と言っても少数与党なので財政出せ出せ攻撃が来るのは見え見えではあるが)ということになったようで、こちとら参院選の結果次第では祝日どころじゃねえとかいう説も無くも無かった(まあどうせ東京市場やってないんだから泣こうが喚こうが何もできませんけどw)のですが、そこまででもなくて誠に結構でございました、と思うけど実際今日以降どうなるかは分からんですからね。
〇3M短国は堅調な結果だけど0.40%割れは積極的に買い進まれたわけでもなさそうですな
https://www.mof.go.jp/jgbs/auction/calendar/tbill/tbill_nyusatsu/resul20250718.htm
国庫短期証券(第1320回)の入札結果
『本日実施した国庫短期証券(第1320回)の価格競争入札及び国債市場特別参加者・第T非価格競争入札について、下記のように募入の決定を行いました。
記
1.名称及び記号 国庫短期証券(第1320回)
2.発行根拠法律及びその条項
財政法(昭和22年法律第34号)第7条第1項、財政融資資金法(昭和26年法律第100号)第9条第1項並びに特別会計に関する法律(平成19年法律第23号)第83条第1項、第94条第2項、同条第4項、第95条第1項、第123条の18第1項、第136条第1項及び第137条第1項
3.発行日 令和7年7月22日
4.償還期限 令和7年10月20日
5.価格競争入札について
(1)応募額 11兆2,298億5,000万円
(2)募入決定額 3兆2,728億4,000万円
(3)募入最低価格 99円89銭9厘5毛
(募入最高利回り) (0.4079%)
(4)募入最低価格における案分比率 2.9322%
(5)募入平均価格 99円90銭1厘3毛
(募入平均利回り) (0.4006%)』
ということでして、前週よりも更に金利水準低下して平均落札が0.40%カツカツの水準になったのですが、引けの売参値を見ますと、
いつもの売参
https://market.jsda.or.jp/shijyo/saiken/baibai/baisanchi/index.html
(7/18引値)
国庫短期証券1316 2025/10/06 平均値単利 0.400
国庫短期証券1318 2025/10/14 平均値単利 0.400
国庫短期証券1320 2025/10/20 平均値単利 0.400←新発3M
国庫短期証券1321 2025/10/27 平均値単利 0.400←金曜日入札予定の新発WI
って結果になっておりまして、一応0.40%割れに積極的に突っ込んでいくのかショートカバーで突っ込んでいくのかは兎も角として、0.40%割れを突っ込んでいくようなその後の展開ではなかったっぽい状態。ただし、3Mが9月末越えになってから3Mってこれで3回目の入札になりましたが、1回目は入札直後からショートカバーで強くなって翌週になると一時0.35%水準の引値とか付けるという展開になったし、2回目は入札直後のカバー祭りは無かったように見受けられますが、やっぱり翌週に0.375%とかの引けまで持っていかれ、週末の新発の辺りで0.400%の引けに何故か回帰する、という面白展開を示しておるわけでして、なんですかその面白展開はとは思うのですが、まあ多分なんですけど、世の中的に短国の流通在庫がそんなに多いわけではないので、新発のタイミングを外すと玉がだんだんなくなって来てニーズがどこからか出てくると強くなってしまう、的な感じになっているのかねえとは思いました、よー知らんけど。
あと、先週とか先々週とかそうですけど、長い所が不安定になってくると「とりあえず短国集落に避難してくる」方がおいでになっているのではないかと思われる節がありまして、長いところが不安定化→リスク取りにくい→とりあえず短期化短期化→そうだ短国3Mなら5毛食らっても1銭ちょいしかやられない、の人がどうもいるんだろうなあとは思いますので、週末の参院選結果を受けて長い所の投資家様のリスクに対するスタンスがどうなっていくのかも少しはこっちの方から見えてくるかもしれませんししないかも知れません。
2025/07/18
〇うーん気候変動オペ・・・・・
https://www.boj.or.jp/mopo/mpmdeci/mpr_2025/mpr250717a.pdf
気候変動対応を支援するための資金供給オペレーションの実施結果
『1.概要
貸付実施の通知日時 2025年7月17日(午前9時30分)
貸付日 2025年7月18日
返済期日 2026年7月21日
2.貸付予定総額(注1)
貸付予定総額 101,594億円
(参考)貸付残高(注2) 171,298億円
(注2)2025年7月18日時点の貸付残高の見込み。』
ということでいやまあ気候変動対応向けの融資を促すってのがダメとは言わないんですけれども、このオペは基本的に「1年固定金利」なので金融緩和縮小局面や引き締め局面においてはそれに反する金融緩和的な施策になる訳で、これまた日銀バランスシート拡大要因になっている訳ですし、現に今回の実施で日銀のバランスシート10兆円拡大する訳ですから本来バランスシートを適正な規模まで縮小していかないと、今後の「普通の経済」における金融政策運営に支障を来すことになるちゅうのにホイホイと日銀のオペ残が10兆円も増えてしまうのは如何なものかと。
てかね、この気候変動オペって、
https://www.boj.or.jp/mopo/measures/term_cond/yoryo105.htm
気候変動対応を支援するための資金供給オペレーション基本要領
『附則
この基本要領は、本日から実施し、金融調節上の支障がない限り2031年3月31日まで継続し、同日をもって廃止する。ただし、同日以前の日を貸付日とする貸付けの取扱いについては、なお従前の例による。』
ってことで、まあ最初にこれ突っ込まれたのは2021年9月なんですけど、とにかく黒田緩和って途中のQQE2以降が全部そうなんですけど、ETFの買入拡大みたいに緩和脳のノリで後先考えずに馬鹿みたいな拡大路線を取っていた訳で、この気候変動オペもなんかもうノリで2031年とかとんでもない先の話を決めていましたし、それを言い出すと2年共担とか5年共担とかもそうで(2年共担は期日来ましたが)、とにかくお前ら後先考えずにその場のノリでバナナのたたき売りみたいなことするんじゃねえと思う訳ですよマッタクモウ。
まあ一方で貸増が今後残高無くなるとは言え、多少の規模ならまだしもあっという間に20兆円近くとかになってしまっているこのお買い得オペっていうのは、やっぱり資源配分への介入であって、そういうのは政府のやることであって中央銀行がやることじゃないんだよな、と思いますが、成長基盤強化とかやりだしたのは麿なのでこの点に関しては麿も反省というか猛省すべきだと思います、
ま、とりあえずはこれが担保繰りにどう影響しますのん、とかそういう話が現世利益ではあるのですが、将来的に見た場合に日銀のバランスシート(というか当座預金残高というか超過準備の水準)を短期金融市場のアンプルリザーブレジーム(にどうせなるんだと思います)を作る際に余計な変数として作用してしまう点についても問題になるかとは思います、その時がいつなのかはさておきますけど。
〇そういや交付税特会借入とか新発1年短国とか
最近利上げ観測が先の方に行ってしまって目先どうという話でもなくなってしまったのでうっかりスルーしていましたがw
今月は特会借入祭り(6月は交付税6mとエネ特12m各1本だけ)なんですよね。
https://www.mof.go.jp/jgbs/auction/calendar/kariire/kari-result250708.htm
