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2026/02/04
お題「特会6Mとか2年金利とか/今更ですが総裁会見での「政府と連絡」発言に関して」
お、これは会員記事だなwwww
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN03CEV0T00C26A2000000/
円、対ドルで一時156円台に下落 高市首相発言の影響続く
北米
2026年2月4日 4:35
[会員限定記事]
『【ニューヨーク=溝渕美香】3日のニューヨーク外国為替市場で円が対ドルで一時1ドル=156円台まで下落した。高市早苗首相の1月31日の為替に関する発言が円安の容認と受け止められ、円安・ドル高の流れが続いている。』(上記URL先より、この先少ししたら会員記事)
日経さん・・・・・・(^^)
〇交付税特会6Mのレートがエライコッチャになっている件について
まあこんなネタから入るワイも大概に変態だが
https://www.mof.go.jp/jgbs/auction/calendar/kariire/kari-result260203.htm
交付税及び譲与税配付金特別会計の借入金の入札結果(令和8年2月3日入札)
『本日、借入金の入札について、下記のように募入の決定を行いました。
記
1.借入根拠法律及びその条項
特別会計に関する法律(平成19年法律第23号)附則第4条第1項
2.借入日 令和8年2月13日
3.償還期限 令和8年8月14日
4.償還方法 令和8年8月14日に一括償還
5.借入利率競争入札について
(1)応募額 3兆4,103億円
(2)募入決定額 1兆3,000億円
(3)募入最高利率 1.200%
(4)募入最高利率における案分比率 67.1100%
(5)募入平均利率 1.143%』
ということで平均1.143%の足切り1.200%ってナンジャラホイという感じでして、前回の交付税特会6Mが1/29の入札で2/6-8/7の期間で1.073/1.120、前々回は1/27の入札で2/4-8/5の期間で1.014/1.050という感じで金利上昇していたのですが、これはまた華麗に金利上昇の巻となっていますがなというお話。
もはや毎度の計算をするまでもないのですが、このレートって3月会合までのレートを0.75%で置いた場合のブレークイーブンが1.246%とかいう驚愕のレートになるので、2回利上げ食らっても鼻歌交じりで楽勝(さすがに3回上げられるとどうなるかは要計算ですがwwww)とかいうレート。
お前らどんだけ織り込めば気が済むんだとは思うのですが、一方で6MのTDBって今週入札がありますけど(明日ね)新発のWIって0.800%の引値(とは言え10日償還が後ろの1年短国の成れの果ての8/20償還銘柄の売参引値は0.875%になっているというナンジャソラ引値になっているのでどっちが正しいのかはよくわからんですけど)とかになっておりまして、いや何ぼ何でもこれ金利差有り過ぎだろという話でして、まあ特会6Mの織り込み方もちょっとお前それは何ぼ何でもという感じだし、TDBの方はこれ織り込みがろくすっぽねえじゃねえかという話なので、どっちのレートもアレではあるのですが、さすがにここまで差が出てくると特会の借入って要は特会の資金繰りなんだから国庫短期証券に振替した方がエエンチャウノかと小一時間って思うのだがこれ法令改正とか必要な話なんですかねえ、というのはあんまり真面目に調べたことが無いのでよくわかりません。
とは言いましても2年ゾーンも
https://jp.reuters.com/markets/japan/K53QMSP4TVK2XDT3CV3RINY5MU-2026-02-03/
〔マーケットアイ〕金利:国債先物は反落、長期金利2.255%に上昇 2年金利30年ぶり高水準
ロイター編集
2026年2月3日午後 3:20 GMT+9
『[東京 3日 ロイター] - <15:07> 国債先物は反落、長期金利2.255%に上昇 2年金利30年ぶり高水準
国債先物中心限月3月限は、前営業日比30銭安の131円49銭と大幅反落して取引を終えた。米金利上昇や前日の大幅高の反動から売られた。新発10年国債利回り(長期金利)は同2.5ベーシスポイント(bp)上昇の2.255%。同2年債利回りは同2.5bp上昇の1.285%と30年ぶり高水準を更新した。』(上記URL先より、以下同様)
ってなもんで2年の金利って先週の東京都区部CPI攻撃で一旦さがったりもしたのですが、その後また順調に上昇しておりまして、昨日あたりはさすがに「主な意見」の利上げやる気元気井脇状態も影響したんじゃネーノ(やる気云々よりもあの意見だと「ペースの前倒し」が意識されますわな)というお話ではあるので、一応まあ交付税6M金利上がったこと自体はそうじゃろうなという話ではあるのですが水準ェ・・・という感じですわな。
ちなみに昨日の引けは
『TRADEWEB
OFFER BID 前日比 時間
2年 1.277 1.286 0.023 15:06
5年 1.676 1.686 0.036 15:04
10年 2.249 2.257 0.022 15:05
20年 3.176 3.187 0.003 15:06
30年 3.632 3.64 -0.008 14:59
40年 3.916 3.931 -0.002 15:07』
とかいうことで1.3%近いということですが、これ利上げペースもさることながら、今次利上げでとりあえず金利どこまで逝きますねんという話(ワシはあんまりターミナルレートという言葉は好きじゃなくて、長期均衡中立金利との混同が起きるので良い言葉ではないと思っています為念)がさすがに切りあがってきたんですかねえというのもあるんでしょうかね、知らんけど。
ああそれから余談ですが、
https://www.jiji.com/jc/article?k=2026013001110&g=pol
高市首相初訪米、国賓待遇で検討 中国にらみ厚遇―トランプ政権
時事通信 政治部2026年01月31日07時15分配信
『日程は3月後半の3連休が軸で、米側は歓迎式典や公式夕食会などを準備。今年は米建国250周年に当たり、記念行事も催される方向だ。ただ、衆院選(2月8日投開票)の結果次第では、中止を含め計画見直しもあり得るという。』(上記URL先より)
ちょwwwwマテwwwwwwワイの記憶に「米国は建国200年」ってのが刷り込まれているんだが気が付いたら250年かよwwwwwwwww(単なるジジイ)
などというジジイ話は兎も角として、3月の3連休に訪米ということは、その直前が3月金融政策決定会合な訳でして、ベッセント様が(あのタイミングでの日本の実弾介入除けだったとは思うのですが)NY連銀レートチェック砲をわざわざダボスから打って頂いた分の「誠意」としての日銀の「誠意利上げ」で高市さんお土産持っていかないとダメじゃないですかヤダー(超与太ネタ)というお話ですな、いやはや。