交付税及び譲与税配付金特別会計の一時借入金の入札結果(令和7年7月8日入札)
https://www.mof.go.jp/jgbs/auction/calendar/kariire/kari-result250715.html
交付税及び譲与税配付金特別会計の一時借入金の入札結果(令和7年7月15日入札)
※なぜかこのページだけhtmlになってる
https://www.mof.go.jp/jgbs/auction/calendar/kariire/kari-result250717.htm
交付税及び譲与税配付金特別会計の一時借入金の入札結果(令和7年7月17日入札)
他にエネ特12mもあるのですが交付税6の方で。
7/8分:7/11〜1/16 平均0.538%最高0.549%
7/15分:7/24〜1/23 平均0.536%最高0.547%
7/17分:7/31〜1/30 平均0.541%最高0.548%
とまあそういう結果な訳ですが、これ高い方の足切りで見たとしても・・・・・・
7/8分:10/31〜で0.620%、12/22〜で0.870%
7/15分:10/31〜で0.602%、12/22〜で0.769%
7/17分:10/31〜で0.597%、12/22〜で0.725%
だし、何なら平均で計算した場合
7/8分:10/31〜で0.593%、12/22〜で0.787%
7/15分:10/31〜で0.578%、12/22〜で0.706%
7/17分:10/31〜で0.582%、12/22〜で0.692%
ってなっていまして、もともとが高めに出てくる交付税特会の金利でこのテイタラクということでございますので、10月利上げなんぞはまるで織り込まないで、まあ辛うじて12月ならワンチャン有るかもしれませんかねえって感じになっている、というのがだいたい読み取れるかなとは思う訳です。
ただまあ昨日の新発1年は
https://www.mof.go.jp/jgbs/auction/calendar/tbill/tbill_nyusatsu/resul20250717.htm
国庫短期証券(第1319回)の入札結果
『本日実施した国庫短期証券(第1319回)の価格競争入札及び国債市場特別参加者・第T非価格競争入札について、下記のように募入の決定を行いました。
記
1.名称及び記号 国庫短期証券(第1319回)
2.発行根拠法律及びその条項
特別会計に関する法律(平成19年法律第23号)第46条第1項
3.発行日 令和7年7月22日
4.償還期限 令和8年7月21日
5.価格競争入札について
(1)応募額 6兆8,899億7,000万円
(2)募入決定額 2兆5,239億5,000万円
(3)募入最低価格 99円37銭5厘
(募入最高利回り) (0.6306%)
(4)募入最低価格における案分比率 88.1336%
(5)募入平均価格 99円38銭9厘
(募入平均利回り) (0.6164%)』
ということですが、前日の売参ベースのWI(が本当にあてになるのかはさておきますけれども参考にならんという訳でもないでしょうから)が0.59%水準でして、そこから見たら流れたジャンという結果になっていまして、売参見ますとこちらの昨日の引けが0.625%になっておられました。
https://market.jsda.or.jp/shijyo/saiken/baibai/baisanchi/index.html
(7/17引値)
国庫短期証券1319 2026/07/21 平均値単利 0.625
(7/16引値)
国庫短期証券1319 2026/07/21 平均値単利 0.590
平均0.615%相当なので入札後買い進んで云々、という流れにはなっておりませんで、いやまあそもそもこの金利水準ってどうなのよという話(ちなみにあんまり意味は無いと思いますが前半後半を12月決定会合で切って手前を50bpにすると後ろは71.6bpなのですが短国そのものが手前40とかいう金利なのでまあアレだし2回利上げとかそういうのは全く無視されているでござるの巻)な訳でございますけれども、まあさすがに0.5%台ではニーズ集まらなかったですかそうですかという事で。
ちなみに3mの辺りも微妙ちゃあ微妙で、
(7/17引値)
国庫短期証券1314 2025/09/22 平均値単利 0.410
国庫短期証券1315 2025/09/29 平均値単利 0.410
国庫短期証券1316 2025/10/06 平均値単利 0.400
国庫短期証券1318 2025/10/14 平均値単利 0.375
国庫短期証券1320 2025/10/20 平均値単利 0.410←今日入札の新発WI
9末越え一発目だった1316回は入札後にカバーだと思うのですが強くなって翌週水曜に0.35とかいうトンチキ引値になったのですが、結局その後はカバー一巡とか次のカレントが出るだのということで0.40%水準の引値に収まっているのですが、先週入札のあった1318がちゃっかり0.375%まで引値が進んでいまして(こっちの銘柄は入札直後にショートカバー祭り、みたいなのは発生していない筈です)、はてさて今日の入札(もそうですけどその後のセカンダリー)はどこに逝く、ってお話でございます。担保繰りなのか長期債からの避難なのかよくわからんけど、そういうニーズがどこまで短国方面に入ってくるのかというのを占えるかなあとは思いますがどうでしょうかね。
2025/07/17
〇超長期クソ戻りワロリンチョというメモ
連日のこのクソボラティリティは何なんですかねえ。
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/WVBBJMFGDVKXXAX2NVEIVLZRJE-2025-07-16/
〔マーケットアイ〕金利:国債先物は小反発、長期金利1.57% 超長期債の金利低下が波及
ロイター編集
2025年7月16日午後 3:27 GMT+9
『[東京 16日 ロイター] - <15:15> 国債先物は小反発、長期金利1.57% 超長期債の金利低下が波及
国債先物中心限月9月限は、前営業日比4銭高の137円96銭と小反発して取引を終えた。新発10年国債利回り(長期金利)は同1.5bp低下の1.570%。ポジションの巻き戻しの動きから、現物市場で超長期ゾーンは金利低下し、その流れが国債先物にも波及し、プラス圏に転じた。』(上記URL先より、以下同様)
というかですね、朝から40年とかの気配が強かったし、しかも前場の途中からは値がすっ飛んで強くなるという流れで、ポジションの巻き戻しにしても何やってるんですかという値の飛び方をしておられました次第。
『現物市場では新発債利回りは金利低下。中期ゾーンは金利上昇局面では押し目買いがみられたという指摘があった一方、国債増発への根強い警戒感から上値の重さが意識された。
2年債は同0.5bp低下の0.780%、5年債は同横ばいの1.080%。30年債は同10.0bp低下の3.060%、40年債は同10.0bp低下の3.380%。20年債は出合いなし。』
引けでは30年と40年って割と揃っているけど途中までは40年が目立ってぶっ飛んでいたようには見うけられましたがどうなんでしょうかね。まあとりあえず、
『 OFFER BID 前日比
2年 0.779 0.785 0 14:59
5年 1.074 1.08 -0.001 15:11
10年 1.564 1.57 -0.02 15:03
20年 2.565 2.575 -0.056 15:09
30年 3.06 3.069 -0.109 15:11
40年 3.366 3.384 -0.119 15:11』
ってことで大フラットニングしていまして、底打ちなのかただの騙しなのかさっぱりワカランチ会長だし、大体からして今週末の参院選結果見ないと何ともかんともなので評価不能なのですが、まあ凄かったですねえというのを後日備忘の為にメモメモ。
いやまあ金利の上昇一服なら一服で良いのですが、一服するにしたってこんな威勢よく動かれてしまいますとそれはそれで手を出せんわ(だってこの値動きだとある程度以上のポジション作ったり閉じたりしようとしたら自分で値を相当ぶっ飛ばす覚悟無いとできんじゃろ)という話になりますので、まあ落ち着けという所ですが落ち着かんじゃろうのー。何というか「定例的にコツコツ買ってラダーポート作る」的な人がいないと相場って安定してくれんのよね、とは個人の感想ですけれども。
2025/07/16
〇しかしまあ今更になって市場大反応モードですなあ・・・・・・・という備忘メモ
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB15D9X0V10C25A7000000/
円、3カ月ぶり1ドル149円台に下落 参院選に警戒感
グローバルマーケット
2025年7月16日 0:42 [会員限定記事]
『15日のニューヨーク外国為替市場で円が対ドルで下落し、一時1ドル=149円台を付けた。149円台は4月3日以来およそ3カ月ぶり。20日投開票の日本の参院選で与党が過半数を確保できるかが微妙な情勢となり、財政拡張を訴える野党との協調が必要になるとの見方から幅広い通貨に対して円売りが膨らんでいる。』(上記URL先より)
だそうで円全面安ワッショイという所ですが、昨日の円債ちゃんもなんかしらんけど
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-15/SZF9MBDWLU6800
日本国債に「トラスショック」懸念、参院選後の財政リスクに市場動揺
近藤雅岐
2025年7月15日 15:07 JST
てな感じでの煽り記事まで登場する有様ですが昨日の市場も例によってロイターさんから記念備忘メモを
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/5W7QRUAWPVJQPOJWQGBADNXQPA-2025-07-15/
〔マーケットアイ〕金利:国債先物は続落、長期金利17年ぶり・30年金利は過去最高水準に上昇
ロイター編集
2025年7月15日午後 3:41 GMT+9
『[東京 15日 ロイター] - <15:19> 国債先物は続落、長期金利17年ぶり・30年金利は過去最高水準に上昇
国債先物中心限月9月限は、前営業日比14銭安の137円92銭と3営業日続落して取引を終えた。新発10年国債利回り(長期金利)は同1.5ベーシスポイント(bp)上昇の1.585%。一時は2008年10月以来約17年ぶり高水準の1.595%に上昇したほか、30年金利は過去最高水準をつけた。』(上記URL先より、以下同様)
まあ17年ぶりって言いますけどそもそもCPIの水準がとっくの昔に17年ぶりどころの騒ぎじゃないのですから、長期金利がそこまで上がって何がおかしい、と言ってしまえばそれまでという説は大いにあるのですがまあそれは兎も角。
『きょうの国債先物は、前日に続き財政悪化懸念や海外金利上昇が相場を圧迫し、軟調な展開となった。参院選の投開票を20日に控え、与党が苦戦しているとの情勢が伝わる中、消費税減税に関連した財政拡張への懸念が長期・超長期債売りにつながった。』
って話にはなっておりますけれども、問題なのは選挙後に出るうんたらかんたらというだけではなくて、物価高対策に金融緩和と財政拡張のセットをすることが頭狂っているにも程があるという認識がジャパンの皆様に全然共有されていない(そもそも認識されていない)という義務教育の敗北レベルの馬鹿集団にジャパンが成り下がっている、ということが最近の風潮で一層アカラサマになったということだと思うので、つまりは馬鹿は(自主規制)という諺がありますように、根の深い問題なのではないかと杞憂民としては杞憂している訳ですな。
『現物市場では10年物以外の新発国債利回りも総じて上昇。2年債は前営業日比1.0bp上昇の0.785%、5年債は同1.0bp上昇の1.080%。』
『20年債は同1.5bp上昇の2.620%。1999年11月以来約25年ぶりの高水準となる2.650%をつけた時間帯もあった。30年債は同3.0bp上昇の3.185%、過去最高水準の3.200%をつける場面もあった。40年債は同2.0bp上昇の3.510%。』
てなわけで、
『TRADEWEB
OFFER BID 前日比 時間
2年 0.779 0.785 0.005 14:44
5年 1.074 1.081 0.011 15:11
10年 1.584 1.59 0.02 15:06
20年 2.624 2.63 0.034 15:14
30年 3.158 3.171 0.019 15:16
40年 3.483 3.51 0.049 15:13』
さすがに中長期も金利上昇、ってところですが、まあこれ選挙終わって色々と動き出すまでは手を出しにくいでしょうからちょっと売買来るとバカスカ値段が飛びそうな悪寒しかしませんな。
ところで昨日消費減税ムーブ????をしていた物国ちゃんですが、
売買参考統計値
https://market.jsda.or.jp/shijyo/saiken/baibai/baisanchi/index.html
(7/15引値)
物価連動国債 21 2026/03/10 平均値単価 101.75 前日比 +10
物価連動国債 22 2027/03/10 平均値単価 103.50 前日比 +40
物価連動国債 23 2028/03/10 平均値単価 102.70 前日比 +45
物価連動国債 24 2029/03/10 平均値単価 103.35 前日比 +65
物価連動国債 25 2030/03/10 平均値単価 108.40 前日比 0
物価連動国債 26 2031/03/10 平均値単価 106.80 前日比 -55
物価連動国債 27 2032/03/10 平均値単価 104.90 前日比 0
物価連動国債 28 2033/03/10 平均値単価 103.40 前日比 -5
物価連動国債 29 2034/03/10 平均値単価 101.90 前日比 -5
物価連動国債 30 2035/03/10 平均値単価 100.65 前日比 -5
ってなっていて、月曜に手前の銘柄がアホみたいに値段が下がった分を半分くらいお返しになられていて月曜の引値は何だったのかと小一時間な訳ですが、長い方が月曜の引けと同様に表の10年利付の利回り上昇ほどの価格低下していない(つまりBEI拡大)しているので、まあ一応財政拡大で物価に長い目で見ればプラスですがなモードだとは思うのですが、何だったんですかねえあの値付けは、まるでよくわからんですけど・・・・・
なおどさくさに紛れて何故か26回だけ消費減税ムーブが1日遅れで出ているようですが、需給がエライ勢いでタイトな25回はこの間引け変わらずって相変わらずのナンノコッチャではありました、まあ謎ですわ。
でもってですね、何気にこの間に短国ちゃんが・・・・・・
(7/15引値)
国庫短期証券1314 2025/09/22 平均値単利 0.410
国庫短期証券1315 2025/09/29 平均値単利 0.410
国庫短期証券1316 2025/10/06 平均値単利 0.400
国庫短期証券1318 2025/10/14 平均値単利 0.380