などというのは与太話オブ与太話ではあるのですが、折角ベッセントさんがレートチェック砲を打って頂いているのに、その傍から日本サイド(だいたい高市さんだが経済ブレーン笑も大概にアレ)が台無しにして回るという面白プレイを演じていて、ベッセントさんの事だから状況把握してるんじゃないでしょうかねえと思いまするに、まあ「誠意」をちゃんとお見せした方がヨロシインチャイマスカネエとはおもったりおもわなかったりする訳で、お土産誠意利上げじゃないにせよ、少なくとも日銀が利上げしまっせポーズはきちんと取らんとアカンじゃろ(すくなくともハトハトチキンの様子見地蔵な情報発信はダメ!ゼッタイ!!だと思うんだが)という感じではありますな、などと思う昨日の特会6Mでした。
〇営業毎旬報告系
https://jp.reuters.com/economy/bank-of-japan/PX42J67OWNIZDJN24R6UL33UHY-2026-02-03/
日銀、1月31日までに保有ETFの売却を開始 53億円分を売却
和田崇彦
2026年2月3日午前 10:24 GMT+9
『[東京 3日 ロイター] - 日銀が1月31日までに、保有する上場投資信託(ETF)の売却を始めたことが分かった。2月3日に公表した営業毎旬報告で明らかになった。』(上記URL先より、以下同様)
ということで、
『営業毎旬報告によると、31日時点のETFの保有残高は37兆1808億円で、20日時点の37兆1861億円から53億円減少した。日銀は1月19日からETF売却のための指針の適用を始めており、近く売却が始まるとみられていた。年3300億円程度のペースで売却を進めていく。』
これなぜか「年3300億円」ということで金額縛りになっているの改めて考えてみたら変な話で、決定した時期から見たら株価水準が上がっているので、売却ペースが遅くなって、決定した時点だと110年位とかだったけど今の時価ベースだともっと時間がかかるんじゃネーノというペースだし、逆に言いますと株価が下がった時の方が市場に対する売却インパクトがデカくなるという意味不明にも程がある仕切りになっておりまして、まあ当然この100年計画はどこかで見直す(=ペース加速する)とはさすがに思うのですけれども、金額縛りってのも変な話で保有残高プロラタで売るのが普通の態度なんじゃネーノとは思いましたし、株価上がっているなら売却ペース寧ろ加速しておかないと、株価が下がった時に売りにくくなるんだから売却加速して糊代作っておけよと思いますので、この辺は6月に長期国債買入減額計画の見直しを行うんだから一緒に議論してほしいですなと思いました。
https://www.bloomberg.com/jp/news/articles/2026-02-03/T9O3L1T9NJLT00
日銀「異例措置」の縮小進む、保有ETFの売却を開始−CP残高もゼロに
・ETF売却は1月末までに54億円、年間3300億円の100年計画がスタート
・CPは営業毎旬報告の記載なくなる、コロナ禍で企業の資金繰り支援
Sumio Ito
2026年2月3日 at 1:13 UTC
更新日時:2026年2月3日 at 1:55 UTC
『日本銀行は、保有する上場投資信託(ETF)の売却を予定通り開始し、1月末までに54億円程度売却した。コマーシャルペーパー(CP)残高もゼロになり、異次元緩和の象徴とも言えるリスク性資産の縮小が少しずつ進んでいる。』(上記URL先より)
CPに関しての「コロナ禍で企業の資金繰り支援」はいやいやその前から延々とダラダラやってたじゃんというツッコミはありますが、やっと残高0になりましたかという話で、一番最初(リーマン後)にやった時はあくまでも「バジョットレートでの買入」だったものが復活した後には「サービスレートでの買入」になっていましてまあ如何なものかって感じだったのがCPおよび社債の買入だった訳ですが、まあこういうのはやるにしても「バジョットレートでの買入」で行って、市場が正常化してきたらその時点で残高が0になるような仕組みにしないとダメですよねというお話(その点ではコロナ対策ドルオペはバジョットレートかというと多少微妙なレートではあったけれども正常化したら残高はほぼ0なので本来の趣旨に沿っている)ではありましたな。
〇超今更の総裁会見ネタの続きですが(超大汗)
https://www.boj.or.jp/about/press/kaiken_2026/kk260126a.pdf
総裁記者会見
――2026年1月23日(金)午後3時30分から約60分
最後は長期金利への介入問題です。今回の会見って割と想定問答丸読みモードに近かったんじゃないかなあ、と文字起こしを読んでて思う訳で、聞いている時はつまらん会見と思ったのですが文字で見ると割と滋味がある、というのがその理由ですw
・長期金利の介入に関する質疑で連発する「政府と連絡」がどうもね
幹事社質問の次の人の質問ですが、
『(問)(前半割愛)もう一問が、長期金利についてお伺いします。長期金利が急騰していますけれども、その背景と受け止めについて、どのようにお考えかというところをお願いします。これまで、例外的な動きがあれば機動的に対応するということをおっしゃっていましたが、機動的に対応するということが仮にあれば、長期金利は市場で決まるべきだという今までの正常化の流れに逆行したり、あるいは財政への配慮というふうに受け止められるという恐れもあると思います。その点も含めて、現状と取り得る対応についてどのようにお考えかというところをお伺いできればと思います。』
ここで「政府と連絡」が初出しておりまして、その後もなんども「政府と連絡」が出ていたんですよね。
『(答)(前半割愛)それから、最近の長期金利の上昇に関する複数のご質問があったと思いますが、まず認識としては、やはり、かなり速いスピードで上昇してきているという認識でございます。』
何で「かなり速いスピードで上昇」とかそういうの言っちゃうかねって感じですが、
『それに関して、マーケットでは、先行きの経済・物価情勢や財政政策、金融政策に関するマーケットの見方が影響しているという声があります。加えて、年度末要因で、超長期債の需給が不安定化しているという声も聞かれます。』
年度末要因ってあーたまだ1月ですがなという話ではありますが、これはロンガーエンドの超長期が単価ベースでクソ値下がりしてて企業会計原則的に言う減損処理対象になるからどうのこうのの話を指していますな。
『そのうえで、従来から申し上げていることですけれども、通常と異なる例外的な状況では、市場における安定的な金利形成を促すために、機動的にオペ等を実施することもあるというふうに考えています。』
この点をアピールするのは如何なものかという感が拭えない上に、
『この点、政府と緊密に連絡しつつ、それぞれの役割を踏まえてしっかりとみていきたいと思っています。』
って話ですが、一応これ「連絡」なので「連携」とは言ってないから財政ファイナンスには当たらないし、連絡と言うのは市場動向に関して財務省も日銀もそれぞれ独自にヒアリングしている(まあその先は似たようなもんとは言え)訳なので、その状況をお互いに「連絡」しあって市場動向の把握に努めますし、「それぞれの役割を踏まえる」ということなのであくまでも日銀はオペレーションとしての買入が必要ならば行いますし、政府サイドでは発行年限の調整などを実施して対処する場合もあり得る。