国庫短期証券1263 2025/10/20 平均値単利 0.410
国庫短期証券1320 2025/10/20 平均値単利 0.410
1318が先週金曜に入札をやったカレント3Mで1320は今週金曜入札の新発WIになりますけれども、3M(1263だけ1Yの成れの果て)の銘柄を並べてみますとお分かりのように、9月末越えの2銘柄がちょろとお金利下がっておりまして、1318は入札時は0.40割れてなくて、その日の引けも別に強くなったわけではない(入札結果を追認するような引けであってショートカバーでいきなり強くなった1316のような動きではなかった)のですが、月曜火曜としれっと引値が強くなっていて火曜の引けは明確に0.40%割れということになっています。
でまあ長いところが金利上昇モードで手を出しにくいので様子見モード、とかになってくると長期ゾーンからの避難民がとりあえず短国にやってくるムーブメント、というのが時折散見されるのですが、もしかしてここに来てのカレント3Mの引値の強さはそういう流れでの強さなのかなあと思わんでもないのですが、実際のところどうなんでしょうかねえ・・・・・・・
今週は1年と3Mの入札が明日明後日に行われる訳ですが、1年は短国と言えどもそこそこ足が長いし、金利水準(1年カレント銘柄の昨日の引けが0.57%)がちょっとどうなんですか問題とかもあるし、どういうニーズ集めるのかは謎な銘柄ですけれども、新発3Mにいつもと違うニーズが来るのか来ないのかというのが少しでも分かるとエエデスノウと思うのでした。
という辺りで今朝は時間が無くなってしまいましたので雑談で勘弁ということですいませんすいません。
2025/07/15
〇財政懸念で反応というお話ですが10年も甘いし消費減税懸念っぽい謎ムーブもあったし
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/DLWP3SKIZVOBDKN4CJRRBWBXN4-2025-07-14/
〔マーケットアイ〕金利:国債先物は大幅続落、長期金利7週ぶり高水準の1.57% 財政懸念で
ロイター編集
2025年7月14日午後 3:33 GMT+9
『[東京 14日 ロイター] - <15:12> 国債先物は大幅続落、長期金利7週ぶり高水準の1.57% 財政懸念で
国債先物中心限月9月限は、前営業日比51銭安の138円06銭と大幅続落して取引を終えた。財政悪化懸念や海外金利上昇が相場を圧迫した。新発10年国債利回り(長期金利)は同7.0ベーシスポイント(bp)上昇の1.570%。5月23日以来7週ぶり高水準をつけた。』(上記URL先より、以下同様)
ということで米国金利が上昇したせいもあるんですけど(既に金曜の夜間の時点で先物は35銭とか下がっていたので)、週末の参院選情勢報道で与党大苦戦というのが出てきて一段のアカンタレになったという感じなので、
『きょうの国債先物は、前週末の海外市場で欧米国債が売られた(金利は上昇)流れが逆風となり、売り先行でスタート。また参院選の投開票を週末20日に控え、与党が想定以上に苦戦している情勢が伝えられたことが消費税減税に関連した財政悪化懸念につながり、長期・超長期債相場を一段と圧迫した。』
このように説明のある通り、って感じですが、
『現物市場では10年物以外の新発国債利回りも総じて上昇。2年債は前営業日比1.5bp上昇の0.775%、5年債は同4.0bp上昇の1.070%。20年債は同12.0bp上昇の2.620%と2000年10月以来約25年ぶりの高水準をつけたほか、30年債は同12.5bp上昇の3.165%、40年債は同17.0bp上昇の3.495%と、超長期金利の上昇が顕著だった。』
『TRADEWEB
OFFER BID 前日比 時間
2年 0.773 0.78 0.015 15:03
5年 1.063 1.07 0.042 15:10
10年 1.568 1.574 0.075 15:04
20年 2.607 2.623 0.123 15:13
30年 3.159 3.172 0.126 15:13
40年 3.485 3.498 0.162 15:13』
先週月曜も参院選序盤情勢を受けて連立与党過半数微妙ですよねってなもんで超長期売り、ってなっていまして、その時も財政懸念って言ってたのですが、ゆうて先週月曜(7/7)の場合は超長期は確かに爆発炎上してたのですけれども、先物は前日比変わらずとかで、10年も引け変わらずの引けでして、20年が5.5甘の30年10甘、という感じで、財政懸念とか言ってるけど中期堅調だし木曜に20年国債入札あるからその前にホイホイ売ってるってのもあるんじゃネーノ、ってまあそんな感じだったと思うのですよね。
然るに、昨日の場合は10年7甘とかそっちまで金利が上昇している訳で、超長期の金利上昇もかなり碌なもんじゃないのですが(特に40年の既発とか単価見ると泣ける)10年まで金利が上がってきたというのは中々威勢の良い(悪い)流れになっておりますなあと思ったんですがどうですかねえとは思います(個人の感想です)。
とは言いましても、本来2%の物価安定目標が達成されている世の中だったら金利の居場所ってこんなんで良かったんでしたっけって考えますと、もとはと言えばお気持ち物価を盾にして短期金利を上げないわ市場配慮とか言って長期国債買入の減額を渋るわとやっていることによってイールドカーブの長期以下に無駄な金利低下効果を出している日銀とか言うのが市場の金利上昇エネルギーを無駄にため込ませてこういうときに動く、ってのを演出しているとも言えまして、まあ黒田緩和の後始末をビビって渋るからこうなるんだよ、とも思うのでした。
しかしまあ何ですな、
売参ちゃん
https://market.jsda.or.jp/shijyo/saiken/baibai/baisanchi/index.html
(7/14引値)
物価連動国債 21 2026/03/10 平均値単価 101.65 前日比 -30
物価連動国債 22 2027/03/10 平均値単価 103.10 前日比 -80
物価連動国債 23 2028/03/10 平均値単価 102.25 前日比 -125
物価連動国債 24 2029/03/10 平均値単価 102.70 前日比 -150
物価連動国債 25 2030/03/10 平均値単価 108.40 前日比 0
物価連動国債 26 2031/03/10 平均値単価 107.35 前日比 -5
物価連動国債 27 2032/03/10 平均値単価 104.90 前日比 -15
物価連動国債 28 2033/03/10 平均値単価 103.45 前日比 -20
物価連動国債 29 2034/03/10 平均値単価 101.95 前日比 -25
物価連動国債 30 2035/03/10 平均値単価 100.70 前日比 -30
突如柄にもなく物国ちゃんを出してきました(前回ネタにしたのは多分去年の8月の利上げ後の世界的なアイヤー相場の時だった気が)訳ですが、売参見ても複利が分からん(利回りが非表示(償還と利払いが不定だからシャーナイですよね、一般的には固定利付の100円償還で換算利回り計算はしますがあれは実際の投資利回りではないですしおすし)のでBEIもこれだけだと分からんのでアレですが、まあ前日比単価比較をみると残存1年半と2年半と3年半が盛大に食らっている(25回は極端に需給がタイトな銘柄なので極端な差が出るようですな、知らんけど)という結果だし、何なら30回の30銭安って表の10年よりも値下がりが少ないのでつまりはBEI的にはプラス、という結果になっておりまする。
まあこれは参院選後に消費減税がマジで決まって、でまあ来年あたりのどこかで始まるのでその瞬間にCPIの水準訂正が起きますよって話なのと、やるなら1年とか2年の時限措置じゃネーノってのと、まあそうは言っても盛大な減税政策なんだから需要は喚起されるから中長期的に見たら物価にはプラスじゃろ(何なら財政懸念で円安になれば更に物価には上振れ圧力になりますしおすし)ということから後ろの方の価格は表の金利上昇対比でそんなに売られないということな、と無理やり解釈するとそうなるのですけれども、物国ちゃんの場合残存4年半になる25回債(と26回もそれっぽいですけど)が極端に需給がタイトなので、その関係で極端な値付けになるという面もあるみたいですので、そのストーリーはこじつけのような気もします。
まあ昨年の8月とか今年の4月とかみたいに流動性無し無し相場が起こると物国が言われも無く売り込まれるでござるの巻(特に昨年8月はとんでもない逆行安しましたな、その後猛然と戻りましたけど)という事象はたまに起きるのですが、ゆうて今回の場合は全部が叩き売られるわけではなくて選択制で叩き売られている、というような引値になっていて、消費減税懸念というストーリー(物国の場合はそもそも市場の流動性が碌に無いとのことなので活発な売買を伴って気配が形成されているかどうかはかなり怪しいのだが・・・・・・)にはなっているな、という所ではあります。知らんけど。
2025/07/14
〇3Mは0.4%台は割らずに済んだのかしら
https://www.mof.go.jp/jgbs/auction/calendar/tbill/tbill_nyusatsu/resul20250711.htm
国庫短期証券(第1318回)の入札結果
『本日実施した国庫短期証券(第1318回)の価格競争入札及び国債市場特別参加者・第T非価格競争入札について、下記のように募入の決定を行いました。
記
1.名称及び記号 国庫短期証券(第1318回)
2.発行根拠法律及びその条項
財政法(昭和22年法律第34号)第7条第1項、財政融資資金法(昭和26年法律第100号)第9条第1項並びに特別会計に関する法律(平成19年法律第23号)第83条第1項、第94条第2項、同条第4項、第95条第1項、第123条の18第1項、第136条第1項及び第137条第1項
3.発行日 令和7年7月14日
4.償還期限 令和7年10月14日
5.価格競争入札について
(1)応募額 12兆3,068億円
(2)募入決定額 3兆2,709億4,000万円
(3)募入最低価格 99円89銭5厘5毛
(募入最高利回り) (0.4150%)
(4)募入最低価格における案分比率 94.7453%
(5)募入平均価格 99円89銭7厘9毛
(募入平均利回り) (0.4054%)』
売参
https://market.jsda.or.jp/shijyo/saiken/baibai/baisanchi/index.html
(7/11引値)
国庫短期証券1314 2025/09/22 平均値単利 0.410
国庫短期証券1315 2025/09/29 平均値単利 0.410
国庫短期証券1316 2025/10/06 平均値単利 0.400
国庫短期証券1318 2025/10/14 平均値単利 0.405←新発3M
国庫短期証券1320 2025/10/20 平均値単利 0.410←今週金曜入札3MのWI
国庫短期証券1304 2025/11/10 平均値単利 0.410
(7/10引値)
国庫短期証券1314 2025/09/22 平均値単利 0.410
国庫短期証券1315 2025/09/29 平均値単利 0.410
国庫短期証券1316 2025/10/06 平均値単利 0.350
国庫短期証券1318 2025/10/14 平均値単利 0.410
国庫短期証券1304 2025/11/10 平均値単利 0.410
てな次第で、前週は入札の後ショートカバーだか何だかで1316って0.40%(その後0.35%とかいう謎のレートにもなっていましたが)に低下しましたけど、今回の入札に関しては平均落札水準の引けに収まっていまして、前回みたいに誰かがゴッソリ買っていってショートになった、というようなことも無かったように見受けられますし、ショートカバー以外では今のところ0.40%割れの水準ではよー買われんというのが一応確認できたのかな、とは思いました、知らんけど。
なお、先週の6Mで見られましたように、短国自体は堅調というか利上げが何ぼのもんじゃいレートになっておりますのは継続しているので、
(7/11引値)
国庫短期証券1270 2025/11/20 平均値単利 0.410
国庫短期証券1311 2025/12/10 平均値単利 0.420
国庫短期証券1276 2025/12/22 平均値単利 0.420
国庫短期証券1317 2026/01/13 平均値単利 0.420←先週入札のあった6Mカレント
国庫短期証券1281 2026/01/20 平均値単利 0.440
国庫短期証券1288 2026/02/20 平均値単利 0.470
ということで、6Mカレントの所まで0.42%とかいうレートになっていまして、その先は(単に板が無いからこういう値付けになるんだとは思いますが)1年に向けてちょっとだけレートに階段がついて行く、という価格形成になっていまして、まあご案内の通りこの短国って需給>>>金利観なので市場の中の人たちの金利観がどこまで反映されているのかは謎ではありますが、まあゆうて3Mまでが0.41で6Mまでが0.42という価格形成になっているのが容認されているのは、7月は当然としても9月10月の利上げもシランガナ状態ということは少なくとも示されているかと思いますがどうでしょうかね。
ま、今回の展望レポートで余程の強気になれば別なんですけれども、先般出ていたさくらレポートって企業の行動という定性的に注目すべき部分はクッソ強気だった、という点で7月会合の時点で何か威勢の良い事言い出す可能性はあるのですが、一方で今回って「全地域ともに全くの横ばい」な総括判断が示されているのですから、順当に考えると「全地域共に全くの横ばい」なのに上方修正をする(経済は上げないでしょうけれども物価は上方修正待ったなしみたいなのが小枝審議委員のBBGインタビューでも出ていたので物価上方修正すると思われます)というのも意味不明な話でございまして、4月展望での物価見通し引き下げ(しかもリスクバランスを上から下にドテンしたのですからこれはかなりの勢いでの下げ)をしたのは何だったのか、というツッコミにはどういう回答を用意するのか今から楽しみですが、まあそんな訳で7月展望で9月10月の利上げ観測が高まるような面白情報発信をしてくるかどうかが楽しみな展開ではありますな。
2025/07/10
〇短国がここに来てやたら堅調な件について(6MTDBなど)
昨日の6M
https://www.mof.go.jp/jgbs/auction/calendar/tbill/tbill_nyusatsu/resul20250709.htm
国庫短期証券(第1317回)の入札結果
『本日実施した国庫短期証券(第1317回)の価格競争入札及び国債市場特別参加者・第T非価格競争入札について、下記のように募入の決定を行いました。
記
1.名称及び記号 国庫短期証券(第1317回)
2.発行根拠法律及びその条項
財政法(昭和22年法律第34号)第7条第1項、財政融資資金法(昭和26年法律第100号)第9条第1項並びに特別会計に関する法律(平成19年法律第23号)第83条第1項、第94条第2項、同条第4項、第95条第1項、第123条の18第1項、第136条第1項及び第137条第1項