とまあそういう話をしたいんじゃろうなあ、というのは好意的に解釈すればそういう解釈になりますし、まあ日銀(および財務省)の原則論から言ってそういう意味だ、っていうのはこうやって文字に起こして字面を見れば分かるんですよ。
ただですね、この後も「政府と連絡」を連発しているのですが、その辺りに関してもっときちんとパラフレーズして頂きたい訳でして、オーラルで聞いているとどうしても「政府と連携しないとオペレーションもできないのか日銀は」みたいな受け止めになったり、「オペレーションすら政府にお伺い立てる日銀が独自に金融政策決められるわけないんだからつまりは財政従属宣言ジャン」というように聞こえてしまうんですよ。まあこれまでの流れというのもあるからそう取られやすいですしおすし。
とまあそんな訳ですので、初手の段階でこの点をもっときちんと「市場状況については政府とも情報共有を行いながら状況を把握し、真に必要な例外的な状況においては対応できるようにします」みたいに言って分かるような説明をしてほしいんですよね、これ読めば確かに分かるんですけど、初手ではオーラルの説明を耳で聞いて理解してしまうので、もうちょと考えてほしいなと今更ながら思うのでした。
ということでその先も「連絡」ですけど、
『(問)(前半割愛)もう一点は、先ほどの長期金利についてなんですけれども、かなり速いスピードで上がっているということですが、ただ日銀としてはまだオペをしていません。その点についてどういったことなのか、どういう理由なのかということについてなんですが、以前、植田総裁は超長期金利よりも、長期金利やその長期金利の短いところを重視するような、その経済活動という意味ですね、姿勢をされていますが、そういったところにも大きい波及があると、やはり柔軟な機動的なオペを対応する必要が高まってくるという理解でいいのかどうか、お願い致します。』
「かなり速いスピードで」とか言うからこういうツッコミを受けてしまうのよね〜
『(答)(前半割愛)それから、長期金利の上昇のスピードについてのご質問ですけれども、これはそれが速い、あるいは速過ぎるか、機動的なオペにつながるかどうかという判断については、先ほど申し上げましたように、政府と緊密に連絡しつつ、それぞれの役割を踏まえてしっかりとみていく中で判断していくということでございます。ただその中で、先ほども申し上げましたように、超長期債については、年度末要因で需給が不安定になっているという点にも注意したいと思っております。』
回答になっていないというかさっきの回答と同じで、まあこれが想定問答棒読みなんだろうなあ、とその時はイマイチピンとこなかったですが、文字で見てみると一目瞭然ですなwwwwwww
F5でテキスト検索すれば判りますが、この「連絡」は7回出てきますので以下もうちょっとこの件の質疑応答あるんですが、文字になったのを見ますとまあ見事に上記と同じ回答しかしていなくて、だったら初手でうっかり「長期金利の上昇スピード」とか言うなよとは思いました(まあ植田さんも更問きて「しまった」と思ったのかも知れませんが・・・・)。
とは言いましても、昨日ネタにした「主な意見」を見ると結構介入に抵抗感の無さそうなのが2人か3人いそうなので、まあその辺も踏まえてこういう説明文になったのかな、とは思いました、ということですが、まあ普通に「独立性」問題ネタが沸き起こっていたタイミングだったのでこの「連絡」の部分はもうちょっとパラフレーズした方が良かったんじゃないかな、とは思いますが結果論ちゃあ結果論なので何んともかんとも・・・・
ということで今朝は勘弁
2026/02/03
お題「エライ威勢の良い(長期金利介入の部分は気になるが)1月会合主な意見ではありますぞな」
あらま読売までもが(イタコ話法使っていますけど)
https://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/20260202-GYT1T00492/
消費税減税、海外メディアから批判相次ぐ…財政悪化や国債・株・通貨のトリプル安懸念
2026/02/02 20:01
その前にもこんな報道してますしおすし(こっちはイタコ話法ではない)
https://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/20260130-GYT1T00427/
[スキャナー]消費税減税に前のめりな高市首相、演説では「封印」…政府・自民内からは懸念の声
2026/01/31 08:45
〇1月会合主な意見は物価上振れにも程があるのと利上げペースの前倒しを示唆しているように見えますがさて・・・・
ネタの先入先出法で恐縮ですが
https://www.boj.or.jp/mopo/mpmsche_minu/opinion_2026/opi260123.pdf
金融政策決定会合における主な意見
(2026 年 1 月 22、23 日開催分)1
・経済の意見ですが米国下振れの不透明性ガーが完全にどっかにいってしまいましたな
『T.金融経済情勢に関する意見』の『(経済情勢)』はもともと5個しかないので経済情勢に関する論点が少なかった、というのが示されております(言いたいことあるなら書いてるでしょうから)。
『・ わが国経済は、一部に弱めの動きもみられるが、緩やかに回復している。先行きは、各国の通商政策等の影響を受けつつも、海外経済が成長経路に復していくもとで、政府の経済対策や緩和的な金融環境などにも支えられて、緩やかな成長を続けるとみられる。』
というのは大本営ですのでパスしまして、
『・ 米国経済については、雇用を巡るリスクとそれに伴う金融政策の方向性に引き続き不確実性が存在するものの、AIを中心とするIT関連の強さがこれをカバーしていると考えられる。』
あらま。
『・ 世界中が金融財政両面で緩和策を採用し、AI関連投資拡大も加わる中、本年の世界経済は、回復に向けたモメンタムが始動する転換局面と認識している。』
財政はそうなんだが金融政策ってECBは中立金利近辺だしFEDは利下げしたとは言え依然として引き締め的な金融政策だと思うので字数の関係で端折らないといけないのは分かるんだがちょっと雑じゃねえのと思います。
『・ 今後は、エネルギーや食料品の価格上昇率が徐々に低下し、消費者物価指数も低下するため、実質賃金の上昇率もようやくプラス圏に浮上して、それが定着していくとみられる。』
定着するんですかねえ〜
『・ 円安は、大企業の収益や賃金を押し上げる一方、中小企業の収益や賃金を下押しするので、物価の上押し効果と相まって、格差の拡大に働く可能性がある。』
資産価格経由の格差拡大を端折っているので不合格。
・・・・などと申し上げましたが、まあ何かここに来て今までの「不確実性ガー」は何だったのかと小一時間問い詰めたくなるような楽観色の強いものになっていましてどうしましたのよという内容ですわな。まあ展望レポートでも示されているといえば示されていますが。
・物価の意見が10個もあるよ!やったね!!!!