3.発行日 令和7年7月10日
4.償還期限 令和8年1月13日
5.価格競争入札について
(1)応募額 10兆245億円
(2)募入決定額 2兆6,724億7,000万円
(3)募入最低価格 99円77銭4厘
(募入最高利回り) (0.4421%)
(4)募入最低価格における案分比率 65.2112%
(5)募入平均価格 99円78銭1厘
(募入平均利回り) (0.4283%)』
ということで、3Mなのか6Mなのかよくわからん結果、という結果になっておりますが、6Mってニーズがある時は3Mに引っ張られるしニーズが無いときは1Yに引っ張られるという物件なのでニーズ状況の雰囲気見るのにはちょうど良い債券、ではありますが1/13償還だからたぶん1月利上げでは利上げが1ミリも関係ないと思われるし、12月利上げでも最後の所はまあネグリジアブルな期間だし、そもそも年末越えのニーズってのがあるからまあ仮に12月に利上げ食らったとて別にまあって感じになりそうな所なので、9月10月の利上げ無しだと思えばこのレートでも、となるんでしょうかね、うーんよくわからんが。
ちなみに6月頭に入札のあった12月償還の6Mは0.4938/0.5058でしたし、5月債の6M(よって11月償還)の6Mは0.4381/0.4462でして、強いときと弱いときの差が大きいというのが伝わるかなとは思います。でもって今回の入札は強いときの方のレートということで、引値ちゃんの方を見ますと、
いつもの売参
https://market.jsda.or.jp/shijyo/saiken/baibai/baisanchi/index.html
(7/9引値の6Mカレント周り)
国庫短期証券1311 2025/12/10 平均値単利 0.420
国庫短期証券1276 2025/12/22 平均値単利 0.420
国庫短期証券1317 2026/01/13 平均値単利 0.420←新発6M
国庫短期証券1281 2026/01/20 平均値単利 0.435
(7/8引値の6Mカレント周り)
国庫短期証券1311 2025/12/10 平均値単利 0.450
国庫短期証券1276 2025/12/22 平均値単利 0.449
国庫短期証券1317 2026/01/13 平均値単利 0.449
国庫短期証券1281 2026/01/20 平均値単利 0.450
そもそも入札前の引値って0.45水準でして、まあWIの引値をどこまで信用して良いのか問題というのはありますし、この辺の既発TDBの流動性の問題(売りに行けば普通にビットは立つけどマーケットメーカーの在庫はあったりなかったりなので買おうと思ってもピンポイントで買えるものでもない、という代物なので)があって、売買無いので引値が変わってないだけ説はあるのですが、まあ何はともあれWIで0.449とか言ってたのに入札は0.4283/0.4421で、引値は(先週金曜の3Mみたいな)アイヤーショートカバーなレートにはなっていませんが、まあゆうて0.420%で引かせているので入札の平均よりもお強い形になっておりまして、それすなわち世の中にニーズがあるって話じゃろうな、とは思いました。
あと、先週金曜の新発3Mとかその辺りも変調でして、
(7/9引値の3Mカレント周り)
国庫短期証券1314 2025/09/22 平均値単利 0.410
国庫短期証券1315 2025/09/29 平均値単利 0.410
国庫短期証券1316 2025/10/06 平均値単利 0.350←先週入札の新発3M
国庫短期証券1298 2025/10/10 平均値単利 0.410
国庫短期証券1318 2025/10/14 平均値単利 0.410
国庫短期証券1263 2025/10/20 平均値単利 0.405
(7/8引値の3Mカレント周り)
国庫短期証券1314 2025/09/22 平均値単利 0.420
国庫短期証券1315 2025/09/29 平均値単利 0.420
国庫短期証券1316 2025/10/06 平均値単利 0.400
国庫短期証券1298 2025/10/10 平均値単利 0.410
国庫短期証券1318 2025/10/14 平均値単利 0.410
国庫短期証券1263 2025/10/20 平均値単利 0.410
1316の0.35%ってのはショートカバーが残っていたってことなんでしょうけれど、微妙に周辺銘柄も影響されたりしてたりしてて(一々引用するとエライことになるのでパスしますが短い所の引けも強い)、昨日っていつもの超長期アイヤー相場じゃなくて、2年2毛甘とか中短期が弱い相場だったというのに、短国ちゃんったら逆行高になっておりまして、まあ短国は別世界なのでありがちな話なのですが、利付と整合性が取れんというか寧ろ逆行する動きやってますなあ、と思いました。
とは言いましてもついこの前も短国急に強くなったと思ったら急に弱くなる、というような面白現象が発生していたこともありましたので、明日の3M新発入札を見てみないと何とも言えないところではありますけれども、なんかの拍子にまた金利リスク削減民の皆さんがやってきたのかどうか、うーんどうなんでしょうかね。
2025/07/09
〇なんか超長期が調子に乗ってスティープしておりますな(備忘メモ)
皆様先刻ご承知の介だと思いますのでまあ備忘メモで恐縮ですが
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/QQVPXY74UNP3TMELQTFUOQJ7F4-2025-07-08/
〔マーケットアイ〕金利:国債先物は下落、財政懸念背景に超長期金利が連日の大幅上昇
ロイター編集
2025年7月8日午後 3:21 GMT+9
『[東京 8日 ロイター] - <15:10> 国債先物は下落、財政懸念背景に超長期金利が連日の大幅上昇
国債先物中心限月9月限は、前営業日比16銭安の138円96銭と下落して取引を終えた。新発10年国債利回り(長期金利)は同3.0ベーシスポイント(bp)上昇の1.485%。前日に続き、財政悪化懸念を背景に超長期金利が大幅上昇した。』(上記URL先より)
ということで5年国入札の方は順調だったのですが、昨日も超長期朝から弱めだったし日中親の仇みたいに気配甘くされておりまして、
『現物市場では新発国債利回りが超長期ゾーン主導で上昇。2年債は前営業日比横ばいの0.730%、5年債は同1.0bp上昇の0.980%、20年債は同7.5bp上昇の2.500%、30年債は同9.5bp上昇の3.060%、40年債は同12.0bp上昇の3.365%。イールドカーブはベアスティープ化した。』
ってなっておるわけですが、まあゆうて30年3%乗ってて財政懸念ガーって言いましても米国の30年って5%近く有るわけで、物価の方が2%で同じで潜在成長率が向こうが2%割れくらいでこっちが0.5%ちょい位だったら実はリスクプレミアム乗っているの米国じゃネーノって話なのですけれども、というのは昨日も申し上げたのですが、単に木曜に20年国債の入札あるからちょうど良いので叩き売って水準訂正してから入札迎えようって話じゃねえのと思いながら鼻ホジホジって感じでおりますがどうなんでしょうかねえ(個人の感想です)。
まあ円債市場ってまだまだデフレ脳から抜けてない感は強いんですよね、とは思います(基本アタクシは人間が極端にできているのでデフレとか何の話でしたっけだし基調的物価とやらも2%になってるしなんなら上に突き抜けるリスクが高まっているというインフレ脳にマインドセットが転換しているんですけどねw)し、大体からして超長期の金利だけ上がっても別に企業金融が急に困るわけでもないじゃろ(超長期の社債発行とかレアものですからぬー)とも思いますし、まあ困るのは新発の利払い費が上がる政府だけじゃネーノってなところですけど。
『TRADEWEB
OFFER BID 前日比 時間
2年 0.728 0.735 0 14:58
5年 0.977 0.983 0.009 15:09
10年 1.479 1.486 0.032 15:09
20年 2.498 2.506 0.078 15:10
30年 3.056 3.065 0.099 15:09
40年 3.362 3.371 0.12 15:10』
ということですが、これ明日の20年国債入札が滑った挙句に更に売られるとかになるとありゃありゃまあまあって感じではありますが、金利さえ調整すれば止まるところで止まるじゃろって話だとはさすがに今のところは思います。もちろん今の政治状況だと財政支出に対してガバガバな話しか出てこないし、物価高対策とか言って財政バンバン出して更に物価が上がるじゃろ、という話すら通じない義務教育の敗北(一応中学校の公民でやったと思うのだがそのくらい、高校の政経では間違いなくやっている)状態なので、そっちの方で中期的な懸念はアタクシ滅茶苦茶大きいと思っていますが・・・・・
2025/07/08
〇また超長期の金利が上がっている訳だが(財政懸念ネタで)という備忘メモ
月曜の債券市場ちゃん
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/QU7IYDOBQZJR3HFPTWADHU43AQ-2025-07-07/
〔マーケットアイ〕金利:国債先物は横ばい、長期金利1.455% 財政懸念で超長期債は金利上昇
ロイター編集
2025年7月7日午後 3:30 GMT+9
『[東京 7日 ロイター] - <15:22> 国債先物は横ばい、長期金利1.455% 財政懸念で超長期債は金利上昇
国債先物中心限月9月限は、前営業日と横ばいの139円12銭で取引を終えた。手掛かり材料に乏しい中、全体的に動意薄だった。新発10年国債利回り(長期金利)は同2.0bp上昇の1.455%。現物市場では財政拡張懸念から超長期ゾーンに金利上昇圧力がかかった。』(上記URL先より、以下同様)
まあ超長期は盛大に動意があったという話でもありますがorz
『現物市場では、新発債利回りはまちまち。2年債は同0.5ベーシスポイント(bp)低下の0.730%、5年債は同横ばいの0.970%。一方、20年債は同5.5bp上昇の2.425%と6月4日以来の高水準。30年債は同10.5bp上昇の2.970%と、5月30日以来の水準まで上昇した。40年債は出合いなし。』
挙句にイブニングで30年一段安やってた気はしますわな。
・・・・・ということでとりあえず参院選序盤情勢ということで連立与党で50議席確保が微妙な線とかいう話になっていたというのがネタになって売られている、というのはまあそうなんですけれども、よくよく考えて見ますと物価が2%水準で推移するっての考えたら別に30年金利3%ってクソ高い水準でも何でもなくねえか???って話は有るわけでして、そもそも論として物価の長期均衡水準が何ぼですかと考えた場合に、そこにタームプレミアム乗っけた水準に対して日銀の長期国債買入とかいうクソイベントが継続していて、しかもお気持ち物価を持ち出して政策金利水準を無駄に低い水準に置いているから国債を買おうって人が何時まで経っても増えてくれないってだけの話ではなかろうか、などと3%という水準を見ながら思う訳で(個人の暴言ですwwww)ジャパンの場合は債券自警団復活みたいなカッコいい話ではなかろう(だいたいからして自警団なら当局にクレクレ大合唱してるんじゃねえよって話な訳で自警団を名乗るのが烏滸がましいにも程があるwwwwwwww)という所ですが、まあ超長期の金利が上昇してくれれば馬鹿政治家へのシグナルくらいにはなるでしょうから、この調子で警鐘を鳴らして頂きたいものだと思います。
ただまあアレですよね、こんなタイミングからベアスティープニング(というか2年対比ではツイストだがw)していますと、肝心の参院選の結果が出る前にスティープニング疲れするんじゃないかという感じ(2週間はさすがに長いじゃろ)ですし、まあそれ以前に関税の話が狂犬から放たれましたので、今日はそっちの話になるんですかね、知らんけど。
でまあロイターさん記事のTRADEWEBの気配ですけれども、
OFFER BID 前日比
2年 0.725 0.734 0 15:20
5年 0.966 0.973 -0.002 15:19
10年 1.448 1.455 0.02 15:20
20年 2.418 2.431 0.062 15:20
30年 2.963 2.977 0.113 15:20
40年 3.218 3.251 0.116 15:20
とのことで超長期ドイヒーという結果になっておりますが、なんかまあ折角発行減額の決定をしてもダメなもんはダメという結果なのは残念ですが、ニーズが無いのもあるにせよ金利水準が足りないからというお話なので、やはり国債買入の額が多すぎだし、いまとなっては長期国債の買入をしている意味って「昔威勢よく買っていたのを急にゼロにできないので徐々に調整」という意味しかない筈なのに、買入縮小ペースを上げるどころか下げる決定しているのは何とかならんのかと思う訳で、結局当局プットみたいな信仰が円債市場にあるもんだから健全な調整が進まないでちょっとプットが入って反発→冷静に考えたら水準がダメだろとなってやっぱり売られる、みたいな無駄なボラを生み出しているというのが個人の極論です。
2025/07/07
〇9月末越え一発目の3M入札は引値がガッツリ強くなっている件について
https://www.mof.go.jp/jgbs/auction/calendar/tbill/tbill_nyusatsu/resul20250704.htm
国庫短期証券(第1316回)の入札結果
『本日実施した国庫短期証券(第1316回)の価格競争入札及び国債市場特別参加者・第T非価格競争入札について、下記のように募入の決定を行いました。
記
1.名称及び記号 国庫短期証券(第1316回)
2.発行根拠法律及びその条項
財政法(昭和22年法律第34号)第7条第1項、財政融資資金法(昭和26年法律第100号)第9条第1項並びに特別会計に関する法律(平成19年法律第23号)第83条第1項、第94条第2項、同条第4項、第95条第1項、第123条の18第1項、第136条第1項及び第137条第1項
3.発行日 令和7年7月7日
4.償還期限 令和7年10月6日
5.価格競争入札について
(1)応募額 13兆3,736億円
(2)募入決定額 3兆2,728億5,000万円
(3)募入最低価格 99円89銭1厘5毛
(募入最高利回り) (0.4356%)
(4)募入最低価格における案分比率 10.6465%
(5)募入平均価格 99円89銭3厘8毛
(募入平均利回り) (0.4264%)』
7月になったから当たり前っちゃあ当たり前ですが、先週金曜の3Mから足が9月末跨ぎになりまして、金曜はその1発目の入札となった訳ですな。前週の3Mは9月末の1営前に足が来るという使い勝手が基本的にはあまりよろしくない物体だったのですが、0.4215%/0.4396%でしたので、平均は前週よりも金利上昇していますが足切りは金利低下、ということなので、前回よりもテールの短い入札になった訳ですが・・・・・・・
売買参考統計値