『(物価)』の意見が一時は5個とか6個とかいう時期も長かったのですが、今回は何と10個もありまして、これはまあ物価目標達成に向けた議論なのか物価の上振れ議論なのかさて何でしょうということで見る訳ですな。
ちなみにですけれども、この「物価」の意見数ですが、12月→7個、10月→6個、9月→8個、7月→7個となっていまして、今回はエライ盛り上がりっぷりを示したという結果に成っておりますわな。
『・ 消費者物価の基調的な上昇率は、賃金と物価が相互に参照しながら緩やかに上昇していくメカニズムが維持されるもとで、緩やかな上昇が続くとみられ、見通し期間後半には「物価安定の目標」と概ね整合的な水準で推移すると考えられる。リスクバランスは、概ね上下にバランスしている。』
1個目は必ず大本営ですfがこの後が・・・・・
・物価の意見がこれでもかとばかりに無茶苦茶強いですな
『・ 現在まで、家計の余裕が乏しいこともあって、食料品・外食・宿泊以外の分野では、人件費の価格転嫁の動きは緩やかである。先行きについては、政府の経済対策による家計への所得移転の効果を含めて、物価・家計所得・個人消費のバランスがどうなるか、注視していく必要がある。』
「どうなるか注視」って言ってますけど前段で示された状況認識だったら政府の物価高対策によって価格転嫁がより一層広範囲に渡って行われるでしょう、って話になりますな。おそロシア。
『・ 米価格の値上がりは供給不足が発端だが、昨秋の新米買付け時の需要要因も加わり、複合的な現象であった可能性がある。単純にコストプッシュと割り切れない物価上昇が他の財でも生じていないか、今後も注視していく。』
これも同じで「注視していく」って言ってるけど、この意見だって「コストプッシュだから一時的って言ってる場合か」という話をしていますのでこれまたタカ的。
『・ 既往の食料品価格の上昇に加え、最近では都市部を中心に家賃が上昇している。これには、海外のインフレや円安による資材価格の上昇や人件費の上昇が住宅価格を押し上げ、賃貸需要が増加していることも影響している。政府や自治体の施策はあるが、家計の生活実感と消費行動に与える影響が大きい項目であり、動向を注視している。』
こちらの動向注視は個人の可処分所得の押し下げの動向注視ですね。
『・ 基調的なインフレの定着度をみるうえで、今後は、前年比でみた食料品価格の減衰ペースに加え、政府の物価高対策が物価の基調に及ぼす影響等を注視したい。もっとも、長期インフレ予想の一部では、既に安定性が確認されつつある。』
長期インフレ予想に関しては先週金曜に面白そうなスタッフペーパーが「企画局スタッフ」から出ているのが味わい深いのですがそのネタまで今朝は届くかどうか(汗)。
『・ 物価上昇の主因が人件費にシフトし、粘着的なインフレに変化してきている。@春闘、A物価の推移、B予想物価上昇率が見通し通りであれば、今春にも、物価の基調は2%に達したと判断できる。』
これは田村抜刀斎の抜刀ですな。
・円安による物価上昇警戒ニキが2名
『・ 企業の価格設定行動が大きく変わりつつあり、円安による輸入価格上昇のパススルーがより強まっている近年のわが国では、為替から物価への影響を従来以上に重視する必要がある。今後より一層の円安が進んだ場合には、消費者物価指数の上昇率の低下ペースが遅くなり、反転上昇する可能性もある。』
円安による物価上振れ警戒ニキ登場。
『・ 円安に伴い、低価格の輸入品も物価を押し下げにくくなっているとみている。また、国内需要の輸入依存度も上昇しており、為替要因が先行きの物価を押し上げる蓋然性は、以前より高まっている。』
あらあらまあまあ。
てな訳で円安物価上振れ警戒ニキ(ネキかもしれんが)が2名いるわけですよ。
・最後は円安とかコストパススルーだけではないより全体的な話に近い上振れ警戒ニキ2名
『・ 賃金ノルムの転換に加え、海外経済の回復期待が強まっているだけに、リスクバランス上も物価の上振れをより意識する必要がある。』
『・わが国経済が労働の供給制約に直面する中、円安のパススルー、財政政策による需要拡大、中国の対日輸出規制等、物価の上振れリスクが膨らんでいる。』
って話になっている訳ですな。
・12月主な意見との物価認識のギャップが凄すぎワロリンチョ
一々引用するとアホのように長くなってしまいますから引用は割愛しますけど、まあお前らちょっと12月会合主な意見を改めて確認してみんさい。
https://www.boj.or.jp/mopo/mpmsche_minu/opinion_2025/opi251219.pdf
金融政策決定会合における主な意見
(2025 年 12 月 18、19 日開催分)1
こちらの「物価」の所の内容と今回の「物価」の内容の認識が何というギャップアップでしょう、というのが見て取れるかと思う訳でして、ここまで物価認識強気ニキ&ネキが揃ってしまっているし、上振れド警戒状態になっているという図になぜこんなにジャガーチェンジしたのかという背景がさっぱり分からんのできっと政策委員会の皆さんが君子だからという位しか理由は思いつかないのですが、今回とんでもねえジャガーチェンジをしているのがこの「物価」の所というのがお分かりいただけるかと思います。
しかしこのジャガーチェンジに対して展望レポートや総裁会見ではそんなに物価上振れの話をしないし、何なら展望レポートって本当は政府の価格抑制策を追加で織り込んでコアCPI見通し横ばいだから上振れにも程があるのに、「概ね横ばい」とか抜かしやがってお前らどうなってますねんというお話になるんだが、まあいつもの姑息なコミュニケーションキタコレではあるなとは思いました、まる。
・金融政策運営はのっけから「この先複数回の利上げ」を示唆する意見がぶっこまれまして・・・・
次が『U.金融政策運営に関する意見』ですが、
『・ 昨年 12 月の利上げからさほど日数は経過していないが、企業等の資金需要、金融機関の貸出態度、CP・社債の発行環境などを踏まえると、政策金利引き上げ後も、わが国の金融環境は緩和した状態が続いている。』
というのが大本営で最初に来るのですが、この次という割といい場所(というかなんというか)に鎮座する意見がほほうと思いまして、
『・ 超長期の投資案件を抱える企業や中小企業の中には、利払い負担が厳しい先もあるとみられるが、産業界全体としては、現在の堅調な経営環境が金利負担増を吸収する面も大きい。利上げペースが急激でなければ、企業業績に与えるインパクトを過度に心配する必要はない。』
あらまあまあ、って感じで威勢の良い意見なのですが、これ意見の内容もさることながら、大本営の次にこれが打ち込まれているというのが威勢の良い話でして、だいたい2番目辺りにくるのって大本営に近い意見が出てくるというのが概ねこれまでの仕様になっていますので、そこから勘案するとこりゃ大本営の意見に近いというメッセージにもなっている訳でして、ペースが急激でなければ今後の利上げも無問題、とぶっこんできたのはキタコレとしか言いようが無いですな、知らんけど。
でまあこの「急激ではない」というのは毎会合利上げでなければ良いのか、四半期でも急激になるのか、とか何なら毎会合50じゃなかったら良いのか(まあそれは今の日本の場合は極論だと思うけど)とか、その辺の何を意味するのかはよくワカランチ会長ではありますが、いずれにせよ「この先も利上げしまっせしかもあと1回で打ち止めとかじゃないですよ」っていうのを示した意見ではございますわな。
しかもですね、
『・ 現在の実質金利がきわめて低い水準にあることを踏まえると、経済・物価の見通しが実現していくとすれば、経済・物価情勢の改善に応じて、引き続き政策金利を引き上げ、金融緩和の度合いを調整していくことが適切である。』
という如何にも大本営というのがさっきの威勢の良い意見の次にあって、大本営サンドイッチの好位置にさっきの「複数回利上げ」「急激じゃなかったら問題なし」が入っているということはこれ即ちハトハト大本営とて1%で打ち止めではないと考えてまっせ、という事を示している訳ですな、としか解釈できないというか、そういう解釈をさせようと思ってこの並び順にしている筈なので、まあそういう事やぞということです。
・その後も利上げ継続の意見になっていますな
この次も総じて「今後の利上げ継続」の話になっていまして、
『・ これまでも、利上げの際に、その経済・物価・金融面の反応を確かめながら、政策金利を引き上げてきており、今後も同じ作業を続けていくことが適当である。』
同じ作業、という事の含意として「半年くらい様子を見る」というのを意味しているのかは謎ですけれども、まあそういうことだと勝手に解釈してやや慎重な人がいますなあと解釈するのですが、その後に並ぶ意見は、
『・ 現状の金融環境は、足もとの円安の進行を踏まえると、経済実態からみて、まだ相当に緩和的である。物価の基調は着実に2%に近づいており、今後も金融緩和度合いの調整を適切なタイミングで行う必要がある。』
ということで次にはやっぱり威勢の良いのがサンドイッチしておるわけでして、その次はビハインドのお話でして、
・ビハインドのリスクに関する言及と利上げペースの前倒しに関する言及
『・ ビハインドザカーブのリスクが顕著になっているとまではいえないが、注意深く適時の政策運営を図っていかなければならない度合いは高まっている。』
ビハインドのリスクが高まっているとは言わないものの、その可能性への言及ということですな、ってところだし、
『・ 今年、海外金利環境が変化した場合には、意図せざるビハインドザカーブが生じるリスクがある。わが国の実質政策金利は世界最低水準であり、為替市場も実質金利差に着目するだけに、大幅なマイナスの実質政策金利の調整を行う必要がある。』
ということで思いっきりビハインドのリスクに言及。
『・ 円安、長期金利の上昇は、インフレ期待等、ファンダメンタルズが反映されている面も大きい。これに対する金融政策面の処方箋は適時適切な利上げに尽きる。』
どう見ても前倒しです本当にありがとうございました。
『・ わが国にとって物価対策が焦眉の急である中、利上げの影響の検証にあまり長い時間を掛け過ぎずに、次の利上げのステップにタイミングを逃さず進むことが必要である。』
チンタラやってるんじゃねえぞコノヤローってことだし、
『・ 利上げの企業・家計行動への影響をヒアリング情報で確認し、中立金利と比べた政策金利の現在地を探りつつ、数か月に一度のペースで利上げを進めることが適切である。』
こちらも半年に1回じゃ遅いわというのがしらっと打ち込まれている訳ですな。
・しかし長期金利上昇に対して市場介入しそうなのが少なくとも2名いそうなのが懸念されますな
最後が長期金利上昇に関する話なのだが、
『・ 過去数年の長期金利の上昇は、国債市場が正常化し、物価安定目標の実現を織り込んでいく過程と捉えられるが、ここ2週間程度の動きは一方的なスティープ化であり、注意が必要である。』
一方的なスティープ化ですかそうですか・・・・・
『・ 長期金利のリスクプレミアムは、財政やインフレ等による押し上げを、本行の国債保有に伴うストック効果が一部相殺しているとみている。最近の長期金利の上昇ペースに貸し手・借り手が適応できているかは、今後も確認したい。』
まあこの辺は別に介入しろという話ではないのですが(ただし一個上は潜在的にちょっと介入しそうな勢いは感じないわけではない)、
『・長期国債の買入れについては、これまでの考え方に沿って、減額と異例時の増額等を行うべきである。』
異例時の増額等ってわざわざ言ってるのが怪しさ抜群でお前実はビビリンチョ介入したいだろほれほれほれ、って感じですな。
『・ 超長期を中心に国債市場のボラティリティが高まっており、今後も需給の不安があるだけに、例外的な状況においては、国債買入れも含めた柔軟な対応の検討が必要である。』
はいきました介入したい人〜orzorz
『・ 最近もあったように、本邦債券市場におけるボラティリティの上昇は、時期や規模の特定はできないとしても、その可能性自体は想定できるものである。ボラティリティの上昇時に中央銀行にとって重要なことは、市場機能が働いているかの見極めである。日本銀行に課された役割と政策の目的に沿って、その範囲で用いるべき手段を理解してもらう努力が引き続き重要である。』
最後がこちらでして、「市場機能が働いているかの見極めである」ってのがあるので介入しようの人ではなくて寧ろ安直な介入ダメ!!っていう側の人だと思われますのでそこは安心感漂いますな。
ということで長期金利の部分、どうも2名か3名くらい金利上昇にビビって介入に関してウズウズしている向きがいるようでどんだけチキンなんだよと思ってしまいますが、変な介入すると却って「日銀による財政ファイナンス」って言われて取り返しのつかないこと(だいたい起きそうなのはド円安)が起きかねないので、お願いだからそれは踏みとどまってという話だし、とっとと利上げして短期金利せめて1.5%までちゃっちゃと上げて一旦様子見しますみたいにすれば長期金利だって落ち着くとは思うのですよね。
ただまあそういう話って昨年というか一昨年位だったら1%までさっさと利上げして様子見しておけば、って事だったと思いますわけでして、これってつまりは利上げの遅れ、すなわち政策がビハインドしたことによって「さっさと利上げして様子見」の水準が切りあがってしまっている、ということを普通に意味している訳でして、半年に1回とかデフレ脳丸出しの利上げペースを言ってる場合じゃねえよ、ってな話なのですけれども、長期金利介入の部分は多少の懸念がありますが、物価と政策のところをみていると、まあ普通に強気化というかエライ強気化している訳で、展望レポート基本的見解も見通し数値は兎も角として内容が定性的に大強の皇子になっていたことを踏まえますと、主な意見もさもありなんという感じではあるのですが、ただ展望レポート基本的見解よりも強いですし、その辺りは一々比較していると大変なことになるので割愛していますが、12月の利上げ会合の主な意見よりも寧ろ今回の方がツエツエ蠅になっている訳で、あらまあ結構お強いメッセージなのね、とは思いました。
・政府の意見ですが
財務省からはこんなのが。
『・ 日本銀行には、政府との緊密な連携のもと、内外の経済情勢等を十分に注視し、市場とのコミュニケーションを図りつつ、2%の物価安定目標の持続的・安定的な実現に向けた適切な金融政策運営を期待する。』
10月会合主な意見
https://www.boj.or.jp/mopo/mpmsche_minu/opinion_2025/opi251030.pdf
を見て頂ければわかりますが、財務省のこれは定型文章でした。12月の利上げ会合の時にやたらめったら「丁寧な説明をお願いします」って言われていたので暗に「お前らのコミュニケーションが毎度下手糞なんだよヴォケ」と言われていたように見えましたが、今回は無事に定型文章に戻って良かったよかった(のか??)