https://market.jsda.or.jp/shijyo/saiken/baibai/baisanchi/index.html
(7/4引値)
国庫短期証券1312 2025/09/16 平均値単利 0.430
国庫短期証券1314 2025/09/22 平均値単利 0.430
国庫短期証券1315 2025/09/29 平均値単利 0.430
国庫短期証券1316 2025/10/06 平均値単利 0.400
国庫短期証券1298 2025/10/10 平均値単利 0.420
国庫短期証券1263 2025/10/20 平均値単利 0.420
(7/3引値)
国庫短期証券1312 2025/09/16 平均値単利 0.430
国庫短期証券1314 2025/09/22 平均値単利 0.430
国庫短期証券1315 2025/09/29 平均値単利 0.435
国庫短期証券1316 2025/10/06 平均値単利 0.430
国庫短期証券1298 2025/10/10 平均値単利 0.435
国庫短期証券1263 2025/10/20 平均値単利 0.445
ということで、売買参考統計値ベースの引値を見ますと、新発債だけ0.400%とかいう入札から見たらエライコッチャなレートになっていまして、手前の銘柄は0.43で変わらずになっているのですが、10月償還の6Mと1Yの成れの果て銘柄の1298と1263の引けもちゃっかりと強くなって9月償還とイールド逆転という
結果になっておられますな、うんうん。
1316新発3Mに関しては(そんな無茶苦茶強い所で切られた感じじゃないような気もするんですが)これ入札が空振りをしたのか入札後に買いでも来たのか知らんですけれども0.40%水準っていうのはまあ踏みレートじゃろとは思いますが、10月償還の既発も強くなっているので、まあやっぱり9月末越えのニーズってのも世の中にあるじゃろうというのが判明した、と思いました、知らんけど。
まあ今週は6Mと3Mの新発がありますので、どのくらい短国ニーズありますかってのを確認ですな。ちなみに3Mって7月発行分から1回の発行額が4.4兆円→4.3兆円に減額になっていますが、その1000億円にどの程度のインパクトがあったのかはよくワカランチ会長です。
2025/07/01
〇先週金曜の短国とかGCTNとかですが結局そんな波乱にもならなかったようですけど・・・・・
https://www.mof.go.jp/jgbs/auction/calendar/tbill/tbill_nyusatsu/resul20250627.htm
国庫短期証券(第1315回)の入札結果
『本日実施した国庫短期証券(第1315回)の価格競争入札及び国債市場特別参加者・第T非価格競争入札について、下記のように募入の決定を行いました。
記
1.名称及び記号 国庫短期証券(第1315回)
2.発行根拠法律及びその条項
財政法(昭和22年法律第34号)第7条第1項、財政融資資金法(昭和26年法律第100号)第9条第1項並びに特別会計に関する法律(平成19年法律第23号)第83条第1項、第94条第2項、同条第4項、第95条第1項、第123条の18第1項、第136条第1項及び第137条第1項
3.発行日 令和7年6月30日
4.償還期限 令和7年9月29日
5.価格競争入札について
(1)応募額 10兆923億円
(2)募入決定額 3兆3,549億5,000万円
(3)募入最低価格 99円89銭0厘5毛
(募入最高利回り) (0.4396%)
(4)募入最低価格における案分比率 7.9746%
(5)募入平均価格 99円89銭5厘0毛
(募入平均利回り) (0.4215%)』
ということで先週の頭から謎のクソ強さだったのが週後半に一転してクソ甘い引けになって結局行ってこいで前週の0.4207%/0.4316%よりも若干金利上昇で終了しまして、先週途中の動きは一体全体何だったのかという結果と相成っておりましたが、3Mカレント近辺の引値は、
売買参考統計値
https://market.jsda.or.jp/shijyo/saiken/baibai/baisanchi/index.html
(6/30引値)
国庫短期証券1312 2025/09/16 平均値単利 0.430
国庫短期証券1314 2025/09/22 平均値単利 0.430
国庫短期証券1315 2025/09/29 平均値単利 0.430
国庫短期証券1316 2025/10/06 平均値単利 0.435←今週入札のある3MWI
(6/27引値)
国庫短期証券1312 2025/09/16 平均値単利 0.430
国庫短期証券1314 2025/09/22 平均値単利 0.430
国庫短期証券1315 2025/09/29 平均値単利 0.430
国庫短期証券1316 2025/10/06 平均値単利 0.435
となっていて、入札の平均レベルよりも安い所で引かせていて過熱感は無し(というかそもそも論としまして9/29とかいう半期末直前に落ちる短国は「使い勝手が悪い」ので元々人気化しないのがデフォという話はある)なのですが、あてになるかどうかは知らんですけど新発WIもそんなに値付け上は人気化していないような感じにはされていますが、まあこれはさすがにあてにならんので、実際には10月足の6Mや1Yの成れの果てのセカンダリーで判断するしかないのですけど、この辺ってまあ基本的にセカンダリーがあってないようなもんなのが仕様なので状況はワカランチ会長(結局分からんのかいなというツッコミが来そうですがw)。
まあ金曜の入札で今回の四半期末越えの動向が出てくる、ということになりそうですが、まあ短国市場に関してはカレント以外はその時の状況によってセカンダリーが出てきたり出てこなかったり(ビットは普通に立つのだがオファーはオンデマンドではが出てこない、って奴です)なので、短国の市場自体がまあそんなもんと言えばそんなもんなのですが、自由に売買できるというものでもない、という所なので増発増発増発と思うのですが、まあゆうて短国金利がちゃっかり上昇しちゃうと国債イールドカーブ全体が上方シフトするというのも発行サイドとしては悩ましいってのは分からんでもない所ではありまする。
東京レポレート
https://www.jsda.or.jp/shiryoshitsu/toukei/trr/index.html
O/N T/N 1w 2w 3w 1m 3m 6m 1y
2025/6/23 0.491 0.492 0.478 0.476 0.476 0.477 0.485 0.500 0.571
2025/6/24 0.470 0.487 0.477 0.476 0.476 0.476 0.484 0.500 0.571
2025/6/25 0.490 0.485 0.476 0.476 0.476 0.477 0.484 0.500 0.571
2025/6/26 0.490 0.485 0.473 0.476 0.476 0.478 0.484 0.500 0.571
2025/6/27 0.491 0.483 0.475 0.475 0.476 0.477 0.484 0.500 0.571
2025/6/30 0.491 0.488 0.478 0.477 0.477 0.478 0.485 0.500 0.570
東京レポレートの推移を見る感じですとGCレートは影響なしという感じではありまして、まあだいたい四半期末の中で一番平和になることが多い6月末なので無事に四半期末を通過できましたってなところだったのですが、先週前半に短国の短い所の金利が急にクソ低下したのはちょっとビビりましたってだけの備忘メモでした。