内閣府からはこんなのが。
『・ 今後の「強い経済成長」と「安定的な物価上昇」の両立の実現に向け、適切な金融政策運営が行われることが非常に重要である。』
と思うなら高圧経済音頭は止めなさいと思いますけど信念なのでどうしようもねえwww
でまあそれはさておき次の何ですけど、
『・ 日本銀行には、経済・物価動向の丁寧な点検とともに、日本銀行法、政府・日本銀行の共同声明の趣旨に沿って政府と緊密に連携し、2%の物価安定目標の持続的・安定的な実現に向け、適切な金融政策運営を期待する』
ってあるのですが、これ10月の主な意見の中には無かったのが「経済・物価動向の丁寧な点検とともに」って言葉なんですが、物価動向を丁寧に点検したら利上げになると思うのだが、そういう含意で言ってるのかどうかはよくわからんところではあります・・・・・・
などとやってたら時間が無くなってしまったのでその他中銀ネタは継続審議ということで(滝汗)。
2026/02/02
お題「3M入札は75bp乗せましたがその後は反転堅調とな/自民大勝しそう(中道自爆とも)で高圧経済が捗りますな/トラ公これはよいTACO」
そらそうよ(中身無課金だから読めないけど)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA28AFX0Y6A120C2000000/
年金積立金、消費税減税に使える? 運用益も将来給付に織り込み済み
Check Point
衆議院選挙2026
2026年2月2日 5:00
[会員限定記事]
『衆院選の公約で、公的年金積立金を消費税減税などの財源として活用する案が浮上している。積立金は運用益も含めて今後100年の給付財源として織り込み済みだ。流用すれば将来世代の給付水準が低下しかねない。』(上記URL先より、以下会員記事)
〇短国3Mは0.75%乗せ入札になりましたがそこで需要を確認したって話なんですかねえ
うーむ
https://www.mof.go.jp/jgbs/auction/calendar/tbill/tbill_nyusatsu/resul20260130.htm
国庫短期証券(第1359回)の入札結果
『本日実施した国庫短期証券(第1359回)の価格競争入札及び国債市場特別参加者・第T非価格競争入札について、下記のように募入の決定を行いました。
記
1.名称及び記号 国庫短期証券(第1359回)
2.発行根拠法律及びその条項
財政法(昭和22年法律第34号)第7条第1項、財政融資資金法(昭和26年法律第100号)第9条第1項並びに特別会計に関する法律(平成19年法律第23号)第83条第1項、第94条第2項、同条第4項、第95条第1項、第123条の18第1項、第136条第1項及び第137条第1項
3.発行日 令和8年2月2日
4.償還期限 令和8年5月7日
5.価格競争入札について
(1)応募額 11兆8,206億円
(2)募入決定額 3兆6,987億6,000万円
(3)募入最低価格 99円80銭5厘0毛
(募入最高利回り) (0.7586%)
(4)募入最低価格における案分比率 27.3269%
(5)募入平均価格 99円80銭6厘8毛
(募入平均利回り) (0.7516%)』
ということで何と平均も0.75%に乗って付利よりも(ほんのちょっとだけど)お高い金利になっておられるの巻と相成っていまして、いやまあ3Mの方が金利高くて然るべきではあるので元々の短国の金利が低すぎだったというのはあるのですが、何はともあれ付利金利乗せという結果になっておりまして、これ即ち保有期間中の利上げへの意識がある証拠、というのが今の短国界隈での金利の読み方になるかとは思われます(当座預金付利と大幅な超過準備のコンボさえなければもっと金利は上で然るべきではありますがまあこういう構造になってしまっているのでシャーナイナイ)。
とは言え売参ちゃんの方は、
https://market.jsda.or.jp/shijyo/saiken/baibai/baisanchi/index.html
(1/30引値)
国庫短期証券1356 2026/04/20 平均値単利 0.730
国庫短期証券1358 2026/04/27 平均値単利 0.730←3M前回債
国庫短期証券1359 2026/05/07 平均値単利 0.740←新発3M
国庫短期証券1342 2026/05/11 平均値単利 0.740
国庫短期証券1360 2026/05/11 平均値単利 0.740←今週入札予定の3MWI
国庫短期証券1307 2026/05/20 平均値単利 0.780
国庫短期証券1349 2026/06/10 平均値単利 0.780
国庫短期証券1313 2026/06/22 平均値単利 0.795
国庫短期証券1354 2026/07/10 平均値単利 0.795←6Mカレント
(1/29引値)
国庫短期証券1356 2026/04/20 平均値単利 0.750
国庫短期証券1358 2026/04/27 平均値単利 0.745
国庫短期証券1359 2026/05/07 平均値単利 0.750
国庫短期証券1342 2026/05/11 平均値単利 0.785
国庫短期証券1307 2026/05/20 平均値単利 0.810
国庫短期証券1349 2026/06/10 平均値単利 0.810
国庫短期証券1313 2026/06/22 平均値単利 0.820
国庫短期証券1354 2026/07/10 平均値単利 0.820
ということで、新発だけではなくて、ここもと引値がやっと甘くなってきたわ、という風情の6Mあたりの金利もちゃっかりと低下遊ばしておられまして、その間の辺りの金利も下がってまたまた6Mカレントは0.80%割れの引値、ということでこの辺全般に(というかまあ後ろも含めて)お強くなっておられます。
まあ金曜に関しては東京CPIが事前予想よりも弱めに出たというのはあるのですが、
https://jp.reuters.com/markets/japan/5T5JUU3QXVJSPOK5UFCXTTSIT4-2026-01-30/
〔マーケットアイ〕金利:国債先物は反発、弱いCPIと強め入札が買い材料 長期金利2.24%
ロイター編集
2026年1月30日午後 3:47 GMT+9
『[東京 30日 ロイター] - <15:20> 国債先物は反発、弱いCPIと強め入札が買い材料 長期金利2.24%
国債先物中心限月3月限は、前営業日比9銭高の131円61銭と反発して取引を終えた。東京都区部の消費者物価指数(CPI)の弱さや2年国債入札が強めの結果だったことを受けて債券が買われた。新発10年国債利回り(長期金利)は同1.0ベーシスポイント(bp)低下の2.240%。一方、超長期債利回りは米金利に追随して上昇した。』(上記URL先より、以下同様)
ということでして、
『さらに財務省が実施した2年利付国債入札が、前場に利回りが低下して迎えたにもかかわらず強めの結果となったことも、中期債の追加的な買い手掛かりとなったという。』
ってなことで2年強かったのもあるのですが、ただゆうてアクチュアルのCPIってそもそもが以前の見通し対比で言えば上振れ推移している(から今回の展望レポートにおいて政府の物価抑制策を織り込んでいるのにコアCPI見通しを横ばいとかに置いている)のですし、今回の展望レポートでは更に「基調的物価」の方に軸足を置いた説明をしている、というのは展望レポート及び会見を見れば見え見えなのでありまして、寧ろCPI強くない方が消費にプラスで経済にはプラスなので需給ギャップのプラス拡大だかマイナスの縮小だか知らんけど、需給ギャップがアンダーライングの物価を押し上げるので物価目標達成に向けては(゚д゚)ウマーって話になる筈なんですよね。
ということでですな、そもそも論として(無茶苦茶伸び率が下がれば別ですが)多少の下振れで利上げが遅れるとか遅れないとか言う話よりも、やっぱり為替のところになるんじゃないですかねえ決め手は、とは思うのですが、ここもとちょっと利上げ織り込みの前倒しが勢い良かったので水入りになるのは仕方ないところかもしれませんな。
『TRADEWEB
OFFER BID 前日比 時間
2年 1.224 1.231 -0.024 15:04
5年 1.651 1.66 -0.019 15:14
10年 2.238 2.244 -0.006 15:13
20年 3.165 3.172 0.006 15:15
30年 3.624 3.631 0.006 15:14
40年 3.879 3.889 0.021 15:14』
まーたツイストしてるのかという所で、木曜までは40年怒涛のフラットニングとかしていていきなり月末日に怒涛のツイストスティープとか金曜もメンヘラ相場とか言ってましたがメンヘラにも程がある訳で、これは何なんでしょうかねえとは思うのですが、この週末に「高圧経済待ったなし」にしか見えないような一連の流れが出ておりますので、というのを次にネタにしますが、高圧経済相場じゃあああああということになりますと、さて月末明けはどうなるんじゃろの世界でマジでワケワカランチ会長ではあります・・・・・・・
〇これは高圧経済待ったなしですなあ(衆院選情勢記事より)
まあこりゃ中道の自爆って結果になったということですかね
https://www.asahi.com/articles/ASV212VHMV21UZPS002M.html
自維300議席超うかがう 中道半減も 参政・みらい勢い 朝日調査
有料記事
2026年2月1日 21時10分
『2月8日投開票の衆院選(定数465)について、朝日新聞社は1月31日から2月1日にかけ、約37万人を対象に電話とネットによる調査を実施し、取材情報も加えて中盤情勢を探った。@自民党は単独で過半数(233議席)を大きく上回る勢いで、日本維新の会とあわせて与党として300議席超をうかがうA中道改革連合はふるわず、公示前勢力(167議席)から半減する可能性もあるB国民民主党はほぼ横ばいC参政党、チームみらいが躍進――などの情勢となっている。』(上記URL先より、以下会員記事)
ってな訳ですが、朝日新聞が出してくるのが確か経験則的には一番精度が高いんじゃなかったかしらということなので朝日が出すまで待ってましたが、なんでしょうかねえこのCに関しては正直どっちにも(ノ∀`)アチャーとしか思わない程度にヒネクレモノなのでアレですが、中途半端な現状維持よりはどっちかに振れてもらった方がその後白黒つきやすくなるからまあこれはこれで。
でまあこうなった後に「力強い信認を頂いた」って事になって高圧経済をぶっ放すであろうことは概ね予想できますので、その後がどうなるか、って話でまあだいたいこういうのを前提にした場合にさてどうなりますでしょうか、というお話になるんでしょうな。
・・・・一応選挙後になって「高圧経済やってよい状況ではない」ってのに目覚めるという可能性に関してはワンチャン期待したい所ではあるのですが、まあ何のかんの言いましても結局高市さんあっちのお方だよなというのは先週末のホクホク発言でお察しという話でして、週末は日経新聞ちゃんが怒涛の全文公開記事でツッコミ2部作があったのはクソワロタです。
第1部
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA3120L0R30C26A1000000/
高市早苗首相「円安で外為特会ホクホク」 為替メリットを強調
衆議院選挙2026
2026年1月31日 17:45
『トランプ関税、円安がバッファー 首相「円安発言」の全文
高市早苗首相は31日、川崎市内で衆院選の応援演説をし、円安について発言した。該当部分の全文は以下の通り。※衆院選候補者の名前は省略した。』(上記URL先より、以下同様)
ってな訳で全文ご紹介(しかもいつもだと無料記事にならんのにまさかの全文公開記事)というのが味わいがあるのですが、最近はメディアの方が「切り取り批判」について言われるのできっちり全文公開って動きをするようになっている事案がチラチラ見られるようになってこれはこれで結構な状況ですわなと思います。
『国内投資がとことん低い。だからよその国は今もう何をしているかって言ったら、海外に投資してるんじゃなくて、自分の国内に投資をする。自分の国内で工場をつくる。自分の国内で研究開発拠点をつくる。だから、自分の国内で投資をしているんです。ここは日本は弱かった。ガラッと変えようとしてます。高市内閣で。』
これコーポレートアクションコードの見直し絡みでの話に関連しているんですけれども、見直しの際には労働分配に関しても織り込んでいただきますとこちとら実質賃金(以下割愛)。
『だって為替変動にも強い経済構造をつくれるではないですか。国内でつくるんだから。為替が高くなったが、それがいいのか悪いのか、円高がいいのか、円安がいいのか、どっちがいいのか、皆わからないですよね。』
自給自足経済になる訳ではないのでそれはちょっと話の盛り過ぎ疑惑。
『むかし、民主党政権の時、たしかドル70円台の超円高。日本で物をつくっても輸出しても売れないから、円高だったら輸出しても競争力ないですよね。日本の企業、海外にどんどん出ていっちゃった。』
失業率の改善に関しては構造要因なんだよな〜、というかもはや労働供給がボトルネックになってしまうような構造なので失業を何とかしようという話ではないんで・・・・
『それで、失業率もすごい高かった。そっちがいいのか。今円安だから悪いって言われるけれども、輸出産業にとっては大チャンス。食べ物を売るにも、自動車産業も、アメリカの関税があったけれども、円安がバッファーになった。ものすごくこれは助かりました。』
ちょwwwwwwwwwwwwいやまあ輸出企業への円安メリットで関税の悪影響を減らせたのはその通りなんですがそれは堂々と言う話なのかというと・・・・・
『円安でもっと助かってるのが、外為特会っていうのがあるんですが、これの運用、今ホクホク状態です。』
・・・・・・(ノ∀`)アチャー
『だから円高がいいのか、円安がいいのかわからない。これは総理が口にすべきことじゃないけれども、為替が変動しても強い日本の経済構造を一緒に私はつくりたい。だから国内投資をもっと増やしたい。そう思ってます。』(記事ここまで)
とのことで、折角なので記念に引用させていただきまして日経さんありがとうございましたという所ですが、その後も日経第2弾の続報をぶっこんでおりまして、
第2部
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA010HQ0R00C26A2000000/
高市首相「外為特会の運用ホクホク」発言で説明 「円安の利点強調せず」
衆議院選挙2026
2026年2月1日 12:23
(2026年2月1日 17:36更新)
『高市早苗首相(自民党総裁)は1日、自身のX(旧ツイッター)で衆院選の応援演説での「円安で外為特会の運用がホクホクだ」という発言の意図を説明した。「円高と円安のどちらが良くてどちらが悪いということではなく『為替変動にも強い経済構造を作りたい』との趣旨で申し上げた」とコメントした。』(上記URL先より)
ということで1日にツイッターで高市総理が説明した全文とさっきの31日の全文を並べるとかいう日経怒涛の攻撃を行っていましてクソワロタのですが、まあ選挙で勝ったら「皆様の圧倒的な信認を得ました」って調子にのって高圧経済音頭を踊りだして面白展開が発生する、に1万ドラクマと申し上げておきましょうwwwww
更に味わいの深いニュースがw
https://www.chibanippo.co.jp/articles/1564330
【速報】千葉県の熊谷知事、高市首相「外為特会ホクホク」発言をSNSで批判 「聞くべき相手間違えないで」2026年2月1日
18:23 | 無料公開
『高市早苗首相が1月31日の街頭演説で、円安の経済に与えるメリットを強調し「外国為替資金特別会計(外為特会)の運用もホクホク状態だ」と発言したことに関し、千葉県の熊谷俊人知事は自身のフェイスブックで「経済大国の首相として、金融関係者から相手にされないような主張を信じるのはやめてほしい」と痛烈に批判した。』(上記URL先より)
>金融関係者から相手にされないような主張
>金融関係者から相手にされないような主張
>金融関係者から相手にされないような主張
(;∀;)イイシテキダナー
とまあそういうことで高圧経済が捗るんじゃねえのとしか言いようが無いのですが、まあ捗った方が白黒はっきりするから寧ろエエンチャウノという気はしないでもない。
〇トラ公って本当にヤバイ選択はギリギリで回避してTACOるのよね〜(ウォーシュ議長ノミネート)
https://jp.reuters.com/markets/japan/3LGNCMMISNPORG4SI5YT72F6PQ-2026-02-01/
トランプ氏、FRB次期議長の承認に自信 民主党の支持期待
Trevor Hunnicutt
2026年2月1日午後 4:20 GMT+9
『[大統領専用機内 31日 ロイター] - トランプ米大統領は31日、米連邦準備理事会(FRB)議長に指名したケビン・ウォーシュ元FRB理事について、上院で一部民主党議員の支持を得る可能性があり、承認を得るのに問題はないとの認識を示した。』
『大統領専用機内で記者団に「(ウォーシュ氏は)非常に良い候補なので、恐らく民主党の票も獲得できるだろう」と述べた。「彼は非常に優秀な人物だ。承認されるのに何の問題もないはずだ」と語った。』(上記URL先より)
ということとでウオーシュさんがノミネートとなりまして、まあこれだとパウちゃんもそこまで暴れなくても済みそうで何よりという感じではありますが、本当にヤバそうなものをTACOるのが何んともかんともですが、ゆうてそうじゃなかったらとっくの昔にろくな死に方をしていなかったでしょうからそうなのかね〜とか思ってしまいました。
https://jp.reuters.com/markets/japan/HFATL7XEKNNPLLC5X7R2ILAJOU-2026-01-30/
情報BOX:次期FRB議長指名のウォーシュ氏、その横顔
ロイター編集
2026年1月31日午前 7:35 GMT+9
『<タカ派かハト派か?答えは両方か>
ウォーシュ氏は、FRBは金利を大幅に引き下げるべきと主張する。特に人工知能(AI)による生産性向上が物価抑制の一助となるため、FRBはインフレ抑制に向け雇用市場を犠牲にする「選択」をする必要はないとし、トランプ氏と一致している。』
『しかし、FRB理事を務めていた5年間にはインフレ「タカ派」として知られた。また、住宅ローンやその他の長期金利引き下げに向け、FRBの大規模な債券保有を恒久的な金融政策手段として利用することに批判的な見方を示していた。』
『<FRBの独立維持望む、改革は必要>
ウォーシュ氏は長らく、FRBが物価安定と最大雇用という二大責務から外れ、独立性を危うくしていると批判してきた。昨年4月には、政策決定の指針を修正の可能性がある「陳腐な」政府データに頼るのをやめるべきだとしたほか、政策当局者の経済予測や金利の方向性を国民に知らせる「フォワードガイダンス」を批判した。また5月には、バランスシートを拡大しないようにすれば、政策金利を引き下げることができるという認識を示した。』(以上上記URL先より)
利下げはするけどインフレが上振れしそうになったら普通に対応しそうだし、バランスシート政策を突っ込むよりは金利政策を選好しそうに見えますが、まあお手並み拝見という感じですけど、無茶苦茶なものでは無さそうなのでそれは良かったですね、という所で。
しかしウォラー理事の25bp利下げって何だったのかということでして、あらあらあらウォーラーちゃん、議長に指名されると思って提案しちゃったのに指名されなかったの、かなちいね〜、ってな所ですなwwwwww
・・・・てな訳でニュース貼り貼りおじさんで日銀とかFEDネタどうなったという話ですが、まあ次は3月ですからちょっとボチボチ成敗で勘弁してつかあさい(ただのぐうたらなだけですが)